魔法の庭ものがたり1 ハーブ魔女のふしぎなレシピ (ポプラ物語館 3 魔法の庭ものがたり 1)
- ポプラ社 (2015年1月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591097496
感想・レビュー・書評
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ジャレットは、演奏家の両親と共に世界中の高級ホテルを点々とし、何一つ不自由しない生活を送る、「自分では何もしなくてもいい」女の子。そんな毎日に物足りなさを感じていたジャレットの元に、遠い親戚であるハーブ魔女トパーズの遺産を相続する機会がおとずれます。「自分が手間ひまをかけなければいけない何か」が手に入るチャンスに張り切るジャレット。遺産を相続するため大奮闘するけれど、なかなか思うようにはいかなくて…。
自分が相手にしてあげたい事、自分から見た相手にとっての最善策は、必ずしも相手の望むものとは限らない。大切なのは、人の立場に立って考えること。人の言葉に耳を傾けること。お互いが歩み寄れば、そこから道が開ける。そんな、忘れがちだけど大切なことを、この物語は思い出させてくれる。
あんびるさんの優しくて可愛らしいイラストと、少女ジャレットを見守るような温かい文章に、心が癒され励まされる。日常に疲れてしまった時、現実が辛くてどうしようもない時、何度となく読み返す。頑張り屋さんで前向きなジャレットの姿に、自分の背筋も伸びる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
普通の人間の女の子が、これまでの魔女100人よりもいい子で、観察眼が鋭くて、それが伏線になっていて、ストーリーが素晴らしかった。
両親から反対されても、自分のやりたいことをするのは精神がめっちゃ図太くてうらやましい。 -
長女が気に入って私も読んでみて
全巻は読んでいないのですが
ハーブについて易しく学べました。
あんびるやすこさんの世界は
心が温まってとても好きです。 -
ねこがかわよい!! 魔法の庭が面白い
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心がホカホカあたたまる物語。
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女の子が親を離れて、魔法とハーブと猫に囲まれて暮らす、わくわくするお話。
可愛い挿絵で、ハーブの知識と使い方が遊びみたいにすんなりと入ってくる。
早速ハーブのお手紙セットを作りたくなった。 -
子どものときの、本を読むドキドキを思い出させてくれる本。
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ジャレットは普通の女の子。両親は音楽家で色々なところを転々とするので、家はなくホテルぐらしの日々。何から何までホテルの従業員のお世話になっているジャレットは、いつか自分の家と自分が面倒をみなくちゃならないなにかを手に入れたいと思っていました。そんなある日、ジャレットあてに不思議な手紙が届きました。遠い親戚のハーブ魔女トパーズの家をジャレットが相続する権利があるという内容です。しかし条件があります。それは、家に気に入られること。
可愛いイラストに女の子向けの本によくある、ペットというキャラクター。甘く見ていましたが、読むととても面白いです。しっかりした設定お話で楽しめました。あんびるやすこさんのお話は専門性が高いお話が多いなと思いました。このお話ではハーブ。結構細かいことまで言ってるので、女の子が色んなことに興味を持つきっかけになるんじゃないかな~と思えます。