女ですもの

  • ポプラ社
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本棚登録 : 218
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591098554

感想・レビュー・書評

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  • 実に痛快であった、対話形式だから読みやすくて、殆ど一気に読んでしまった!育児に関する、様々な理不尽。いろいろ印象的な言葉はあったけど、「なんで、自分の国なのに子供と一緒にいると違和感があって、外国へ行った方が楽なんだろう?」は特に残りましたね〜。子連れで海外に行ったことはないけれど、それほどまでに日本が子連れに優しくない、ってのは確かにわかる。他、戸籍のめんどくささ、それに伴う血縁のめんどくささ。春菊さんもばななさんも自分らのことを「枠外」と言ってるが、そういうポジションから見えることがたくさんあるのだな、としみじみ思った。共に自由業で事実婚。だから、読む前は結構奔放な内容なのか、とも思ったのだが決してそんなことはなく。私自身が家族をどう捉え、そして子供と今後どのように向き合っていけばいいか、そのヒントをもらえたような気がする。お二人は仲良しのようだが、決して馴れ合い対談ではなく、距離のとり方が上手だなと思った。素敵な関係だよ!よければ続編も期待…したい。

著者プロフィール

1959年長崎県生まれ。漫画家、小説家、俳優、歌手。1984年に漫画家デビュー。1994年『私たちは繁殖している』『ファザーファッカー』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。その他の作品に『南くんの恋人』『あなたも奔放な女と呼ばれよう』など。私生活では4人の子どもの母親(夫はいない)。

「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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