削除ボーイズ0326

著者 :
  • ポプラ社
3.27
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本棚登録 : 528
感想 : 129
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591094723

感想・レビュー・書評

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  • 本屋でチェックした時は、
    近未来の世界なのかと思ったけどそうでもなく、
    現代にいきなりSFチックな異物がもたらされた感じ。

    しかも手にしたのは小学生。 
    でも、この子達俺がガキの頃より頭働くよなぁ。
    俺こんなに物事考えて動いてなかったわ。
    今の小学生ってこんな感じなのかな??

    主人公に唐突にもたらされたアイテムは、
    過去の時間を削除できる(5分間)
    って機能があるんだけど、
    つーかそれしかないんだけど。

    この主人公のアイテムの使い方が、
    いまいちなんだよねぇ。
    ガキっぽくもありそうでなくもあり。 
    なによりその年齢で、
    一番の大親友がそんな状態ならさ、
    まずそこだろ?削除するのって。 
    何でそこをすっ飛ばして違うことばかりするの?

    ・・・と最初にみんな思うと思います。

    まぁそれは、作品を最後まで読めばわかるw

    これまた面白い小説でした。 
    今の小学生なら8割は持っていると言われる(俺予想)
    携帯や、学校で教えてもらえちゃうPCなんかも
    当たり前のように活用してる現代っ子な主人公達の
    悩みなんかも大雑把にざっくり切り取って
    ちりばめてあるので、この年代のお子さんをお持ちの
    お父さんお母さんも是非?

    自分がガキの頃と照らし合わせて、
    あぁこんな奴いたなぁと
    物思いに耽るのもよいかもです。

    なにげに社会派なSFだな。
    主人公を子供にはしてるけど。

    と、これ書きながら思ったw

  • タイムスリップってやっぱ、かっこいいよなぁ――……。

    そう思わず思ってしまう本です。ポプラ社小説大賞にも受賞しました!

  • 少年漫画的恋と友情の青春SF。上手い下手ではなくて好き嫌いで語りたい作品。

  • 08.

  • そこまで頭を使わないんだけど、でもなんだかしっかりした読みごたえがあるミステリーもの。こんな格好いい小学生が居ていいのやら。登場人物が私のツボだったりします。

  • 決して消せない何かがあると信じたい・・

  • 第1回ポプラ社小説大賞受賞作です。よく考えてるなぁ〜〜っていうのが最初の感想です。設定が小難しいのに登場人物が小学生中心のせいか、一気に読めました。作者のはかなり緻密に作品を書く人のようです。次の作品が楽しみ♪

  • 第1回ポプラ社小説大賞の作品ということで、さっそく購入し読んでみた。王様のブランチであらすじをきいていただので、よくあるタイムトリップの小説だろうとおもっていた。読み終わって、それは完全に違っていた。自分の時間をKMDで削除できるが、最後の最後では、現実の大切さを知る。そんな、グッチ、ハル、コタケ、浮石の物語。よくできていると思う。これ以上書くとねたばれするから、やめておこう。ぜひ読んでもらいたい。ポプラ社さんiい作家を発掘していただきました。

  • 流石に2000万円も懸かった文学賞の受賞作、と言ったところでしょうか。文章全体に、ライトノベルのような、人を選ぶ「軽さ」が存在しているため、多少人を選ぶ気がしないでもないですが、それを超えれば、疾走感と(少年少女の)パワー溢れる文章に、元気が出ます。とにかく、小学生にしては、あまりにマセ過ぎじゃ?と思うような、登場人物たちの愉快なやり取りと、時間物特有のドキドキ感、そして切なさは素晴らしいです。
    っていうか、最後の「うれし汗」あれは、覚えてるってことなのか!?

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