夏の光

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著者 : 田村優之
  • ポプラ社 (2007年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591098561

夏の光の感想・レビュー・書評

  • タイトルから爽やかな話かと思って読み始めたが意外としっかりとした重みのある話だった。よくあるといえばそうだが、しっかりと最後まで読まさせてくれた良作。あと、読み終わって改めてタイトルがすごく良いと思う。

  • アレッ、前に読んだことがあるぞ!…、、改題前の作品だったんだ。そうそう、"青春の翳"って感じなんだよね♪。

  • 何かを隠すことで悲劇が起きる。信頼して一緒に乗り越えられたら良かったのにと残念だ。有賀氏はかっこいいとは思うけど、なんだか1人でやりすぎ、人物も出来すぎだ。

  • 恋人を失い、親友とも疎遠になった20年前の夏。
    長い時を経て様々な事実が明らかになる、青春残酷物語。
    絆とは、別れとは、運命とは…人と人との繋がりの強さ、脆さ、怖さなどあらゆることを考えさせられた。

  • 経済小説と青春振り返り小説の合体
    でも、ちょっと無理があるような…
    3.8点

  • 娘の学校の図書便りで紹介されていて、高校生が書いた紹介文を読んで読みたくなった本。この高校生のレビューはすばらしかった。読了後にレビューを再読したが、まさにその通りでございます! 経済の話は飛ばしたい気持ちを抑えてあえて丁寧に読むように心がけたらそれなりに理解できた。一つ前に読んだ「正義」の話と重なって、自分らしくありながら相手らしくあることを認める生き方はかっこよいと思った。最後の場面は泣かずにはいられなかった。この物語では2種類の死に直面するが死はどれも悲しい。

  • 親友だった2人が、20年の隔たりを経て再会…。優し過ぎる人達、理不尽な事件、あらゆるものを失った人…ただただ切なく、互いを思いあう優しさにホロリとさせられた。

  • 会社の債券アナリストの方に薦められて、読んでみた。
    主人公が債券アナリストだけど、話は経済とはあまり関係ない、異色の小説。

    理不尽系の事件が起きる話は、悲しくなって辛い。
    映画「グラン・トリノ」を観たときと同じ感覚。

  • 親友と恋人を失った高校時代から時は流れ
    壮年となった主人公はかつての親友と再会する。

    死をただの題材としない壮大な物語を立て続けに読んだ後にはちょっと物足りなかったかな。
    金利の話とかは興味ないから目が素通りしちゃったし。
    でも飽きることなくさらっと最後まで読めたけどね。

    【図書館・初読・8/14読了】

  • 40歳で再会したかつての親友の二人。高校時代のある事件がきっかけで20数年間会っていなかった二人。証券の話がややとっつきにくい。最後のシーンが印象的だった。(ま)

  • 高校時代、ボクシング部に所属し切磋琢磨しあう親友同士だった修一と有賀は、ある哀しい事件をきっかけに決別する。
    その後時は流れ、証券アナリストになった修一と新聞記者になった有賀は財務省で再会を果たす。そして修一は、有賀の抱えてきた過去と強さ、優しさを知る・・・・。
    債券など金融商品の明暗についてかなり突っ込んで書いてあるのが単なる青春回顧の「泣ける話」とは異なって独特の雰囲気。
    著者は本気で日本経済を不安に思っているんだろうな、そしてそれを救う力を信じたいんだろうな、と感じた。
    先行きの不安を見ないふりして現在の愉しさにたゆたう日本人を「青いゴースト」と評するのが、巧いたとえだな、と思った。

  • 「自分の手に入ったものと、すりぬけていったもの。それは、どちらが大きいのだろう。すべてを手に入れることが、どうしてこれほど難しいのだろうか」

    あまりにも美しく、あまりにも悲しい話だった。。。

  • 【10/17】図書室で借りた本。金融の知識が乏しいので、金利云々については勉強になりました。お互いを想ってるのにすれ違ってしまうもどかしさ…すべてを氷解するには永い年月が必要なのでしょう。淡い水彩画のような優しい文章が印象的でした。

  • タイトルから想像する甘く苦い青春の思い出を語る主人公は、証券アナリスト。債券市場を廻る財務省、証券業界、マスコミの世界も描かれている。主人公よりカッコイ親友がキーパーソン。

  • 07年8月。
    高校時代に恋人と親友を失った男。20年ぶりに真実が明らかになる。
    言ってはいけないことを言ってしまったり、あの時ああすればよかったという後悔は誰にでもあるだろうが、それが3人の運命を変えて行く。悲しい青春のお話し。

  • 主人公・宮本は40代のアナリスト。高校時代、親友と恋人を同時に失った経験がある。その親友と、20数年ぶりに偶然再会。あの夏の思い出がよみがえる・・・。
    導入部分がつまらなくて、何度も何度もつまづいてしまったのだけど、そこを過ぎれば大丈夫! すうっと引き込まれて、先を知りたくなり、最後に「そんなっ! あんまりじゃない!」と哀しくなります。

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夏の光の作品紹介

アナリストとして活躍する宮本は、高校時代の親友・有賀と再会する。二人の友情を決定的に引き裂き、恋人・純子を永遠に奪った"あの事件"から、すでに二十年以上の歳月が過ぎていた。必然がたぐり寄せた邂逅が、封印したはずの忌まわしい過去を甦らせ、開かずの真実の扉をこじあける。圧倒的な完成度と衝撃の結末。涙なしには読み終えない傑作エンターテイメント小説。

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