猫 (ホラーセレクション 10)

制作 : 赤木 かん子 
  • ポプラ社
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本棚登録 : 22
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591090817

感想・レビュー・書評

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  • 図書館の児童書の棚にあったのですが、
    何となく大人っぽいなぁと思い、手に取ってみました。
    エドガー・アラン・ポーの黒猫も読みたかったので、
    ちょうど良かったです。

    ホラーと言っても、ジワジワと恐さが来る感じです。
    猫のもつ野生や神秘性が関係するのでしょう。
    物語に猫が登場することで、人間の心の奥底にある欲望がより生々しく、禍々しく映し出されます。

    子供の頃に読んでいたらどんな風に感じたのだろう?
    と読み終わってふと思いました。

    あまり好んでは読まないジャンルなので、猫のおかげで読むことができました。

  • 内容:古典的名作から現代作家の手になる作品まで、古今東西の傑作を収集。小説にこだわらず、漫画や落語などあらゆるジャンルからこわい話を集めている。
    赤木かん子編 ホラー短編コレクション

    ☆このメモには私の感想はなく、全て赤木かん子さんの解説や話のあらすじを本から書き写したもの。自分用のメモです。

    ●飾り窓の猫 / JET 著
    ・JETはホラー漫画家。エラリー・クイーンやシャーロック・ホームズ、江戸川乱歩、横溝正史の作品を好んで描く。
    ・この話は『奇譚club』(朝日ソノラマ)より採録。

    ●黒猫 / エドガー・アラン・ポー 著
    1809-1849 アメリカ、ボストン生まれ。小説家、詩人。ミステリー、ホラー、SF、幻想文学などの基礎を築いた人。
    ・この話は『モルグ街の殺人事件』(岩波少年文庫)より採録。

    ●鍋島猫騒動(なべしまねこそうどう)
    ・『妖怪伝説奇聞』(学習研究社)より採録
    ・日本を代表する三大化け猫。『有馬猫騒動』『岡崎猫騒動』『鍋島猫騒動』が日本三大化け猫話。

    ●魔女の猫 / ロバート・ブロック 著
    ・『猫に関する恐怖小説』(徳間書店)より採録。
    ・ロバート・ブロックは1917年アメリカイリノイ州生まれの作家。ヒッチコックの『サイコ』の原作者として有名だが、長編、短編、ホラー、SF、ミステリーも書く。

    ●復讐の牙 / 曽祢まさこ 著
    ・漫画『呪いのシリーズ1・霧の殺意』(朝日ソノラマ)より採録。
    ・曽祢(そね)まさこは三重県伊勢市出身の漫画家。10年の寿命とひきかえににくい相手を呪い殺してくれる呪殺師カイを主人公とする”呪いのシリーズ”はロングセラー。
    ●飢え / クリストファー・フェイ 著
    ・この話は『魔女のオレンジ猫』(二見文庫)より採録。
    。クリストファー・フェイは1980年代、サスペンス小説10に入る作品を書いていた。

    ●内なる獣 / マーガレット・マロン 著
    ・この話は『魔女のオレンジ猫』(二見文庫)より採録。
    ・アメリカの女性ミステリー作家。1992年に『密造人の娘』でアメリカ探偵作家クラブ賞、アンソニー賞、アガサ賞、マカヴィティ賞最優秀長編賞を総なめにした。

  • <HORROR SELECTION 10 : EVIL CAT>
      
    装画/牧野千穂
    装幀/井上則人デザイン事務所

  • 古今東西のホラーの傑作を、名作から落語、マンガまで収録。「飾り窓の猫(JET)」「黒猫(ポー)」「復讐の牙(曽祢まさこ)」「飢え(クリストファー・フェイ)」「内なる獣(マーガレット・マロン)」など、7編を収載。

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著者プロフィール

(1809年〜1849年)アメリカの作家、詩人。推理小説の祖とも言われる。主な作品に「アッシャー家の崩壊」、「黄金虫」、詩集『大鴉』など。

「2020年 『【新編エドガー・アラン・ポー評論集】 ゴッサムの街と人々 他』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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