わたし、男子校出身です。

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 411
感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591103852

感想・レビュー・書評

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  • 授業のレポートの参考文献として読んだ本。
    これの前に読んだのが上川あやさんの新書だったから最初は文章のギャップに戸惑いました(笑)

    でもこちらのほうが学生時代の苦しみや戸惑い、親のことについてストレートに伝わってきますね。こちらが精神的葛藤なら上川さんのは社会的困難を知ったように思います。
    合わせて読みたい作品です。

    性転換手術について詳しく書かれていますが、なじみのない単語や難しい単語がでてくるので内容は理解できなくてもその手術の大変さは伝わってきました。
    まさか死ぬ可能性もあるなんて。
    医療は進歩しても人間の体を変えるってまだまだ難しいんですね。
    しかも寿命が縮むかもしれないとか、リスクは大きいのですね。知りませんでした。

    親の苦しみも本文から読み取れました。性同一性障害の方目線の本はありますが親目線の本はないのでしょうか。

  • 偏見や価値観の違いを少しでもなくすため、きっと彼女は本を書き、そして、笑っているのだろう。
    「女」になることがこんなに「痛い」なんて、、知るすべもなかった。
    「男」と「女」に分けるほうが間違っているのかもしれない…

  • 障害を考える。その2

    日本は後進国やね、こういう点で。

  • 苦労がちゃんと、よい結果をもたらしているんだと思う。
    本の写真はとてもステキで、
    惚れ惚れするほど知的でいて女性らしい。
    その雰囲気は、ものすごい努力の結果なのだということが。。。。。わかった

  • 高校生のとき図書室で借りて読んだ。何だかいろいろ考えさせられた。これを読んでから性同一性障害以外でも様々な障害について偏見を持たなくなった。

  • 読みながら目がウルウルしました。

    そして、読み終わった後、
    自分を見つめ直す機会をもらった感じでした。
    いろんな意味で胸の詰まる本でした。

    私の中で特に印象に残ってるのは↓

    自分ばかりが「悲劇のヒロイン」で、
    自分の傷を癒すことだけに必死になって、
    他人の「痛み」に気づくことができなくなっていた。
    神様はよくしたもので、そんな私に、
    目を覚まさせるようなことを起こすのだ。
    (本文より)


    椿姫彩菜ちゃんは強い子だなって思った。

  • 今まで差別していたつもりはないけれど
    「いつ目覚めたの?」と聞いてしまいそうで
    それってもう彼女たちにとって差別となってしまう言葉なんだと初めて知った。
    彼女がこの本を出してくれたおかげで気づかせてくれました。
    私ももっと自分の人生を深く生きていきたい。

  • 最近、メディアへの露出が増えてきているため、知っている人も多いと思います。心と体の性別の不一致。性同一性障害。それがゆえに、彼女は幼少の頃から数々の苦しみと対面することになります。現在までの24年間を綴る。

    (2008年7月読了)

  • この著者は女の自分よりもきれいな男の人だったから
    どんな人だったか気になって読んでみました。
    それぞれいろんな悩みや環境があって苦労してて、
    でもすごいな、と思いました。

  • 椿姫彩菜を初めて見たときこの人が男だったなんて全く思わなかった。まるっきり普通の女の子だと思った。この本を読んで性同一性障害で悩んでいる人はみんな苦しい思いをしていることがわかった。今私は普通に女の子としてお洒落、化粧など自分のしたいようにしてるけれど、椿姫さんが自分のしたいようにできなかったもどかしさが伝わってきた。また性転換手術の大変さを知った。

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