- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591094723
感想・レビュー・書評
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本屋でチェックした時は、
近未来の世界なのかと思ったけどそうでもなく、
現代にいきなりSFチックな異物がもたらされた感じ。
しかも手にしたのは小学生。
でも、この子達俺がガキの頃より頭働くよなぁ。
俺こんなに物事考えて動いてなかったわ。
今の小学生ってこんな感じなのかな??
主人公に唐突にもたらされたアイテムは、
過去の時間を削除できる(5分間)
って機能があるんだけど、
つーかそれしかないんだけど。
この主人公のアイテムの使い方が、
いまいちなんだよねぇ。
ガキっぽくもありそうでなくもあり。
なによりその年齢で、
一番の大親友がそんな状態ならさ、
まずそこだろ?削除するのって。
何でそこをすっ飛ばして違うことばかりするの?
・・・と最初にみんな思うと思います。
まぁそれは、作品を最後まで読めばわかるw
これまた面白い小説でした。
今の小学生なら8割は持っていると言われる(俺予想)
携帯や、学校で教えてもらえちゃうPCなんかも
当たり前のように活用してる現代っ子な主人公達の
悩みなんかも大雑把にざっくり切り取って
ちりばめてあるので、この年代のお子さんをお持ちの
お父さんお母さんも是非?
自分がガキの頃と照らし合わせて、
あぁこんな奴いたなぁと
物思いに耽るのもよいかもです。
なにげに社会派なSFだな。
主人公を子供にはしてるけど。
と、これ書きながら思ったw詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイムスリップってやっぱ、かっこいいよなぁ――……。
そう思わず思ってしまう本です。ポプラ社小説大賞にも受賞しました! -
少年漫画的恋と友情の青春SF。上手い下手ではなくて好き嫌いで語りたい作品。
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08.
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そこまで頭を使わないんだけど、でもなんだかしっかりした読みごたえがあるミステリーもの。こんな格好いい小学生が居ていいのやら。登場人物が私のツボだったりします。
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決して消せない何かがあると信じたい・・
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第1回ポプラ社小説大賞受賞作です。よく考えてるなぁ〜〜っていうのが最初の感想です。設定が小難しいのに登場人物が小学生中心のせいか、一気に読めました。作者のはかなり緻密に作品を書く人のようです。次の作品が楽しみ♪
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第1回ポプラ社小説大賞の作品ということで、さっそく購入し読んでみた。王様のブランチであらすじをきいていただので、よくあるタイムトリップの小説だろうとおもっていた。読み終わって、それは完全に違っていた。自分の時間をKMDで削除できるが、最後の最後では、現実の大切さを知る。そんな、グッチ、ハル、コタケ、浮石の物語。よくできていると思う。これ以上書くとねたばれするから、やめておこう。ぜひ読んでもらいたい。ポプラ社さんiい作家を発掘していただきました。
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流石に2000万円も懸かった文学賞の受賞作、と言ったところでしょうか。文章全体に、ライトノベルのような、人を選ぶ「軽さ」が存在しているため、多少人を選ぶ気がしないでもないですが、それを超えれば、疾走感と(少年少女の)パワー溢れる文章に、元気が出ます。とにかく、小学生にしては、あまりにマセ過ぎじゃ?と思うような、登場人物たちの愉快なやり取りと、時間物特有のドキドキ感、そして切なさは素晴らしいです。
っていうか、最後の「うれし汗」あれは、覚えてるってことなのか!?