鉢の木 (日本の物語絵本)

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制作 : 石倉 欣二 
  • ポプラ社 (2005年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (37ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591089460

鉢の木 (日本の物語絵本)の感想・レビュー・書評

  • 雪深い上野の国(こうずけのくに・現代の群馬県)佐野の里あたりにて。
    一人の修行僧が、ある貧しい家で、一晩泊めてもらう。なけなしの粟の飯を出してもらい、「大好物の粟の飯が食えるとは果報者だ。日本一のおもてなしとぞんずる」とお礼を言う。
    主人は暖をとるために、丹精込めて育てた梅・桜・松の盆栽を囲炉裏にくべて、修行僧をもてなした。僧は盆栽を燃やしてしまうことをひきとめたが、主人は修行僧のために家を温めた。

    主人の名は佐野源左衛門常世(さのげんざえもんつねよ)。
    一族のものに家を乗っ取られてしまい、今は落ちぶれた身の上だという。鎌倉へ行き、幕府に訴えたものの、執権である西明寺どのが諸国視察のため不在で、どうすることもできずにいる。しかしもし鎌倉に事が起こるようなことがあれば、真っ先に馳せ参じるつもりだと話す。

    修行僧は翌朝、旅立って行った。鎌倉に来ることがあれば訪ねてくてください、幕府に訴えるための手引きをいたしましょう・・・と言い残して。

    そしてその年の春。関東8カ国の大名小名にむかって、鎌倉に馳せ参じるよう幕府からおふれが出された。常世は色あせた武具に、よぼよぼの老馬を連れて鎌倉を目指した。
    そして御殿前の広場で幕府の執権、西明寺どのが、かの大雪の晩に泊まっていった修行僧その人だと知る。
    鎌倉になんのことも起こってはいなかったが、西明寺どのは、一番に駆けつけた常世に、加賀国の梅田、越中の桜井、上野の国の松江(梅・桜・松の名が入った領地)そしてもともとの領地を与えた。


    謡曲などで知られる物語の絵本。「いざ鎌倉」の諺もこの物語から生まれたそう。

  •  謡曲『鉢の木』より。上野の国の佐野。雪の夜、旅の僧のために、その家のあるじは、丹精込めて育てていた鉢の木を薪がわりに、いろりにくべる。

  • 佐野などを舞台とした作品です。

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