ズッコケ中年三人組age42

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 244
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591100264

作品紹介・あらすじ

ハチベエ、ハカセ、モーちゃんの三人組も42歳。モーちゃんの娘、ハチベエの息子、それぞれに問題を抱え、立ち向かっていく。フォークデュオ・ゆずもストーリーに登場する。

感想・レビュー・書評

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  • モーちゃんの娘は中学でいじめられるようになり、ハチベエの長男は高校をさぼりがちになってしまう。
    八方塞がりかと思われたが、モーちゃんの娘はハカセの知り合いの美術教師がうまく対応してくれていじめられなくなった。ハチベエの長男は先輩の死がきっかけで目標を見つけることができ、ふたたび学校に通うようになった。

    化けダヌキの祟りが物語に絡んでくるのかと思いきや、なんの関係もなく物語は終わる。

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    三人組はほとんど活躍しないまま物語が進み、終盤には問題が解決している。なんとなく『渡る世間は鬼ばかり』みたいだな、と思った。
    モーちゃんの娘はきつめのいじめに遭っていたけど、これで一見落着で大丈夫なのか。ハチベエの長男を更生させるために現れてすぐに亡くなる先輩が不憫に感じられた。
    そんなことを思っても物語はぐんぐん進む。

    前作でもハチベエの誕生日をモーちゃんが覚えていないくだりがあったけど、今回はハカセの誕生日もモーちゃんは覚えていなかった。しかし、モーちゃんの職場の専務は誕生日を覚えていた。これは何かの伏線なのだろうか。たぶん違うと思う。それを確認するために次作も読む。

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    モーちゃんの娘はゆずの『ぼくの漫画の主人公』という曲を聴いて、いじめに耐える。
    15年くらい前、カラオケで友人がこの曲を歌っていたことを思い出した。たしか中学でも高校でも陸上部に入っていた。わりと音痴だった。けれど、元気に歌っていた。そんなことを久しぶりに思い出した。

  • 子どものころに大好きで読みまくっていたズッコケシリーズ。
    三人が想像通りの大人になっていて嬉しい!
    でももっとドキドキしたい!!と思ってしまいました。
    あんなにハラハラしながら夢中で読んだのは、子どもだったからなのかなー??

  • 図書館の返却棚でみつけ借りる。検索してみたら他にもある模様。シリーズ途中だけど、いいか。他のも借りてみよう。

    ということで、Age40から続けて3冊読んでみた。
    子どものいじめをテーマにした本。
    数々の昔の作品も描かれているが……覚えていないので、またその頃の作品も借りてみよう。その後再読してみたい。

  • 今回は いじめ、不登校の お話し。子どもを持つ 親としては 見につまされる 内容だった。でも 3人なりに それぞれ 解決できて 良かった。参考になりました。

  • 中年のシリーズを順番に読み始めて3冊目。
    ペースもわかってきて、昔のことを忘れていても大丈夫。
    本作は「いじめ」がテーマなんですね。
    おそらく昔のシリーズではもっとからっとしていたのと違うのは時代なのか、、、
    最後はあっさりめですが、子供も読む、というのではいいのではないでしょうか。。
    オトナが懐かしさに駆られて読んでいると思いますが。。。

  • いじめの問題は読んでいてホントに気分が悪くなる。特に話が展開したわけでもないのにいつの間にか解決した気になっていた、ってのが驚き!

  • 寂しいが、それぞれの人生をしっかり進んでいるのだとはっきり確認出来た。もーちゃんハチベエは立派なお父さん。ハカセは社会人として立派に働いている。みんなも書いているが長年の友人の近況を聞いている気分。

  • 懐かしい。昔を思い出す。

  • 子育ての話、

    ハチベエが八百屋でなく、コンビニ店主になったり、
    昔と今ではイジメのやり方が変わったり、、、

  • 小学生の頃にドキドキ、ワクワクしながら読んだなぁ。ハチベエがすごく良い親父になってる。もう続編が出てるし楽しみが増えた。もう一度以前のも読んでみようかなぁ、でも、もうあのワクワクは手に入らないかなぁ。

  • 図書館で借りた本、結局4冊中1冊しか読めなかった>_<
    読む気にならない時は本当になりません。

    でも本シリーズは一冊が短めで読みやすいので意地でも!と思い。それにシリーズだからちゃんと制覇したいですし。
    翻訳もののように、本国では続いているのに途中でストップなんてことも無いし。

    今回は子どもたちの問題がテーマ。親子関係もですが、一番ページを割いているのはいじめ問題かな。読んでいて胸が痛いのですが、読み進める手が止まらない。

    私自身は深刻ないじめに直面したことがないのですが、何か、軽い気持ちでしたことが誰かを深く傷つけた可能性はあるな、と。周りに露呈した事件なんかはありませんでしたけど。割と勝気に言い返す子しかからかわれないような中学だった気がする…他のクラスはわからないけど…

    もちろん仲の良い悪いはありましたけどね。

    集団で一人共通の敵をつくるって、手っ取り早いからなあ…女子だけかしら。

    本作に登場する素敵な美術教師、馬場先生の描写が、おばあちゃん→大きなお尻→骨と皮だけとあり、痩せ型→ぽっちゃり→痩せ型とウロウロしましたが。大きなお尻でも痩せ型の人はいるにしても、小説になるとイメージし辛いことがわかりました。

    あと、中一の佳奈ちゃんが、同級生のことを子どもたちと表現したのには違和感。自分を含む同級生を子どもと言うかな?

    ハチベエ宅の長男についても、色々ショックを受けた一冊ではありましたが、児童書のような後味で良かったです。

    メインと思われた事件は思ってたのと違いましたが、本編シリーズファンへのサービスでしょう。それに子ども時代の記憶の不思議と言うテーマは面白いですし。

    ハカセの出番は少なめ。

    あと、この巻からゆず推しになった模様。

    ところどころ説明ぽさはありますが、すぐに読めてサクッと楽しめます。

  • ☆$$まあまあ 今読んでも色褪せないが、・・・。$$シリーズは読み続ける予定。

  • 子どもの頃大好きだったズッコケシリーズ。
    いつの間にか中年編もシリーズ化していて42歳になっていた3人組。

    今回はハチベエの長男とモーちゃんの娘の学校での問題がメイン。
    どちらも共感できる。
    特にモーちゃんの娘、佳奈ちゃんのいじめの話はすごいリアル。
    でもどうせならもっと佳奈ちゃんの心情につっこんで書いてほしかったかな。

    3人の話も特にこれといってなく、息子や娘の話がメインのわりにはあちこち話が散らばっちゃってたっていう印象。

    そして、ゆずとのコラボというとこで作中にもゆずの曲を話題にしてるのがちょっとかなり鼻につきました‥。
    もう少しあっさりやってほしかったな。

    前川かずおさんの絵は相変わらずいいですね!大好き!
    岩沢が似すぎ!

  • 2012年2月

  • 2012 2/19読了。つくば市立図書館で借りた。
    中年編、第三弾。妖怪大図鑑で出てきた狛犬が工事のためにまた動かされたらしいエピソードと、ハチベェ・モーちゃんがそれぞれ息子・娘のことで悩んで・・・という話が交差する。
    ハチベェの長男の先輩が亡くなって、長男につきっきりのハチベェに長男の方が父親を頼りにするようになって・・・というくだりのところが、ああたしかにそういうときに頼れる相手がいることは・・・とか思ったりした。
    人の父親、ちゃんとやってるんだな、ハチベェもモーちゃんも。

  • おとなになっている。
    おとなになっても、ずっと、冒険していてほしい。
    今回のように、現実の問題と対峙することも、立派な冒険だと思う。

    私にも同じような問題がふってきたとして、
    なかなかこのように上手くはいかないだろうけど、
    きちんと向き合っていけるよう、今から力を蓄えたいです。

  • あのズッコケ三人組が42歳になっている物語。
    懐かしいな~と昔読んだ記憶と共に読みました。
    とっても現実的な成長の仕方をしている三人組が微笑ましく、年相応な家族の問題もあり、ちょっと昔話もありと楽しい作品。

  • み、みんな大人になってる・・・・・・・・・・・・・・・・・

  •  あのズッコケ三人組も42歳となり、今やそれぞれの子供も中学生・高校生となり立派に成長していたのだが・・・。ハチベエは長男がちゃんと学校に行かないことに、モーちゃんは娘がどうやら学校でいじめにあっているということに、それぞれ頭を悩ませていた。

     あれだけ子供時代、好き勝手ヤンチャしていた三人組が、親となって初めてわかる親の苦労と心配事。モーちゃんの対処の仕方は”っぽい”なぁと思うものだったけれど、ハチベエが意外にちゃんと筋を通して、そしてすごく頼りがいのある親になっているのが嬉しいところ。今回はいじめがメインテーマではあったが、そこまで陰湿なものではなかったし、問題も結構あっさり解決してしまった。普通なら、「こんなにうまくいくわけないやん!」と思うのだけれど、まぁ、児童書の延長で小さい子も読んでいるだろうし、このシリーズはやっぱり優しい夢ある感じの結末であってほしいので、これで満足。ハカセと陽子のその後が気になる!ちらっちらと大人な表現が見え隠れするのも、三人組が成長したなぁと思うね。

  • 懐かしいなー。小学生のとき図書室とか兄の本棚から借りて読んでました。
    中身は親子の問題とかを結構まじめに書いていて色んな年代の人が読めるのではないでしょうか。

  • 小学校の図書室で読み漁ったズッコケシリーズの続編・・。

    ハチベイ、ハカセ、もーちゃんが大人になって帰ってきました。
    三人が小学生の時見ないな、スリリングな冒険ではないけれど、大人になって、どこにでもあるような問題にぶち当たり解決していく話には、昔読んだころを思い出させてくれます。

    それにしても、いつも間にか3人が自分より年上になっているとは・・・。

  • 2009/09/02

  • 2009.6.27

  • ズッコケの3人が42歳になった。 42歳ともなると「自分の出来事」の中に、わが子のことや、家族のこと、仕事の関係者のことが含まれるようになる。 小学生の頃のズッコケ3人組は、自分の思いや、自分に起こった出来事で、自分の世界が完結するのだけど、大人になると人間関係が複雑になってくるのがよくわかる。まぁ当たり前なんだけどね。 モーちゃんの子どもがいじめに合う。 ハチベイの子どもが登校拒否気味になる・・・などなど彼らの環境は大変だ。 独身のハカセ君は42歳にして車の免許を取る。 子ども時代に同じような環境で育っても42歳ともなると、まあ人間、いろいろ大変なんだよね 。

  • さっと読める清々しさ。

  • 2007年12月9日購入。
    2008年7月15日読了。

  • ズッコケ好きです
    ズッコケ青春です
    ズッコケバイブルです

    しかし
    それも
    小学校までの話

    ズッコケ中年組になってからの
    3冊すべて読みましたが
    残念です

    あのわくわく感をもう一度楽しみたいです
    那須のおっちゃん…

    昔の興奮をもう一度欲しいです

  • 読み終わりました、最新作。

    今回はゆずが本文内にも何度か登場していたので、ゆずの音楽を聴きながら読みました。

    ハチベエの子どもに対する行動から、ハチベエが成長したなぁと思いました。

  • age41よりおもしろい。

  • 昔ズッコケシリーズはほとんど読んでたので、懐かしかったです。児童書のズッコケシリーズとは違った親になった彼らもまた素敵でした。

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著者プロフィール

那須正幹(なすまさもと):広島県生まれ。児童書の大ベストセラー「ズッコケ三人組」シリーズ全50巻(日本児童文学者協会賞特別賞・ポプラ社)をはじめ、200冊以上の本を執筆。主な作品に『絵で読む 広島の原爆』(産経児童出版文化賞・福音館書店)『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』(野間児童文芸賞・ポプラ社)など。JXTG児童文化賞、巖谷小波文芸賞など受賞多数。

「2021年 『めいたんていサムくんと なぞの地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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