- Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591089293
感想・レビュー・書評
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「すずかけ通り三丁目」を読んでさびしくなった。くうしゅうで、母親は助かったけど、子ども2人が死んでしまったから。お母さんはかわいそうだった。
1番すきだったのは「小さなお客さん」。まついさんのタクシーのタイヤがパンクしたら、小さなお兄ちゃんと弟が来て、てつだってくれた。まついさんは兄弟をタクシーに乗せて走ってあげた。その兄弟は、実はキツネで、かわいいと思った。ぼくも会いたい。おにごっこをしたい。(小3)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
児童書の文庫版である。タクシー運転手の松井さんが運転するタクシーに乗車した不思議な乗客について、短い話がいくつもある。絵本でも面白かったであろう。
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小学校の教科書で一番記憶に残っているお話「白いぼうし」を手元に残しておきたくて購入。
言葉から香りや色、あったかさを感じます。
あまんきみこさんの本を集めるようになるきっかけとなった思い出の作品。 -
0030 2018/05/13 読了
小学生の頃好きだった本。
久々に読みたくなって買った。もう刷ってないのかな?と思うくらい新刊書店では売っておらず、古本屋で購入した。
「小さなお客さん」で、普段は温厚な松井さんがタイヤのパンクに"らんぼうなしたうち"したのが面白かった。松井さんも人間だもんな、ムカつくこともあるよね。
このシリーズの話で一番好きな話が「すずかけ通り三丁目」。むしろこの話しか覚えていなかったから読み直したんだけども。
他の話は不思議な世界でほっこりする話だけど、この話はちょっと悲しい。
家の中でどんな会話をして戻ってきたんだろうなあ。
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図書館で。
「これはレモンの匂いですか?」というダイアログは印象的だったなぁ。確か、小学校3年生の時の国語の教科書に載っていた気がする。あれ?3年生はオアシスだったかな?猿の電車もあったような気がするし… 色々ごっちゃになってる感はありますが子供の頃の記憶って忘れないものだなぁ。
というわけで松井さんのお話ってシリーズだったんだな、と初めて知りました。ちょっと可愛い、不思議なお話がいっぱい。でもコレ、小学生の頃に読めば良かったな。 -
まじめで平凡なタクシー運転手・松井五郎さんに起こる、不思議で奇妙な物語。心優しき主人公の正直な行為のひとつひとつに、胸があたたまりしみじみ考えさせられる。
処分しようと思い読み返してみたけれど、これは断念!永久保存にするつもりです。 -
読んでいたとき、夏みかんのにおいがした。
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空色のタクシー、それは心優しい運転手・松井さんの車です。お客さんは人間だけじゃありません。ふしぎな旅のはじまりはじまり……
これに収録されている「白いぼうし」が小学校三年生の時の教科書に載っていて、実に15年ぶりくらいに読んだのですが、素晴らしいお話。夏みかんの爽やかさ、蝶々のかわりに夏みかんを帽子の中に入れる松井さんの遊び心、というか心遣い、最後の「よかったね よかったよ」のリフレインなどまるで一片の詩を読んでいるような気分にさえなりました。
で、何でこれを大人になった今読んでたかっていうと、谷山浩子さんの「ねこの森には帰れない」B面の五曲がこのお話をモチーフとした一連の組曲だからなんですね。アルバムは持ってないけど、聴いたことのある「すずかけ通り三丁目」がまさかあまんきみこさんの作品から来ていたとはー すずかけ通りは戦争のお話なのでブワッときました。
きつね、蝶々、山猫、くましんし……いろんな動物たちが人間に姿を変えて乗車していきます。松井さんは最初こそびっくりするけどひとつの存在としてちゃんと接してくれるんですね。「山猫おことわり」の最後で「またいつでもどうぞ」って山猫に言うんですがもう感涙でした。
シリーズはあと二冊あるのでまた今度借りてきて読みます。あまんきみこ好きだわー -
「車のいろは空のいろ」シリーズ一冊目。 空色のタクシーの運転手、松井さん。 個人タクシーではなく、タクシー会社勤務。 (私的には、松井さん=個人タクシー、のイメージなんだが) 松井さんと様々な乗客達との間に展開する、心温まる出来事。