魔法の庭ものがたり1 ハーブ魔女のふしぎなレシピ (ポプラ物語館 3 魔法の庭ものがたり 1)

  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591097496

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  • ジャレットは、演奏家の両親と共に世界中の高級ホテルを点々とし、何一つ不自由しない生活を送る、「自分では何もしなくてもいい」女の子。そんな毎日に物足りなさを感じていたジャレットの元に、遠い親戚であるハーブ魔女トパーズの遺産を相続する機会がおとずれます。「自分が手間ひまをかけなければいけない何か」が手に入るチャンスに張り切るジャレット。遺産を相続するため大奮闘するけれど、なかなか思うようにはいかなくて…。

    自分が相手にしてあげたい事、自分から見た相手にとっての最善策は、必ずしも相手の望むものとは限らない。大切なのは、人の立場に立って考えること。人の言葉に耳を傾けること。お互いが歩み寄れば、そこから道が開ける。そんな、忘れがちだけど大切なことを、この物語は思い出させてくれる。

    あんびるさんの優しくて可愛らしいイラストと、少女ジャレットを見守るような温かい文章に、心が癒され励まされる。日常に疲れてしまった時、現実が辛くてどうしようもない時、何度となく読み返す。頑張り屋さんで前向きなジャレットの姿に、自分の背筋も伸びる。

  • ジャレットは普通の女の子。両親とホテル暮らしのジャレットはいつか自分の家を手に入れたいと思っていました。
    そんなある日、ジャレットあてにハーブ魔女のトパーズから家をゆずりますと手紙が届きました。そのふしぎな手紙にはある条件が書かれていました。それは「家に気に入られること」。

  • 普通の人間の女の子が、これまでの魔女100人よりもいい子で、観察眼が鋭くて、それが伏線になっていて、ストーリーが素晴らしかった。
    両親から反対されても、自分のやりたいことをするのは精神がめっちゃ図太くてうらやましい。

  • 大切なのはその人の気持ちになること

  • ねこがかわよい!! 魔法の庭が面白い

  • ガーディーがカエデの木のこだまだったなんて、思ってもみなかった。

  • 演奏家の両親の元に生まれたジャレット。遠い親戚から遺産相続の対象になっている事から始まります。何不自由なく育ってきたジャレットだけど、いつか相手になにかしてあげたいと思っている優しい子で、好奇心旺盛。彼女が着ている洋服とか可愛くて、読みながら癒されてました!魔女の家を相続条件が、「この家に住むこと」・「家に認めてもらうこと」の2つ。しかも現地へ行ってみると、かなり廃れた家と庭があるのみ。あれは、両親も心配する廃墟さでした。1週間のお試し期間で住むことになり、ジャレットなりに頑張ってみても…空回り。突拍子の無いこともし始めるので、楽しかったです。6匹の子猫達が仲間に加わり、そこから段々とストーリーが動いていきます。子猫たちが、可愛い!名前もハーブにから名付けているので、その子達にピッタリな感じです。
    相続案内人のガーディが、「今日は何をしますか?」と聞くのがお決まりになっているみたい(笑)日を追う事にジャレットが家に対しての気持ちも変化していきますし、彼女が持っている本来の心が現れてくるのが読んでて楽しかったです。ある本をジャレットが手にして読めることを知ったガーディの顔が、本当に嬉しそうで良かった。ガーディの正体もびっくりしたけど、納得してしまいました。最後にエッセンシャルオイルを使った便箋や封筒、ハガキの作り方もあるので、参考になります。
    子どもだけではなく、大人でも読んで楽しめる作品だと思います。これからジャレットと6匹の子猫達と一緒にどんなお客様を迎えるのか、続編も読むのが楽しみです!

  • 子どもはもちろん、大人が読んでも癒されると思う。あんびるやすこさんはスゴイ。

  • £3

  • ふしぎなレシピがおもしろかった。

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著者プロフィール

群馬県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒業。 テレビアニメーションの美術設定を担当。その後、玩具の企画デザインの仕事に携わり、絵本・児童書の創作活動に入る。主な作品に、「ルルとララ」シリーズ、「なんでも魔女商会」シリーズ、「アンティークFUGA」シリーズ(以上、岩崎書店)、「魔法の庭ものがたり」シリーズ(ポプラ社)、『せかいいちおいしいレストラン』、「こじまのもり」シリーズ(ともにひさかたチャイルド)、『妖精の家具、おつくりします。』『妖精のぼうし、おゆずりします。』(ともにPHP研究所)などがある。
公式ホームページ「ちいさなしっぽ協会」http://www.ambiru-yasuko.com/


「2023年 『ムーンヒルズ魔法宝石店6 いじわる魔女とルビーの秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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