風の陰陽師〈1〉きつね童子

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著者 : 三田村信行
制作 : 二星 天 
  • ポプラ社 (2007年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591099063

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風の陰陽師〈1〉きつね童子の感想・レビュー・書評

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  • 陰陽師、安倍晴明の少年時代の物語です。わたしの思う幽玄で怪しく雅な陰陽師の世界が陰とすれば、この物語は晴明の成長物語のようで未来に力強く羽ばたくような陽の印象です。
    弱虫で泣き虫だった晴明が、信太の森で母である狐の葛の葉、祖父にあたる葛翁に出会い、愛され見守られながら、ちょっぴり強くなります。その後、智徳法師のもと厳しい陰陽師の修行を行い成長していきます。親しい友人も出来て、可愛らしいお姫様とも知り合い、晴明の世界が広がりはじめます。けれど、道満の卑劣さや黒主の野望(黒主はあの人じゃないかな・・・)賀茂家の思惑など、そこでは見たくない聞きたくない出来事にもぶつかります。『今昔物語集』の説話も、作家さんによってカラーが違うので、知っているお話もまた新鮮な気持ちで読めました。
    それにしても大盗賊、袴垂保輔が多城丸だけでなく、晴明にも絡んでくるのかしら、盗賊メンバーの動向がとーっても気になります。

  • 昔すごく好きだった本。

  • 安倍清明については、岡野玲子さんの「陰陽師」は途中まで読んだことがあるものの夢枕獏さんのほうの「陰陽師」は積読という程度で、平安時代の有名な陰陽師ということくらいしか知らない。仲町六絵さんの「からくさ図書館」にも主人公の上役として出てきますね。

    これはそんな安倍清明の少年時代のお話。
    まだ序盤の1巻しか読めていないのでなんとも言えませんが、説話と作者のファンタジーとが、上手に溶けあっているように感じました。清明のことを良くしらないわたしには、どこまでが本当のこと(というか伝説)なのかは判じかねますが、だからこそ単純に楽しむことができたのかも。

    挿絵はラノベにありそうな画風ですし、児童書らしい平たい文章なので、歴史の勉強と肩ひじ張らずに平安京のことも解るのじゃないかなぁ、と小学校高学年さんにオススメしておきます。

  • ポプラ文庫の巻末に載ってる他の本の紹介で、いっつも気になっていたのがこれ・・・。
    ただ、わりとポップな挿絵が載ってきそうなので、ちょっと読むのに疲れそうやなあーと、思ってそのままにしていたのだけど、先日子どもと一緒に本館へ行ったときに、児童書のコーナーでこの本を見かけました。

    で、
    「えっ? 児童書やったの?」
    と、なり(ハードカバーだった)、思わず手に取ってしまいました・・・。

    なんやろう。児童書とか、大好きやからね・・・。

    だって主人公があの安倍晴明なんやけど、児童書やねんで。
    児童書で、安倍晴明やっちゃうねんで。
    あのおどろおどろしい、呪いたら呪いたら呪いばっかりいうようなあの世界観で、児童書やねんで?
    なんかもー、どんなんなんよ、と、借りちゃったよ。

    面白かったよ!

    ふつうのファンタジーやった(いや、ある程度は史実なの?)。
    ただ今回は、晴明の出自について触れて
    「これから陰陽師としてがんばるぞ!」
    みたいな(そんなノリでは決してない)ところで終わったので、この先あの芦屋道満と、どう呪いとか呪いとか呪いの話をやっていくのかは、謎。ちゅうかまあ、楽しみ。^^

    ただ、保憲さまがただのいいとこのバカなお坊ちゃま然と書かれてたのが残念―(笑)!
    私、あの人は結構シュッとしたかっこいい人であってほしいねんけど、そっちのほうが無理なんかしら。

    しかしこういう児童書、ほんま好きやわー。だから児童書を探すのって面白い・・・。

    ちゅうか、児童書のくくりでなくてもええと思うわ。
    少なくとも、小学生の私はこんな本読まれへんで・・・。

    続きもすぐにリクエストしたいけど、今は積読本が多いのでちょっと待つわ・・・(笑)。
    残念ながら今日も、読めずに返す本が1冊・・・。

    (2015.05.16)

  • 【図書館本】面白かったかと問われれば、微妙としか返せない。読めない訳ではないけど、楽しいとも思えなかった。あまり文章が入ってこないのと、まだまだ序盤で物足りない。1冊丸々人物紹介と前置き、という印象。真比古と矢比古は可愛かった。(悪右衛門の娘はどうなったんだろう……?)

  • 子供が小学校から借りてきて、面白いので、是非読んでほしいと言われ、読みました。面白いし、読みやすいです。

  • 陰陽師、安倍晴明の幼少期から道満との術比べまで。

    どちらかと言うと子供向けのレーベルだが、決してきれいごとばかりを描いているわけでないところに好感が持てた。

    陰陽師とて聖人君子ではなく、京の都には飢えた人々があふれ、絶対の正義がはっきりとしているわけではない。

    この作品の晴明は、まだ子供ながら清濁併せ呑む度量の大きさを感じさせる人物として描かれている。
    旅に出た時に、流れ者の民間陰陽師に教えを受けたという設定が今までになく斬新だと感じた。
    そういうところが、これから彼の型破りなところに繋がっていくということなのだろうか?

  • 大好きです

  • 陰陽師である安倍晴明の、誕生からの成長の物語。
    父の安倍保名が、いかにして「葛の葉」と出会ったのか、
    母との再会、師匠との出会い、
    大盗賊になろうとする友人との出会い、
    そして謎の敵・・・

    実在人物なので、聞いたことのある知ってる話もありますが、
    まだ少年の晴明が、これからどうなっていくのか、新鮮な感じがする。
    とても読みやすく、面白い。一気読みしますね。

  • 塾の子供用に借りたが、なかなか面白い。さらっとマンガ感覚で読める。

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