幻狼神異記 (1) (teens’ best selections 12)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 108
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591100530

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で見つけて借りた本。
    表紙の絵はスカイエマさんでなぜか惹かれる。
    自衛隊の特殊訓練から始まり
    面白くてグイグイ引き込まれながら読んだけど
    よく、考えたらこれは児童書だよね、と思い
    不思議な気持ちになる。
    次に主人公の宗方健の話になってからは
    ちょっとトーンダウン。
    読みやすいからサクサク読めるけど
    敷島一輝と波多みつきがいまいち
    信用できなくてモヤモヤする。
    後半の展開も圧巻だけどなんだかスッキリしない読後だった。
    2017年9月25日読了

  • 狼憑きの少年のはなし

    なにやらむかつく少年少女が助けてくれそうなんだか手下にしようとしてるんだか

    あまり魅力的なキャラがいないせいか引き込まれず…
    スカイエマさんの挿し絵は言うことなし!

    全然わからない第一部だから続きが気になる
    面白くなるのかな?

  • 序章は、自衛隊の訓練にはじまる。
    滋賀県の鈴鹿山脈での訓練中、陸上自衛隊の中でも非公式な特殊部隊に所属する井上主馬(いのうえかずま)一等陸曹とその隊は、上官である敷島睦夫(しきしまむつお)一尉らに命を狙われる。


    それから30年ほど後。
    宗方健(むなかたたける)は私立学璽院中学(がくじいん)に編入する。ふだんの健は ごく普通の少年で、友達もすぐ出来る、ちょっと間のぬけた所もあるが優しい性格だ。けれど、幼いころから、自分の中の魔物のようなものがいて、一度それが出たら、ひどく暴力的になり、正当防衛を超えた傷害事件を起こしてしまう。このため、健は何度も転校しているのだ。

    学璽院中学は偏差値も高く、けれど部活などにも力をいれている良い学校で、健は ちゃんと卒業することを目標に、真面目にやっていくつもりだった。
    友達になった犬飼正美(いぬかいまさみ)に誘われ、古代史研究会に仮入部することになった健。
    伝統ある、真面目なこのクラブでは、部長・敷島一輝(生徒会長で校長の甥)や副部長・波多みつきらが 強い力を持っていた。

    呪術の力を持つ敷島一輝。
    彼らは狼狩りをして、社会を良くすると言う。

    中学生〜
    暴力的な部分もあるが、私が読みつけていないだけで、中学生でもこれくらいならいけるのだろうか。
    主に男子むきだと思う。
    神話、憑きもの、山伏、狼、狛犬、そして理想社会、・・・こんなキーワードが好きな人におすすめ

  • 表紙がカッコ良くて手にとってみたものの、前に読んだ記憶が…内容が印象薄かったか、途中放棄したか…

    自衛隊サバイバル訓練の場面からはじまり、本筋はそれと関係なく、30年後のお話。
    自分の中に魔物が住み、そのせいで転校を繰り返している主人公。その魔物の事を薄々知っている転校先の古代史研究会の面々。
    最後に動きはあるが、全体的に退屈だった。次巻も読まなきゃね。

  • そしてなぜか仲間であるはずの敷島一尉たちに命を狙われる。
    それから30年後ということで物語は始まる。

    自分の中になにか魔物がいて、幼い頃から急に暴力的になる。相手を徹底的に傷めつけるほどに暴力的になる。そのせいで転校を余儀なくされていたが、私立の中学に通うことになった主人公の 宗方 健(たける)。
    同じクラスの犬養正美と親しくなった。学校からの帰り道で他校の中学生に絡まれ、自分の中の魔物がまた目覚めた健。 
    正美が所属するクラブ古代史研究会の部員であり生徒会長の敷島一輝たちは、健の中の魔物の正体に気づいていて、世界を変えようと、彼を導く。

    んーーーーーあらすじがまとめられない。 なんか違うような気がする。
    これは三部作なのですが、とても謎ですね。序章の物語とどうつながっていくのか、続きも読まなきゃね。

  • 児童文学とラノベのはざまかな、という印象。横山さんの風景描写や舞台の壮大さが好きなのです。主人公の純粋な感じもいいと思う。名前も陳腐な闘いもきっと後々効いてくるのでしょう、というわけで続く。

  • なんかまだまだわからない部分が多いです。とりあえず敷島一輝のことは好きになれません。

  • ん~ちょっととっつきにくいかな?
    全3巻らしいんだが、図書館には1巻しかなかった・・・。

  • スカイエマさんのムードたっぷりのかっこいい挿画が印象的。
    3巻にわたる物語の第1巻です。

    中学生の宗方健は一見するとごく普通の少年です。
    しかし、健が危険に見舞われると、身体の中で魔物のような力が爆発し、健自身にも歯止めがきかない暴力となって表出してしまうのです。
    幼い頃からその魔物のような力のせいでトラブルを起こし、転校を繰り返してきた健ですが、私立學璽院中学への転校をきっかけに自身の秘める力と向き合うことになります・・・

    神話や民俗学、呪術などがからんできて、後半にいくにつれて目が離せない展開です。
    登場人物も健の味方なのか、敵なのか、早く知りたくてページを繰る手が止まりません。

    さてさて、2巻を読まねば!

  • ■健に危機が訪れたとき発動する力。それは凄まじい暴力となってあらわれてくる。やがて、健にひそむ大きな謎をめぐり、闇の勢力が動き出した…。バイオレンス&ファンタジー巨編。

    ■■面白かったんですが、まだ一巻目ということでたくさんの謎が残されたままになってます。気になる。児童文学にしては、暴行シーンは中々すさまじいものがありました。それににても恐るべし中学生達。

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著者プロフィール

横山 充男
高知県に生まれる。四万十川のほとりにひらけた町で育つ。『少年の海』で児童文芸新人賞、『光っちょるぜよ!ぼくら』で日本児童文芸家協会賞(ともに文研出版)。ほかに『少年たちの夏』、『水の精霊』シリーズ(ともにポプラ社)、『鬼にて候』シリーズ(岩崎書店)『ラスト・スパート!』(あかね書房)、『自転車少年』(くもん出版)など多数。

「2022年 『牧野富太郎 植物の神様といわれた男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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