風の天使(エンジェル)―心の扉が開くとき (ポプラポケット文庫 (053-1))

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著者 : 倉橋燿子
  • ポプラ社 (2005年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591088838

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風の天使(エンジェル)―心の扉が開くとき (ポプラポケット文庫 (053-1))の感想・レビュー・書評

  • 心が洗われる作品。
    女の醜さと男の不器用さ集団の弱さが、風子のまっすぐで美しく強い心で、ほぐされてやわらかくなる。登場人物に共感することも多く、読んでいて自分も一緒にい、或いは人物と自分を同一視するような感覚。風子の、サーヤが私を嫌いでも私はサーヤが好き、という台詞、分かるけど分からなかった。言いたいことは何となく分かる。しかし本気で相手の友達のことを思い自分が辛くても笑顔で辛くする相手を寧ろ哀れむなんて…とても出来ない。無関心や適当に逃げることで相手を嫌うことのなかった自分からすれば、あまりに正面衝突な思考に思えた。仲良しグループでの争い、悪口によって築く結束、除け者あっての団結。とてもリアリティーがあった。あの時この本を読んでいれば或いは、違う道や解決があったのかもしれないなと思うと同時に、でもこれはこれで良かったのかもしれないなとも感じた。淋しそう、かわいそう、そういって暴力に走る男女を突き放すのではなく、その悲しみを一緒に感じながら積極的にかかわり、結果的に癒し友達となる風子の魅力は文句なしだった。またグループに嫌われるのを覚悟で勇気を出したサーヤや、クラスで浮いていた女の子が風子と仲良くなり笑うシーン、風子の父と仕事のお兄ちゃんといとこが話をするシーンなどが好きだった。人物の成長や浄化?を通して読者も綺麗になれる本だ。小学校の教科書や問題で出てきそうな、良い話。学校で構える人がいるかもしれないが、難しいのではなく、素直に読めるという意味でだ。変に表現技法が云々とか、この文の社会的意義はとか、そういったことを抜きにして感動し楽しめる。読んでいる最中、目の奥と胸の奥が詰まり、涙が出そうになる、あの、心に涙のもとが溜まっていくじわっとした感覚があった。気持ちよい、素直な気持ちよさを味わった。読んで良かった。

  • 小学生中高年ぐらいの子に読んで欲しい。
    主人公と、同年代だからこそなにか得るものがあるんじゃないかなーと思います。

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