陰陽屋へようこそ

著者 :
  • ポプラ社
3.31
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本棚登録 : 222
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591099179

作品紹介・あらすじ

王子稲荷に見守られるのんきな商店街にある日現れたあやしい店、陰陽屋。店主とアルバイトのへっぽこコンビがお悩み解決いたします。

感想・レビュー・書評

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  • 初めましての作家さん。
    超美形のインチキ陰陽師と、訳あって式神(雑用係)として
    アルバイトをする羽目になった妖狐の末裔コンビによる
    日常の謎的なドタバタ物語。
    軽くて読みやすいんだけど、番外編のキツネ取材日記が
    最高にステキでした。
    大晦日の狐の行列に参加してみたいなぁ~

  • ドラマ化と知り たまたま図書館で見かけたこともあって試しに読んでみた。名前からしてインチキ度MAXの陰陽屋・安倍祥明と中3の受験生でちょっと特殊な体質のキツネくんのコンビで様々なトラブルを解決してゆく4編の連作短編集。クセのあるキャラクターと少々ご都合主義的なところはあるけど面白かった。ラストで判る祥明の意外な側面と彼の風変りな両親にクスクス。ちょっと天然なキツネくんのほんわかした雰囲気も良いな~周囲の人たちも温かいし。「祟りかもしれないですね」「祟りでしょう」「祟りです」の連発に爆笑。

  • 憑き物を落としたり、術を使と言うお話ではありませんが面白かったです。
    陰陽師のお話ではなく、狐体質な男の子と陰陽屋の店主(男前・元ホスト)のお話。軽やかでほっこりする様なお話でした。祥明ママは、本当にキモイですが・・・。犬好きとして私も許せないです‼書下ろしのキツネ取材日記が特にオススメ。

  • 美男子で妖しくそして怪しい場所に立つ陰陽屋。
    主人は陰陽師であるというが全くのペテン師!!
    そんな陰陽屋に偶然入ってしまった狐小僧がなぜかアルバイトとしてこき使われる羽目に!!
    という、ほのぼのストーリー。
    連作短編になっていて非常に読みやすく、陰陽屋の主人の過去が解き明かされる部分ではドキドキし、狐くん(普段は人間の姿で学校に通っている)を見守る周囲が温かく、なんだか心和む読後の作品でした。
    稲荷神社のお祭りに行きたくなります。
    続編出ないかなぁ~

    僕の天野頌子初読書作品。
    この後、警視庁幽霊係シリーズにもはまっていくのでした。

  • 陰陽屋でアルバイトすることになった狐くん。そのご両親とお友達の関係もあったかくて楽しく読めた。占いや探し物をしてくれる陰陽屋。でも、生きていく中で起こる不運を前向きにとらえることを教え諭していく話を読みながら、自分に起こることも、見方を変えてプラスに考えていけるかなと思った。

  • あれ?これってドラマするやつじゃね?でもタイトル違くね??…そう思って借りました、陰陽屋へようこそ~。

    いやぁ、ホント面白っ!!祥明さんも狐くんも楽しい!面白い!楽しいぃ~!!
    何が良いってラストの新聞部の話が一番面白です。狐くん、スゴイ(笑。

  • ★3つくらいなのだけど、地元•王子が舞台で、本当に実在するところばかりが出てくるので楽しめました。 ほんとにありそうなんだよな(ーー;)陰陽屋…。場所の説明が結構正確。

  • ドラマから入って読んだが面白かった。

  • 王子稲荷に見守られる、のんきな商店街に、ある日現れた怪しい店、「陰陽屋」。美青年偽陰陽師と、妖狐男子中学生の、へっぽこコンビが、町の、小さなやっかいごとに立ち向かう。ほのぼのミステリー。
    おもろい!シュンタ君、かわいい!弟にしたい(息子だろ!)さすが、もとホストの、偽陰陽師、話術が巧み(笑)憎めないキャラだ。ちなみに、この物語には、シュンタ以外の、妖怪や幽霊は、登場しない。「陰陽屋」が、つぶれなかったということは、続編あり?是非読みたい。

  • バリバリ陰陽師かと思ったけれど、ほのぼの(*^^*)元ホストのニセ陰陽師安倍祥明と妖孤ハーフ(?)の中学生瞬太の探偵物語という感じ。この瞬太がとにかくカワイイ!!同級生にバレバレなのに本人は妖孤を隠し通してるってのが…(*´∇`*)同級生が気づかないふりをしている気持ちがよく解る(^^)続編も読みたいけれど、図書館には無いみたい(--;)なのでドラマに期待!

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著者プロフィール

らいとすたっふ小説塾をへて、2005年に『警視庁幽霊係』でデビュー。テレビドラマ化もされた『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』や、『タマの猫又相談所 花の道は嵐の道』など、数多くの人気シリーズを刊行している。

「2017年 『僕と死神の赤い罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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