午前4時、東京で会いますか?―パリ・東京往復書簡

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制作 : Richard Collasse  大野 朗子 
  • ポプラ社 (2007年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591099070

午前4時、東京で会いますか?―パリ・東京往復書簡の感想・レビュー・書評

  • こっちはおもしろかったかもと思って読み直したつもりだけど,読んだことなかった気がする。
    最初の話でぐぐっと引きこまれて期待したけど,その後はそうでもなく,私とは違う世界の人が書く話なんだなと改めて思った。

  • 中国出身でフランスで暮らす作家のシャン・サとシャネル日本法人代表のリシャール・コラスの書簡集。様々な話題があまり広がっていない印象があって本としては今ひとつ。わりと話しも自慢っぽい気がする。

  • 『碁を打つ女』のシャンサと『遙かなる航跡』のリシャール・コラスの往復書簡。

    シャンサは、1972年北京生まれ。
    10歳で処女詩集を出版し、12歳で全中国詩大会グランプリ受賞。天安門事件後の1990年、17歳で渡仏。
    バルテュスとバルテュス夫人節子・クロソフスカ・ド・ローラの愛娘春美さんと友人であった縁で、スイスのバルテュスの終の棲家、グラン・シャレに2年滞在し、バルテュス夫妻と生活を共にしながら小説を執筆する。
    現在は、パリに暮らし、書や絵など多才ぶりを発揮し、2007年は東京でも個展を開催した。
    『碁を打つ女』は、満州の娘と日本人士官のストイックな恋を描いた秀作で、映画化の企画があるそうです。
    あまりに『碁を打つ女』がいいので、最新作の『美しき傷』は、さらっと読んでしまいましたが、これからの活躍がとても期待できる女流作家のひとりだと思います。

    リシャール・コラスは、シャネル日本法人の代表取締役社長で、2006年に処女小説となる『遙かなる航跡』を出版。日本人と結婚し鎌倉に居を構えるフランス人。
    『遙かなる航跡』は、後半はフィクションで小説ぽいが、前半から多くの部分が著書の経験がそのまま描かれていると思われる。
    そういう意味で、約40年前の日本が浮かび上がるし、外国人から見た日本人や日本社会も知ることができ、面白い。
    その時代の日本の企業の姿勢や、日本人若者たちや恋など。
    まぁ、本当の意味での初恋のような恋が小説のような形になるのはあまりに作り物ぽかったけれど、最初の日本旅行でのリシャール・コラスの恋が、彼の人生を変えたことは間違いなさそうだ。

    そんなふたりが、往復書簡という体裁をとった本を出版した。
    フランスで暮らす中国人女性と日本で暮らすフランス人シャネル社長がフランス語で行き来した言葉。

    文化大革命で祖父を亡くし、優秀な両親に育てられたシャンサ。
    パイロットを父に持ち、モロッコで少年時代を過ごしたリシャール・コラス。
    ふたりが、自分の生い立ちを語り、現在、なぜ、母国ではなく異国に暮らしているのか。

    本書は、二人の素顔だけでなく、異国での体験、歴史など、多面的に楽しませてくれる仕上がりになっている。

  • 二人の違う異文化で育った生い立ちも興味深い。何故かエッセイだけどロマンチック。

  • 在仏中国人女流作家シャンサとシャネル日本法人社長リシャールが自身、家族の歴史や文化について語る本。

    特に激動の中国を生きた祖父母、両親の話とバルテュスとの交流の話が秀逸。才能溢れ強靭な精神力と冒険心を持つ彼女に自己嫌悪に陥るほど。

    こんな現実が激動の時は、「女帝 わが名は則天武后」のような本を読んだ方がいいのかもしれない。

  • シャンサの本を読んで、
    この人がどういう人なのかどうしてもどうしても気になり、
    往復書簡という絶好の読み物を見つけた。

    「バイ・カルチュアル」な2人のやりとり。
    中国出身パリ在住のシャンサは憎たらしくなるほど才能を持っていて、
    しかも自信を隠すことなく言葉にする。
    その謙虚さのなさに半ばあきれながらも、
    それが持たざる私の嫉妬だと感じて落ち着かなくなる。

    逆にフランス出身鎌倉在住のリシャールの文章は、
    作家としての読者の心に訴える力が弱いけれど、
    シャネル日本法人の社長として、
    日本を受け入れて正しく理解しようという姿勢に
    好感がもてる。
    シャンサの人生に比べると、
    豊かな家庭に育ったリシャールの人生はドラマ性にもかけるけれど、
    女性に対する観点でシャンサとリシャールの議論を見る事が出来たりと往復書簡ならではの読み応えもしっかりある。

    文字1つ1つを丁寧に読むような読書むけ。
    雨の日、出かけるきっかけを失ったときなんかにお勧め。


  • フランス、中国という東西の全く違う国で育った2人による往復書簡。
    歴史、文化、そして現在に至る彼等の背景は実に興味深い。

  • 落ち着いた雰囲気も、流れるような文章も、

    才能と努力、そしてコミュニケーションからも生まれます。

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