([え]1-1)夕闇の川のざくろ (ポプラ文庫)

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著者 : 江國香織
制作 : 守屋 恵子 
  • ポプラ社 (2008年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (70ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591102961

([え]1-1)夕闇の川のざくろ (ポプラ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 大人の絵本
    凄く短くてすぐに読めちゃう本だけど、たっぷりと時間をかけて読まないと楽しくない本。
    しおんの嘘をもっと聞きたい。
    西さんの解説が何故だかしっくりこない。
    ふしぎ。

  • しおん、素敵な女の子。
    ぜんぶ“ほんとうのこと”なんだな。
    いろんなピエールとお会いしたい。

  • 淡々としているのだけれど、どこか悲しげな語り手と、それを嘘という物語で包む江國ワールド。

  • 江國さんらしいなぁ、という印象以外、何も残らないくらい短いお話。

  • 嘘つきの女の子の話し。
    友人の「しおん」が嘘つきで、「私」は素直な聞き手なのかと思いながら読んでいたけど、最後に「私」も嘘つきなのかもと思わせる。
    女の子はみんな嘘つきなのだから当然なのかもしれない。

  • 美しく孤独なしおんの物語

    ーしおんの「おかえりなさい」は「はじめまして」に似ています。

    ー物語の中にしか新事実は存在しないのよ (中略) そして、物語の中で、私は夕闇の川のざくろなの。

  • 「……厄介ね」

  • 淡々とした中の独特な雰囲気が好きです。しかし頭の硬いわたしはきっとしおんと仲良くはなれそうに無い気がする…12/04/23

  • 絵本。
    あたたかな色合いの挿絵はなぜだかちょっと不気味。
    登場人物はしおんと私。

    人なんてもともとほんとじゃない。
    しおんが繰り返しとなえるこのことば、わかるようでわからない。
    でも終盤…
    わたしたちはほんとじゃない毎日をほんとのことのように
    ただ信じているだけなのかも、と。
    やっぱりわかったようでわからないけど、
    夏にまた読んでみたいなぁ。

  • しおんと私の関係性はホリーガーデンの二人に似ている。というか、ホリーガーデン絵本版みたいな。

  • たしかに解説がひどい…

  • しおんはうそつきな女性だ。ある時は漁師の養女、ピエールという恋人を何人も持つ、少女でいるしかないようなひと。
    彼女とともに台所に立ち、彼女の嘘に耳を傾ける主人公の視線は冷たく依存しているようで、物語というより散文詩のような断片(しおんの嘘)をつなぎ合わせた一冊。

  • うそつきな女の子のお話。
    絵本か、詩、ちょっとした時間つぶしにめぐる感じの。

  • すこし長めの詩みたいなかんじ。ゆっくりとここちよい。
    ただ江國さんはうまいけど『ここの言い回しで読者を落とそう』的な計算を感じることが時にあり、そういうのはとても萎える。女がはっとしてしまう言い回しを江國さんは知ってる。しかも私は女でその術中にはまるから、やだ。

    あとこの解説の西加奈子という人を覚えておこうと思った。久しぶりにこんなひどい解説を読んだ。この人の本は読まないよう気をつけなければ。

  • 夕闇の川のざくろ
    ‐‐‐‐‐‐‐‐

    本屋さんで立ち読みしたのだけれど、
    読んでいたら江國ワールドにまたしても落ちてしまいました。

      ちいさな絵本だけれど、静かな孤独感がひしひしと伝わって
    とっても不思議な大人向けの絵本です。

    イラストもとてもその不思議な感じにぴったりで、「夕闇の川のざくろ」という本の名前も好きです*

       嘘と本当。なにが正しくてなにが正しくないのか。正しいことがすべてなのか?

    いろいろと考えさせられます。
    考えるというよりは、感じるといった方がいいのかな?

    江國さん特有の歪みというかそうゆう世界観が好きです。

  • たぶん俺は孤独ってものにすごい憧れてるんだなぁって、
    自分で認識し直した作品になった。
    人を信じていないとか、
    孤独とか、
    人がそうそう成りえるものでもないし、
    そうなりたいと思ってもどこかでそれと反するものにすがっている自分がいるわけで、
    だからこその憧れなのだろう。

  •  江國香織さんの言葉の選び方が好きで、よく読むのだけれど、彼女の本って捉えどころがないんです。時々。

     この本は、しおんという女の子とそのお友達の会話から成り立っていて、けれどしおんが話すことといったら(友達が言うところの)嘘ばかり。
     しおん曰く、
    「人なんてもともとほんとじゃないのよ」
     本当のものは物語だけ、それを人は運んで行くの。そして嘘は物語なのだと。

     しおんが語るのは、友達にしてみれば嘘だけれど、しおんにしてみたら本当のもの、物語。


     この本を読むと、信じることって本当に主観的なものなんだなぁと思わせられます。
     そして、信じるものが違っても互いに一緒にいられるって素敵なことだなぁ、とも。

  • とても不思議なお話でした。もっと膨らませて、普通の小説にしても面白そう。でも不思議~。絵が可愛かったな・・・。

  • お話よりも、守屋 恵子さんのイラストの印象の方が強かった。

  • 2010.9.17 紹介
    2010.10.1 紹介

  • (2008.04.05読了)(2008.04.04購入)
    大人のための絵本でしょうか?
    子供向けの絵本なら、文と絵が分かりやすく対応しています。この本の場合は、文と絵の対応関係が説明的ではありません。文は文で独立して読めます。絵は必ずしも必要としません。絵は、絵を見ているだけで楽しめます。鳥が飛びながら地上を見ているような構図の絵が多用されています。絵だけで観賞することが可能です。
    絵を見ながら、江國さんの話とは別の話が作れそうです。

    幼馴染のしおんの話です。幼稚園のころからみんなに嘘つきと言われていました。
    人なんてもともとホントじゃない、としおんは言います。
    何がホントなの、と、しおんに訊いてみたら、物語よ、と答えました。
    しおんは、嘘を物語と呼びます。
    物語の中では、人なんてたとえば一匹の鼠だったり、一匹の山あらしの足の裏の肉球だったりするんだから。そして、物語の中で、私は夕闇の川のざくろなの。

    しおんの話には、ピエールが登場しますが、恋人だったり、鳩だったり、従兄だったり、亀だったりします。

    その場その場の、思いつきに付き合う気があれば、楽しめるかもしれません。

    ☆江國香織さんの本(既読)
    「雨はコーラがのめない」江國香織著、大和書房、2004.05.20
    「思いわずらうことなく愉しく生きよ」江國香織著、光文社、2004.06.25
    「間宮兄弟」江國香織著、小学館、2004.10.20
    「赤い長靴」江國香織著、文芸春秋、2005.01.15
    「パンプルムース!」江國香織著・いわさきちひろ画、講談社、2005.02.23
    「すきまのおともだちたち」江國香織著・こみねゆら絵、白泉社、2005.06.08
    「ぬるい眠り」江國香織著、新潮文庫、2007.03.01
    「がらくた」江國香織著、新潮社、2007.05.20

    著者 江國 香織
    1964年 東京都生まれ

    挿絵 守屋恵子
    1964年 横浜市生まれ
    イラストレーター
    (2008年4月17日・記)

  • ライブハウスの暗がりの中で、開演までの待ち時間の間に読み終えてしまうほどの小さな本。江國節炸裂のちょっと壊れた女の人の話。
    背中と頬がひんやりするような読後感

  • 短くて挿絵もあって、話としては単純なのだけれど、とても難解であまり理解できなかった。
    2009/9/27

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