しらべる力をそだてる授業!

  • ポプラ社
4.20
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本棚登録 : 108
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591096987

感想・レビュー・書評

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  • 小学校高学年では、調べ学習とか自学ノートとか自由研究とかいう名前で。中学生になるとレポートとして、提出を求められる。が、、「何をテーマにしたらいいの?どうやって纏めたらいいの?」と毎回頭を悩ませている子供…。お母さんは先生ではないのでね…。難しい。
    で、見つけたこの本。
    本の成り立ちから目次、索引、テーマの決め方(3点決め)、人への聞き方、図書館の使い方、本の分類、webでの調べ方、著作権、参考文献、引用、ウラをとる、etc.
    こんな授業を受けたいと思う内容でした。
    授業を受けた子どもの反応が書かれているので、子どもにとってはこんなことがわからないんだ!ということがよくわかる。
    学校の先生向け?の本なのか、素人の私には、そこんとこもうちょっと詳しく教えて!と思うようなところもありましたが、それでも参考にはなりました。
    こんな授業、受けて欲しいなぁ。

  • 赤木かん子先生が、小学生の「調べ学習」の授業を行った際の様子が、本の中に再現されています。

    「小学生向け」とは言っても、今の大人が知らないことも豊富で、しかも子供向けに噛み砕いた説明は、予備知識がなくても理解できる、取っ付きやすい内容に仕上がっています。
    そのため、特にこれまで図書館を利用したことがない、なんとなくしか使ったことがない人にとっては、大変いい教材になります。

    また、解説や授業を受けての生徒の反応なども添えられているので、学生にどのように図書館の利用の仕方を指導すべきか迷っている、先生や図書館職員の方にもよい参考になると思います。

    図書館の使い方に対する認識は、習った世代と習わなかった世代、学校や先生の方針で教わってきた子たちとそうでない子、また、自主的に図書館を活用してきたか否かでも、ずいぶんと差が出ます。また、大学の先生たち自身は、独学で身につけてきたがゆえに、学生が習わなくてはいけない内容だという認識も薄く、指導しないこともあります。
    だから、大人になっても「分類」が理解できないまま、なんとなくの棚の位置で、いつも決まった種類の本しか読まない人がたくさんいます。

    今まで知らなかったのなら、大学生のうちに身につけてください。
    今覚えれば、大人になって図書館を利用するときにも、きっと役に立つはずです。

  • この本では小学校での授業だけど、
    高校に行っても通用することだなぁと思う。
    (今の高校生以上が、こういう授業を受けられているかって言ったら??だもん)

    赤木かん子さんを師匠としてがんばってこー!

  • 奥付の意味、レポートのまとめ方は大人もよく分かっていないのではないだろうか。

  • 子どもの時に、全員がこれをしっかり教わっていると、日本の未来はかなり明るいと思います!

  • 子どもに、どうして本が必要か、図書館が必要か、本を使って調べるとはどういうことかをわかりやすく説明してくれる。利用案内の参考にしたい。

  • これは素晴らしい。大変勉強になった。
    けど~、私だけ勉強してもイカンのよね。
    小学生の子を持つお母さんお父さんに広くお伝えしたい内容。

    冒頭の「本の成り立ち」の紙芝居を見つけたので、小学校の読み聞かせの時間にやってみよう。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、3階開架 請求記号:017.2//A29

  • 赤木さんの授業台本

  • この授業、受けてみたい。本の成り立ちから調べ方まで、道具やヴィジュアルを駆使して、子どもが十分納得できるような展開。本の内容は間違っているかもしれないから必ずウラとりすることや人への聞き方。そういう基本的だけど忘れがちなこともきちんと載ってます。

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著者プロフィール

松本生まれ、千葉育ち。
法政大学英文科卒。
1984年、“本の探偵”でデビュー。
現在は、子どもの本や文化の紹介、ミステリの紹介・書評に活躍中。
好きなものは、温泉と民族伝統芸能と美味しいゴハン。
著書
『こちら本の探偵です』(径書房)
『子どもの本とごちそうの話』(径書房)
『魔女のよせなべ』(径書房)
『かんこのミニミニヤング・アダルト入門1・2』(リブリオ出版)
『この本読んだ?おぼえてる?』(フェリシモ出版)
など

「1988年 『魔女のよせなべ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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