怪人二十面相 (少年探偵・江戸川乱歩 文庫版 第 1巻)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591084120

感想・レビュー・書評

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  • 推理小説として普通に面白かった。丁寧かつ本質をつくようなものの書き方が、心地よかった。

  • 子供向けに書かれた推理小説。読者に語りかけてくるところが、物語に引き込まれる。トリックなどは変装なので似たようなものだが、キャラクターが魅力的に描かれていたので楽しんで読み進めることができた。

  • 子供の頃、表紙が怖くて読めなかったシリーズ。展開も早いし、子供が読んだら楽しいでしょうね。

  • 変装の方法やトリックがたくさんあり、読者を飽きさせることなく楽しませてくれます。また、明智小五郎と二十面相の攻防が毎回ハラハラ、ドキドキで、スリルを文字越しに感じることができるので、小説をあまり読んだことがない方にもオススメです。

  • たまに「読者諸君」と語りかけてくれるので、物語の一員になったように感じられる。
    語りかけてくる文と読みやすさで、子ども達に大人気だったことが頷ける。

    コナンはこれをモデルにしてるんだなと思う部分が多数あり面白い。

  • いわずと知れた古典的作品。名探偵明智小五郎と、助手の小林少年。そして宿敵、怪人二十面相。

    「怪人二十面相」は自在に変装して、如何なる人物にも完全になりきる術を持つ。なので、ほぼなんでもありの展開。
    実業家 羽柴氏の大邸宅、修善寺近くの美術城、東京駅内ホテル、国立博物館、と予告窃盗や対決の場が次々に展開。明智と二十面相のやられてはやり返す応酬。

  • 小学生の時にワクワクしながら読んでいた江戸川乱歩の作品を再読。いま改めて読んでみると怪人二十面相(怪盗キット)を良いところまで追い詰める明智小五郎(コナン、名前は毛利小五郎似)がよぎる。怪盗キットと怪人二十面相の共通点は変装が得意、ひとを殺さない、狙うものは宝石や絵画などで現金は狙わない、予告文を必ず出すところなどほぼ二十面相=怪盗キット!!
    展開も「あ、これは手下の変装かも」「これはまさか怪人二十面相かも…」「ほら〜やっぱり〜」という感じで改めて読むと分かりやすくて簡単なのに小学生の私はドキドキだったのを覚えてる
    小林少年の探偵ななつ道具の中のひとつ相棒の伝書鳩のヒッポちゃんを心配してる場面が小学生っぽくて可愛い。

  • 子供のころに完全読破した江戸川乱歩の名作、怪人二十面相シリーズの第一作です。先日読了した【ビブリア古書堂の事件手帖】の中に、少年探偵団をテーマにしたお話があり、それに触発されて購入しました。(笑)
    確か、この作品を初めて読んだのは小学校3年生くらいの頃だったと思うのですが、とにかくワクワクドキドキしたことを、今でも鮮明に覚えています。そして、時を経て今読んでみての感想は・・。
    全く変わらず、今読んでもすごく面白かったです!
    決して人を殺さない怪人二十面相は、悪人なのですが、ヒーロー要素抜群で、めちゃくちゃ魅力的!ちょっとドジな部分があるのがまたいいんですよね。^^ 時代を超えて、大人から子供まで楽しめるエンターテインメント活劇です。

  • ビブリア古書堂に感化されて購入。
    元祖!って感じ。
    覚えてないけどたぶん子供のときにも読んだんだろうなぁ。

  • はじめて江戸川乱歩読んだ!スラスラと読めて楽しかった。シリーズ読み進めたい。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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