SFセレクション (5) (SFセレクション 5)

制作 : 赤木 かん子 
  • ポプラ社
3.60
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本棚登録 : 60
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591084991
#SF

感想・レビュー・書評

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  • 曽祢まさこ先生の「おむかえがくるよ」
    もう発想が地獄すぎてディストピア世界観ここに極まれりって感じだ……。
    そんな恐ろしい世界を70年代少女漫画でございというキラキラ作画で描き上げられているから余計に…余計に…すげえ……。

  • ●The end of the world / 那須正幹 著
    ●悪夢の果て / 赤川次郎 著
    ●おとうさんがいっぱい / 三田村信行 著
    ●電話がなっている / 川島誠 著
    ●おむかえがくるよ / 曽祢まさこ 著
    ●解説 / 赤木かん子 著

    赤木かん子 編

  • 児童向けSFアンソロジー。
    川島誠の「電話がなっている」目当てで読んだが、こういうシリーズが出ていると初めて知った。
    地球で起こり得るかもしれないディストピア短編を集めていて、どれもじっとりした恐ろしさ。
    特に赤川次郎「悪夢の果て」はギクっとした。

  • 怖い!
    それぞれ書かれたのは随分前なのに、イマ、そしてこれからのこと書いてます。

    THE END of the WORLD 那須正幹
    核攻撃受けた後の世界
    大丈夫という上の情報ってどこまで信頼できるのか、いつもそうだ

    悪夢の果て 赤川次郎
    赤紙はいつも恐怖
    息子達郎に赤紙が来る
    「子供の命は子供のものだ。親のものでも、国家のものでもない!」
    結局、俺たちは「大人にとって都合のいい子供」を、作ろうとしたのだ

    親が子供に望むこと。それはともかく「生きていてくれる」こと、そして子供が自分のやり方で幸せになることだ。たとえそれが親の望みと違っていたとしても。

    おとうさんがいっぱい 三田村信行
    増えたお父さんを想像するとそれだけで怖い
    その中から一人選ぶのはトシオ
    それ以外は処分?
    最後のオチはもちろん今度はトシオが増える番


    電話がなっている 川島誠
    人口がどんどん増えてしまうことが最大の問題となっている未来
    子どもは15歳で進路を分けられてしまう
    Eランクなら食料として肉になる、怖い
    電話をかけてくるのは君
    その君とは〜

    おむかえがくるよ 曽袮まさこ
    コミック
    これまた怖い
    春と秋の年二回、SSL宝くじが売り出される
    10年、20年、1年と寿命を買うのだ
    それに当たらないと70歳でお迎えがきて処分される
    長男のぼく航10歳
    アカネ4歳
    おばあちゃん
    お父さん
    お母さん
    キャンという名のねこ
    宝くじは5千円

    航はおばあちゃんのために宝くじを買う
    しかし家が苦しい状態なのを知って〜

  • SF短編集。
    児童文学の括りであるが、なかなか考えさせられる。
    側から見たら狂っているシステムに考える事もせずに従っている私たちの話。
    そんなの作り話だし、と安全圏から見下ろしてたら、いつかそっち側にいたりして…。

  • ふゆさんが読んでいたので予約してみた。

    全部が怖い話ということだったが、別に怖くはなかった。

    ただ全部が胸糞だった。後味悪っ!

    赤木かん子さんという人に興味を持った。

    ズッコケ三人組を書いた人にも興味を持った。

    少し那須正幹を読んでみようか。

  • 小説

  • SF。アンソロジー。
    子供向けの作品のはずですが、子供が読んだらトラウマになりそうなくらい怖い。

  • 2015年5月28日

    <SF selections vol.5 The End of the World>  
    装画・挿画/三輪太郎
    装幀/井上則人デザイン事務所

  • たしか、島本理生さんの本の中に the end of the worldが出てきて、読みたいと思っていた。
    SFとか、ミステリー、ファンタジーは子どもが読者にはまる入り口だと思う。
    この本も全部おもしろかった。
    子どもが自分や、まわりの人の深層心理に気づき、!ってなるのでは。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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