- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591091937
感想・レビュー・書評
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ときにおかしく、ときにほろ苦い、黒猫・ひじきとの暮らしを描いたエッセイ。
タイトルを見たときに脳裏に浮かんだのは実家の黒猫。次の瞬間にはこの本を手に取ってしまっていた。猫好き人間の心理と行動って、きっと同じだと思う(笑)
そういえば著者と黒猫“ひじき”はよく会話をしている。もちろんひじきはしゃべれないが、「ひじきならきっとこんなことを言うだろう」という著者の妄想で会話が紡がれていく。私の母も、飼い猫がしゃべれたらこんなことを言うだろうな、面白いな、と話していたっけ。寝るときはすでに布団の上で丸まっている猫をよけて、空いているところに横になるところも同じ。猫だけではなくて著者と母の姿もなんだか重なって見えてきた。
この本では“ひじき”という黒猫との日々が中心に綴られているが、著者が過去に生活を共にしていた猫たちも回想の中で登場する。猫との出会いと別れを幾度も経験しているだけに、ひじきとの暮らしの中でも「いつかはこの子と別れなければならない」という思いが少なからずつきまとっている。だからこそひじきとの一日、一瞬が愛おしい。
猫がいるだけで、心がゆるくほどけていく気がする。猫はかわいくて不思議な生き物です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
西村玲子さんのファッションセンス ファッション絵が大好き
時々小顔のネコちゃんがお洋服のモデルになっていたりしますが
西村さんの猫好きのなせる業だったのですね ここまで猫好きな人初めてです 自分も猫好きなのでずっといい気持ちで読み終えました
読書と読書のあいだの一休みという感じの本 -
ペットについてのエッセイ。
どうにもこうにも文体が苦手で途中で挫折。
【図書館・初読・11/21挫折】 -
黒猫のひじきと『運命の出会い』をして“共存”する<br>西村玲子さんのイラスト入りエッセイ