教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するために

  • 257人登録
  • 3.62評価
    • (26)
    • (38)
    • (58)
    • (6)
    • (2)
  • 62レビュー
著者 : 山脇由貴子
  • ポプラ社 (2006年12月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (138ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591095942

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有川 浩
東野 圭吾
湊 かなえ
夏川 草介
麒麟・田村裕
有効な右矢印 無効な右矢印

教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するためにの感想・レビュー・書評

  • 我が子には加害者にも被害者にもなって欲しくない‼万が一のバイブルになりそうな本

  • 90年前後からいじめの質が変わってきたような感覚はあった。それまでのいじめは浮いた存在、変わった存在にちょっかいを出していたのが次第にエスカレートして・・・という感じだったのが、その頃のいじめはターゲットから不良=暴力団予備軍が金銭を収集するシステムになったのでは、などと想像していたが、実態はそれ以上に悪化していたようだ。

    いじめの原因が「外部の」悪に由来するのなら、警察を介入させてでも元凶を排除すればよいが、一人の被害者以外が全員加害者で、加害者に罪悪感がないのであれば原因を除去しようがない。本書ではいじめを「感染していない」者が殺される疫病と表現していたが、決して誇張ではない。

    子供の社会が大人社会の歪みを写しているというのであれば、大人社会に蔓延している歪みとは、戦場の心理状態にほかならない。ある意味、銃弾に当たれば「終わり」が来る実際の戦場より性質の悪い、延々と続く競争と消耗と無感覚がもたらす大人の闇が子供に広がっている。

    「弱い者たちが夕暮れ、さらに弱いものを叩く」
    ...30年前の歌だが、懐かしい気持ちになれない。

    -------------------------------------------------------
    「3月のライオン」を読んだ。泣いた。

  • 市立図書館で読みました。
    いじめは、始まったら止めることができない恐ろしさを改めて思いました。
    第一章の話は、苦しい中でも解決に向かった素晴らしい事例でした。

  • 大学の先生から勧められて読んだ本。
    現実とは思いたくないような、思わず目を背けたくなるほどひどいいじめの実例が書かれており、
    教員を志している者として、読んでよかったと切実に思う。
    ぜひ多くの人に知ってもらいたい。

  • 強烈なタイトルといまのいじめを象徴するかのような表紙。

    涙なくしてはよめない、いまどきのいじめの実例と、
    子どもたちの残酷さ加減に心折れそうになっています。

    いじめを解決するための実践ルールではとくに
    「子どもの話を、まるごと真実として扱う」
    ってところに深くうなずいた。
    ・被害者の心はずたずたに傷ついて混乱や思い違いもあり事実とは違うかもしれない。笑い声や内緒話が、自分への嘲笑や悪口に感じてしまう。それは被害者に取ったら真実なのだ。思いすごしがあったとしても、そこまで追い込んだのがいじめなんだ。
    ・ひとりでいじめを受けてきた被害者と、みんなで思いつくままにいじめてきた被害者の世界が同じはずはない。
    ・被害者の「いじめられた事実」と加害者の「いじめた事実」が同じはずはない。

    あ~こどもがいじめにあったら(いじめをしたら)こわい。
    だけど、ちゃんと気づいて解決するために全力を尽くすのだ!!!だって私は大人だもの!!!

  • どうして「いじめ」は起こるのだろうか。
    いじめは子どもが起こす、レベルの低いことと解釈している大人は非常に多い。
    いじめ問題の根本的解決には教師と家庭が双方に連絡を取り合い、「守り抜く」姿勢を見せ続けることが欠かせない。いじめ問題の核心的な一冊。

  • こんなにもイジメが陰湿で犯罪の域に迄進んでしまうのには
    どのような原因があるのか。読んでいて吐き気がする程酷いイジメを なぜ子供達は始めてしまうのか。

  • 児童相談所 初回の面接
    困ってることはあるが絶対に言えない
    言えないけれど分かってほしい

    ①いじめられていると思う時はある
    認めてくれてありがとう 治療できる
    趣意説明 身体と心の状態を理解したいのでまた来てほしい 検査
    信頼 三人で 笑顔
    当事者の意思を尊重

    親に知られたくない 一生懸命怒る
    外傷 時期 
    口閉ざす→話す→閉ざす 忘れるため

    きっかけ 勘違い 本指導
    無視→体操服→悪口→
    自然に
    腹痛 頭痛 家では明るく振る舞う
    蹴飛ばされる サッカー
    授業参観 なくした
    筆箱の中の鉛筆 削って使う
    黒板の字が写せない 馬鹿にされる

    悪口 ひそひそ話
    母 そう言えば 嘘
    電話 担任
    掃除 鞄の上の排尿 おしっこ
    不眠 冷や汗 先生のことは
    机にうさぎの糞 給食に絵の具 タバコ ゴキブリ
    弁当箱ひっくり返す
    しゆ

  • 中学の先生に貸したら、夢中で読んでしまったと言われた。ノンフィクションと、いじめに対する恐怖を紹介しているが、どの事例もリアルで恐ろしい。これから教師を目指す、という人にも是非読んで頂きたい。

  • 卑劣ないじめの実態に真っ向から向かいあっている本書。
    被害者とその家族、相談員のいじめ解決への切実な思いをを知ることができる。

    その一方で、いじめが成り立つ集団を生み出した学校はどのように動けばいいのだろう。

    いじめの起きない学校、学級づくり。
    いじめのあった学級の再建。
    被害者の心のケア、安心感を与えること。
    保護者との連携。
    加害者への継続した指導…

    あのかわいい子たちが悪魔にならないようにはどうすればいいのだろう。
    私の方針は間違っていないだろうか。何か伝え忘れてはいないだろうか。

    根性とかそういう問題でないことはわかっている。それでも今は、子どもたちにまっすぐな根性をもって生きていってほしいと願う。

  • 演出された「遊び」の中の「いじめ」など、いじめが巧妙化されているその手口など、よく取り上げてくれたなぁという内容が多い。
    対策も盛り込まれており、心強い。

  • 一種の密室である「学校の教室」の中でおこなわれている、現代のいじめの実像について切り口鋭く迫った良書。
    筆者は児童相談センターの心理司で、実例を多く挙げ、いじめの多様性とその見つけ方、学校との向き合い方などを細かく書いている。
    中でも秀逸なのは、実際に自分の子供がいじめに遭っていることに気付いたとき、親はどう対応すればよいのか、具体的な方法が書かれているところだ。
    ともすれば観念論に傾きがちな「いじめ」問題に、実用的に取り組んでいる点が非常に素晴らしい。

  • 「いじめ」とは何かを多面的に理解する上で好著。児童相談所の児童心理司からの子どもの発達に関する現場実践。親同士、先生同士、先生と親の共同促進の糧になることを期待。誤れば学校サービス業化にも向かう。

  • 教室で行われている「いじめ」の混み入った現状を実際の事例も挙げて解説を加えています。

    学校に関わる、先生や、親御さんは必読だ、と言いたい。

    いじめを解決するために必要なのは「戦う」ことじゃなくて「逃げる」こと。

    本で読んでいると、他人ごとのように思えてくるが、本当は私の中学時代にも同じようなひどいことはあった。
    今は、何事もなかったように「楽しい中学時代でした」と思いこんで、心の中では都合の悪いことはきれいに消去してしまっている。
    「ああ、いじめ・・・そういえばあった」という風に深刻な問題と関わることを避ける。
    なぜなら、「いじめの問題を考えることは、自分がいじめられていた」という「恥」でもあると見られるから。
    今考えると、なぜ、あのような一種のクラス全員が狂った状況になって、そしてそれに対する抑止力も働かなかったのか・・・。
    被害者も、別の場所では加害者になっていじめられることから逃げている場合もある。
    そして、いじめられることの苦しみをしりつつも、内心ではいじめることの愉しみを後ろめたさとともに味わっていたのではないだろうか・・・。
    認めたくないが、これが現実だし、人間の醜さでもあったりする。

    いじめの問題は、逃げるのが一番だ。大人が覚悟をきめて本気で取り組めば解決するものだと、私は思う。

    私の場合は、クラスメイトにも増して、「親」が一番の敵でしたが・・・。
    つまり、私の中高生時代は孤独で、味方などいませんでした。

  • 自動相談センターの心理士がいじめの実態とその対策を書いた本。
    いじめ根絶に向けて是非親に読んでもらいたい。
    学校だけでいじめを解決することは難しいということも、この本を通じて知ってもらいたい。

  • いじめの実態について、心理司の筆者がまとめ、解決策まで端的に書いてある。

    100ページ強の厚さだが、切り口は鋭く、現代のいじめの様相をうまく切り取りまとめてあると感じた。

    教師ではなく、親向けに書かれた本。

  • 子どもの実態を何も知らない、一般の人向けの本としては、インパクト、切り口ともに申し分ない。いじめは、刑法のベースに載せてもいいほど、悪質、巧妙、卑劣な犯罪的行動である。そして被害者の心の傷は、そう簡単に蘇生しない。

    イジメの被害者、また、ピアカウンセラーとして、私は本書の記述を全面的に肯定する。

    ただ内容的には、読者に問題意識をもってもらい、ごくごく初期的な対応策を示すにとどまっているため、学校と子どもをめぐる社会学的な視点ももたないといじめ問題そのものは解決しないのではないか?という意味で、☆4つ。

  • 今のいじめは、想像以上に陰湿で びっくりしてしまった。
    1歩間違えれば どちらの側にもなりうる怖さがある。
    ある意味 防ぎようがないのではと 心配になってしまった。

  • いじめの実態を描いた本。
    いじめについて知ってもらいたい、という気持ちからか、ひとつひとつのエピソードは派手で驚くが、簡単に記述しすぎなのでは、と感じた。解決策について、汚い部分が描かれておらず、スムーズに解決できたかのような印象を受ける。もう一歩踏み込んだものを期待。

  • あっと今に読めたが、いじめの実態を知ることができ大変勉強になった。
    何事にも真剣に取り組んでいる人の本には大変なエネルギーを感じる。

    子どもが親に知られないように必死に隠す、
    子どもにはどこにも逃げ場がない、
    被害者以外は全員加害者
    いじめに積極的でない加害者に踏み絵を踏ませる、
    陰湿さ
    ・・・・

    実態をしると唖然とする

  • 被害者しか知らない。

  • 心理司として第一線でいじめの解決に関わっている筆者が、具体的にいじめの実態と対処法について書いた本。

    この本を読むといじめの恐ろしさが分かります。

全62件中 1 - 25件を表示

教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するためにを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するためにを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するためにを本棚に「積読」で登録しているひと

教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するためにの作品紹介

「Iの母親は主婦売春しています」と画像つきでばらまかれる嘘メール「汚い」と言われ続けて毎日必死に身体を洗う子どもの自己臭恐怖「退屈だから」といじめをエスカレートさせていく集団ヒステリー…子どもの世界で、いったい何が起こっているのか?地獄の心理ゲームと化した「いじめ」の正体を示しいま、大人がなすべきことを具体的に、ズバリ提示する。

教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するためにはこんな本です

教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するためにの文庫

ツイートする