フェロモン

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著者 : 神田茜
  • ポプラ社 (2007年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591098820

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フェロモンの感想・レビュー・書評

  •  最後まで読んでいくと、登場人物が再登場したりで少しずつつながりがあって楽しめます。なんとなく奥様が好きです。
     タイトルほどフェロモンは感じなかったかも。梱包したりするエプロンレディというお仕事を初めて知りました。お部屋の人物を推理するの楽しそう。

  • 好きな話と、イマイチの話と、いろいろ。

    んー。デビュー作って書いてあったし、そんな感じ、する。

  • 短編連作。
    色々な立場で働いている女性が、奇妙な状況で、ふと出会い…
    現実味とユーモア感覚が程よく混じっていて読みやすい。

    「奥様」
    学生寮の賄いを始めた美佐恵。
    中年の女性をその家の奥様と思いこんでいた。
    じつは新興宗教の寮で、彼女は担当者だったのだが。
    美佐恵は7年付き合った恋人を裏切って、ふとした気の迷いからその友達の誘いに乗ってしまった。
    一生忘れられないと思い、仕事を辞めて逃げてきたのだ。
    ジュード・ロウ日記というブログをやっているほどのファンでもあり…

    「結婚指輪」
    二十年もダンサーとして生きてきた亜矢。
    結婚して10年になるが、主婦の立場にはいまだに慣れていない。娘の小学校で、初めてPTAの役員をやることになり…

    「依頼人」
    晶子は引っ越し荷物の荷造り作業員。
    35歳になってふと自分の女性性に自信をなくした…
    ベテランの粕屋と関口と3人で担当した家。
    夫婦が上手くいっていないと見抜くベテランの言葉に…

    「ペンダント」
    人をひどく傷つけては離れてしまう自分の性格に問題を感じた美香。
    カウンセリングで人格障害といわれ、催眠術を受けることに。
    川端という老人のインチキくさい催眠術がおかしい。
    だが一家で美香のことを案じてくれたのだった。

    「マリオン」
    女優を目指して上京した小百合。
    東京に来てから話すのが下手になった。
    バイトで紹介されたバーの仕事でも、ろくな座持ちが出来ない。
    安っぽい夜の蝶だなと自分でも思う日々。
    ある日…

    みんなジュード・ロウのファンで、彼を見てやっとフェロモンを増やしているような状況?
    フェロモン…というほど、色っぽい話でもないかなあ?
    まあフェロモンって、恋愛そのものとは違う響きかな。
    生身の人間がそこにいて。
    ちょっとおかしくて、ちょっと切ない。
    フェロモンはどっかで働いているのよね~。
    どうなったのか気になる人物が、後で出てくる所が良いです。

    作者は1965年生まれ、北海道出身。女性講談師。

  • 1話が特に面白かった。主人公、美佐江がある学生寮の住み込みの賄いをやることになって、「奥様」と出会うところから物語が始まります。

    美佐江はジュードローの大ファン。奥様にも彼の良さを訴えます。色恋沙汰がご法度のその学生寮で、フェロモンが生まれる。。。

    なんて書くと、恋愛小説のようですが、全く違います。(笑)

    フェロモンを忘れがちな30代の女性の5つのオムニバスな物語。
    最後まで読むと、「繋がり」が分かります。なかなかかわいい仕掛けがしてあって、楽しく読めました。

    しかし。。。ジュードロー。。。。。のかっこよさがさっぱり分からん。。。。

    話の中の描写がとてもステキに書かれてて。。。。きっと神田さんはジュードローの大ファン?と見せかけて実はファンではない?

  • 新興宗教の寮のまかないの仕事についた美佐江。
    PTAの役員を任された売れないプロダンサーのアヤ。
    引越し業者のエプロンレディをする昌子。
    人格障害を治すため老人に催眠術をかけてもらう美香。
    女優を目指してホステスを続ける小百合。
    全く関係のなさそうな彼女たちが「マリオン」で収束する。
    装丁:名久井直子 装画:田雜芳一

    本職は講談師で神田三陽の門下生らしい。
    最後に登場人物が集結するのは面白いけれど
    特に必然性もなく何を目的とした話だったのかな、という印象。
    ジュード・ロウが好きな人は共感できるのだろうか。

  • 作品そのものとしてのクオリティが高いわけじゃないんだけど、
    本当に普通の女の人の一歩間違えちゃった感じのお話なので、
    読んでいて、「うんうん。」って思うところも結構ありますねー。

    個人的には短編が少しずつつながりを見せていく本は好きなので、
    最後に一気に繋がる感じとか、楽しかったです。

    でも何でこのタイトルなのかは謎かなぁ・・・。

  • ぼんやりとした短編集だったなぁという印象です。あんまり覚えてない。

  • 2010/01/05 連作短編が好き。この人の小説があと1冊しか出てないのが残念。

  • ジュード・ロウの頭皮の描写から始まってこれは読みたい…と読んでみたらおもしろかった。短編がどれもこれもくすりと笑える。視点がおもしろいと思う。この人の作品、もっと読んでみたい! デビュー作、もっと注目されてもよかったのでは。

  • 図:図書館で何気なく手に取った1冊。思いのほかおもろしかった。小説デビュー作とは思えないからみ。

    内容(「BOOK」データベースより)
    こんな私でも悪くない、と思えるときもある。代わり映えのしない毎日にへこみ気味の5人の女性たち。それぞれの平凡な人生に輝きを取り戻させたのは…?力の抜けた愛おしい日常を巧みに描く小説デビュー作。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    神田 茜
    1965年生まれ、北海道出身。女性講談師。昭和60年、二代目神田山陽門下に入門、平成7年に真打昇進。女性の心情を面白く切なく語る講談には定評がある。『フェロモン』で小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 読んでいてとっても和みました。いつかもっと大きくなったときに読み返したいです。格好良く生きようだなんて思わなくていいんだ、と感じたような・・・。

  • ジュードロウのことに詳しくなった。

  • バラバラの話が最後に繋がる物語って好きです。

  • 恋人を手痛く傷つけてしまったことを悔い、仕事を辞めて奇妙な 宗教の寮の住み込み賄い婦をはじめた女。
    仕事と地域の雑事や付き合いの間でもがく女。
    自己の性格が破綻しているとして、一人で生きて行こうと決めた女。
    さまざまな女達の幸福とは言い切れないけど懸命な生き様が描かれている。
    どの短編も微妙に人物相関図がリンクしていて、最後まで読むとすべてがかちりと当て嵌まって各編の登場人物関係が輪となり、にやりとしたくなる。
    派手さはないけど、さっぱりとした読後感といい、好きな雰囲気の一冊だ。
    女であることを、肯定したくなる。

  • 登場人物は、決して若くはない女たち。程度の差こそあれみんな崖っぷちに立たされている。置かれている状況は違えども皆、じたばたしたり、少し引いて客観的に見たりしながら、若干の自己顕示欲とユーモアを混じえて日常を生きている。この一人ひとりが神田茜さんの分身なのね。登場人物同士の出会いとすれ違いも、嫌味なく好感が持てます。さらりと読めました。初めての小説、とのことですが今後にも期待大。

    2008.01.07

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