SFセレクション (2) (SFセレクション 2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591084960

感想・レビュー・書評

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  • カレル・チャペックシンポジウムが開催されました | チェコ共和国大使館
    https://www.mzv.cz/tokyo/ja/science_inovation/year_of_science_education_inovation_2021/symposium_Karel_Capek.html

    ロボットvs.人類| SFセレクション| 知識・教養| 本を探す|ポプラ社
    https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/7024002.html

    このカバー画良いね(不覚にも未読)

  • SF初心者にとってはかなりの良アンソロでした。
    カレル・チャペックによる”ロボット”という語に関しての序文に始まり、アシモフの「ロビィ」、手塚治虫の「火の鳥 復活編 AD3009」という怒涛の子育てロボ良短編作品。
    ロビィは何度読んでも心の臓がしんどくなる…。マジでこういう時代が来るんじゃねえか…。スマホとかPCっていう媒体的な意味じゃなくて、温度のある生き物の友達よりも、冷たい金属でできた友達を恋しがってずっと一緒にいたがる子どもたち…。やっぱやべーなアシモフ…。
    火の鳥はやっぱ読むべきかな…。これがかの有名なロビタの最期…。プログラムされた尊厳のために自害するロボット達…己が身勝手さのために破滅する人類…。
    矢野徹の「フレンドシップ2」はすごい…これだけでもう洋画やん…。全てがSF映画として成立している…。泣ける…。
    古田足日の「アンドロイド・アキコ」も面白かったな…。オチまで含めて、人間の愚かしさとロボットのプログラムへの忠実さのいじらしさっていうか…。
    星新一の「宿命」どうして星新一は毎回まいかいこんなにも”残酷”を容易く、そして情け容赦なく描けるのか…。怖いよ…。

  • 小説

  • SFアンソロジー。マンガもあり。
    名作揃い。この作品たちを知らずにいたなんて!
    「フレンドシップ2」なんて、泣くに決まってる。
    SF入門にピッタリ。

  • 2015年2月28日

    <SF selections vol.2 Robot vs. the human species>
      
    装画/渡部洋、久木晃嗣
    装幀/井上則人デザイン事務所

  • 面白いので、シリーズの他の本も読みたくなった。

  • サブタイトルは『ロボット vs 人類』

     ジュブナイル第二弾である。

     まずはロボットというワードの定義。「ロボットという言葉はどのように生れたか(カレル・チャペック)」 。

     次は懐かしい「ロビイ(アイザック・アシモフ)」 。人がモノに愛情を注ぐように、ロボットにも感情があるんだよ。

     そしてマンガの「火の鳥・復活編・AD3009(手塚治虫)」。初めて読んだが、破壊的だがなかなかいい味だ。

     さらに似た心あるロボット 「フレンドシップ2(矢野徹)」 。

     製作者の孤独が悲しい「アンドロイド・アキコ (古田足日)」。

     こらも懐かしい 「宿命(星新一)」。

     そして、子どもたちには難解じゃないかなと思うエッセイ 「未来世界の構築(ジェリー・パーネ)」 。

     あとがきでも触れられているが、最近は考えるロボットが主役にならないなぁ。心あるロボットのお話読みたいなぁ。

  • 赤木かん子編
    某市の図書館にて発見。短篇集。
    ?「ロボットという言葉はどのように生まれたか」カレル・チャペック(ロボット(R.U.R)岩波文庫)
    ?「ロビイ」アイザック・アシモフ(われはロボット決定版早川書房)
    ?「火の鳥復活篇AD3009」手塚治虫
    ?「フレンドシップ2」矢野徹(盗まれた東京三省堂)
    ?「アンドロイド・アキコ」古田足日(月の上のガラスの町童心社)
    ?「宿命」星新一(マイ国家新潮文庫)
    ?「未来世界の構築」ジェリー・パーネル(SFの書き方講談社)

    世界や日本のSFの巨匠達の作品が集められている。矢張、巨匠だけあって面白いし、社會を風刺している物もあるので考えさせられる。後書きにもあったが、ロボット物の作品の根底にあるのは差別だ。ロボットにも権利がある、対等だと認めてほしいと。

  • アンドロイド・アキコ(古田足日)

  • 『ロボットという言葉はどのように生まれたか』 カレル・チャペック
    をはじめとして、ロボットに関わる作品を集めたジュニア向けのアンソロジー。


    SF作品に欠かすことのできないものの一つとして『ロボット』はあるでしょう。
    ロボット物の大きな特徴として、ただの機械としてヒューマニズムの対局に置かれるか、あるいは感情が芽生える新たな生命として描かれるか・・でもどちらにも根底にあるのは、差別ではないでしょうか。感情を理解できないことによる悲劇、あるいは持ってしまったことによる悲劇。数々の切ない名作がありますね。

    ロボットものといえば、清水玲子さんが思い浮かびます。ジャックとエレナの物語。これもロボット故のとても切ない話でした。
    あと、大原まり子さんの銀河郵便シリーズ。こちらはうって変わってはちゃめちゃに楽しい話でした。こう書いてて思うのが、どちらも異種族(?)間の恋、禁じられた恋・・この辺に私の地質が見てとれるような・・

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著者プロフィール

一八九〇年、東ボヘミア(現在のチェコ)の小さな町マレー・スヴァトニョヴィツェで生まれる。十五歳頃から散文や詩の創作を発表し、プラハのカレル大学で哲学を学ぶ。一九二一年、「人民新聞」に入社。チェコ「第一共和国」時代の文壇・言論界で活躍した。著書に『ロボット』『山椒魚戦争』『ダーシェンカ』など多数。三八年、プラハで死去。兄ヨゼフは特異な画家・詩人として知られ、カレルの生涯の協力者であった。

「2020年 『ロボット RUR』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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