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八本脚の蝶 についての感想・レビュー・書評


八本脚の蝶
164人が登録 ★4.09

著者: 二階堂奥歯 
本 / ポプラ社 / 487ページ / 2006年01月発売
ISBN/EAN: 9784591090909
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評価平均: 4.09
登録数: 164
レビュー数: 32
価格: ¥ 1,890

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みんなの感想・レビュー・書評

knkt09222さんのレビュー 5 読み終わった

聖女のマゾヒズムと、相反するフェミニズムを同居させた、稀有な性格。
俗なところやチャーミングなところも全部まとめて好きになってしまう。

katomoさんのレビュー 読み終わった

こんなにも我慢できない衝動というものを私は知らない。
知っているこの人は自らこの世界を去ってしまいました。
いまでもブログは存在していて、お別れの言葉もそのまま残っている。
これは本当のことなんだろうか?
お風呂が好きで、愛情がほしくて、本が好きで、人形が好きで。
家族の会話がとても恐ろしかった。
それが当たり前なのだとしても、自殺をすることを家族に話すことはできるのに、その衝動を止められなかったことが、私にはただただ恐ろしかった。
本は買っていません。
ブログも、もう見ないと思います。

Magetuさんのレビュー 読みたい

この日記に出てくる本の一覧をみて、ますます読みたくなった。いい本を読んでいらっしゃる。

ペケニョさんのレビュー 4 読み終わった

とても深い思索の糸に絡めとられてしまいそうに、なりました。
生きていることの方が、死ぬよりも苦しいっていうことも、あるのかもしれないですね。死んでからのことは感じられないから、比較の仕様がありませんけれど。
読んでいる最中、何度も何度も本も目も閉じて自分の思索の糸を辿ってしまいます。残酷なまでに増殖し続ける書物の世界に、たゆたいたい、そう感じさせられました。

tmk22さんのレビュー 3 読みたい

わたしは、わたしを殺したりはしない。きっと。
でも、奥歯さんの言葉が読みたくてたまらなくなる日があるのは、なんでなんだろう。

イチニのさんのレビュー 4 読み終わった

自分の好きな作家についての評文が載っているらしい、という事を知り手に取った。
読み終えて既読、未読の本も含め、この方と自分は割と読書傾向が似ているらしい事が分かり、紹介された本の数々に改めて思いをはせると共に、その夭折を残念に思った。
自分自身の感性をどうしても変えることができなかった故の結果だろうが……身の回りの好きなもの達を次々語る楽しげな口調が次第に変質していく日記文はとても痛ましく、結末が悲しい。

korogarumemeさんのレビュー 5 読み終わった

同じ時間に生きていたら、どこかですれ違っていたかもしれない奇跡もあった。そう思います。
7年以上も前に亡くなった人のことを思い、死なないでほしいと思って泣きました。リアルタイムではもう存在していないのに、日記を読んでいるからか、妙に近くに感じて、寂しくなってしまいました。あまりに彼女の内面を読み過ぎたせいでしょうか。親しい人を急に失った、そんなからっぽな気持ちになりました。

kaamosさんのレビュー 5 読み終わった

気になることがあり本書を読みました。
気になることはより大きな気になることとして心に根付き大きく育ちつつあります。

彼女の著作がある種の方々にとって聖書のようなものだというのが少し分かる気がします。何故なら彼女は彼女の中の絶対神だからです。
絶対神は揺るぎません。
彼女は彼女に対し常に決断者であり、要求者です。

でも奥歯は虫歯になり易い箇所だということを僕等は知っているのです。

kotoriさんのレビュー

インターネットで見つけた本です。その存在は、高野悦子さん(私の高校の先輩)を彷彿させる。1969年、2003年。いつの時代にもこういった人は現れる。そしてその言葉は悲しい程に風化しない。「今日性のあるテーマ」とは常に「生きるとは何か」を問うものだ。

魚住すくもさんのレビュー 5 読み終わった

Webで公開された読書日記。

もし、彼女がこんなにも繊細でなければ、あのような決断をせずにすんだだろうか。

日記の後半部分は痛ましいが、共感するところがとてもある。

bokemaruさんのレビュー 5 読み終わった

衝撃だった。
途中、彼女の世界、たとえば、人形とか昆虫とか怪獣とか、マゾヒズム、エログロなど、正直言って私には理解しがたく、一歩ひいて日記を読んでいた。
でも、読み進むにつれ…彼女は、あまりにも繊細で誠実で、この現実世界では呼吸をするのさえままならなかったのではないか。苦しくて苦しくて、本の世界の中にいるときだけ、自分らしくいることができた。そんな気がした。

読み終えて一晩経っても、その余韻に自分が戸惑っている。

ばやしさんのレビュー 4 読みたい

日記はwebで読むことができました。再販してほしいです!

yskさんのレビュー 5 読み終わった

本が好きすぎて、本になってしまった人。

深夜さんのレビュー 5 読み終わった

彼女はきっと本物だった。

りかこんぐさんのレビュー 4 読み終わった

実在した女性の編集者が自殺するまでのWeb日記の書籍化です。フィクションではありません。
日常と読んだ本の描写が交差する日記。題名も作家も知らない本の連続登場に、そして入手不可能な本の多さに悶えた。なんて危険そうな本たち…!わたしも読みたいよ。

でも自殺はいけない。最後の日記を見て本当にそう思った。いくら責任を負わないように、と書いたって、だめだ。

落花さんのレビュー 5 読み終わった

とても眩しくて、誠実で、目がそらせない。

味醂の助さんのレビュー 4 読み終わった

2009年9月19日読了

私と同じ歳なのに私の何倍もの読書量に驚く。
まして彼女は先に死んでしまっているのに。

本になったおかげで彼女のことを知れたんだけど、
本になってしまった彼女は誰かに読まれるたびに苦しみ、命を絶ち続けることになってしまった。

もともとメンタルヘルスに変調をきたしやすい人だったようだけど、転職後の壊れ方、スピードは尋常ではない印象がある。
○日新聞出版局のその辺の管理体制はどうだったのだろうか、はてさて・・・?

yuurennさんのレビュー 5

とくべつな本。
私にとって、聖書のような。

naminnieさんのレビュー 4 読み終わった

「私は、一方的に見られているだけのものではないということ、そして私はあなたを見、あなたもまた私によって裁かれるということを。あなたにはその覚悟があるのですか。あなたはそれほど美しいのですか。」

夭逝した若手女性編集者のウェブ日記。
決して楽しくは無いのだけれど。
それでも目が離せない流れ。
途中で苦しくって、苦しくなって、救いは果たしてあるのか?
ないようで、あるのかもしれない。

興味深い本がいっぱい。
私は一体一生で何冊本が読めるのかな。

【7/4読了・初読・市立図書館】

アイカワさんのレビュー 5

私の読書というコンテキストは、この本に出会うためにあったのかも。
web版を暗記するほど眺めてしまってます。
しばらくは二階堂さんの読んだ本を追いたい気分。

nanaichigoさんのレビュー 5

別世界の人だと感じた。
常に考えていた人。

ましろさんのレビュー 5

奥歯さんという物語、あるいは奥歯さんという先のない図書館。奥歯さんはこの世にもういない。
けれど、今も物語りの中に確かにいる。
圧倒的な感性と震えるような言葉をつむぎ続けている。


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