Lost and Found―さがしもの (teens’ best selections 16)

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  • ポプラ社 (2008年9月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591104774

Lost and Found―さがしもの (teens’ best selections 16)の感想・レビュー・書評

  • ・テーマは「さがしもの」
    ・主人公は中学生
    ・どこかの街が舞台
    ・と、もうひとつ・・・
    五人の作家が以上の条件で書いたアンソロジー


    中学生が主人公なだけあって、どの話もほろ苦くもあり切なくもあり甘酸っぱい感じ。爽やかなラストにちと気恥ずかしくなりながらも、素直にキュンとします。
    一番好きな話は、花形みつる著の「いっちゃん」。表面的にカッコつけつつもピュアな内面が可愛らしかったです。でも一番印象に残っているのは別で、長﨑夏海著の「夢のない眠り」。ちょっと不思議な感じもあり、なぜかしら強く残るものがありました。

    ここに出てくる子たちは皆、探しているのは物だけど、実は本当に探しているのは別の何かであり、一歩前に進んでいける力強さがとてもカッコよかったです。

    ラストの話は前の作品とのニアミスがあり、そこに全作品を通して登場する「もうひとつ」の存在が、なんだかすべての登場人物たちは同じ空を見ているんじゃあないだろうかという効果を生み出しているのではないかと思えました。

  • YA向け、5人の小説家による短編小説集。

    まず~
    「これらのお話のお約束ごと」と題して
    ・テーマは「さがしもの」
    ・主人公は中学生
    ・どこかの街が舞台
    ・と、もうひとつ・・・

    という条件付きで、5人の作家が競演。

    ハンカチの木 永井するみ
    いっちゃん 花形みつる
    アヴァロンを探して 香谷美季
    夢のない眠り 長崎夏海
    神様のさいころ 石崎洋司

    いずれも中学生がなにか「さがしてる」
    っていうか、生きてることはすべて「さがしてる」なのだと思うし、若い時期は特に「さがす」な。

    「Fragile―こわれもの」「Twinkle―ひかりもの」のシリーズも読みたい

  • 友情、恋愛、自問自答…楽しく読めました。

    ハンカチの木 
    いっちゃん
    アヴァロンを探して
    夢のない眠り
    神様のさいころ
    の5作が入っていて

    ハンカチの木は、中学の女友達。
    隠しているわけじゃないけど、目に見えているのに教えてくれない。だから教えてもらえるように仕向ける。
    私は中学ではなく、高校ででこんな体験をしました笑

    いっちゃんはヒーロー話。
    小さいころ、よく転ぶしバット振っても当らないのに、野球チームに入れてくれたいっちゃん。
    そのいっちゃんに、臨時講師として再開。
    でもそのいっちゃんは、幼いころ抱いていたヒーローじゃなくて、プリントの配り忘れはあるし、生徒になめられてるしで、ついに爆発。「それでも俺のヒーローかよ!」

    アヴァロンを探しては、漫画の回し借りからのトラブル。
    借りた漫画に感銘受けて、その漫画を買おうとしたら絶版で手に入らない…。それで机に置いあったから受け取ってない。そんな漫画知らない。と言っていたら、漫画の持ち主がアメリカへ。
    そのまま月日が経って、持ち主の女の子の弟から電話。
    姉が漫画を巡って自殺したという虚言を吐き、漫画に共感してくれたことがうれしかった。と持ち主は許して、机に置いた友達とぎくしゃくしていたから、その子とも仲直りしなよ。と天使のささやき笑

    夢のない眠りは、ちょっとななめ読みであんまり覚えてないんですが、女の子と帆船模型を買いに行きます。
    結局買わないんだけどね。

    神様のさいころはぎくしゃくした恋愛ものでした。
    小学校の同窓会で会った男の子と付き合うようになって、いっとき経ったらメールが30分後とか3時間とかで女の子はイライラ悩みます。
    そこでまた小学校の頃一緒だったけど、転校しちゃった男の子からさいころで決める。ことを教わりました。
    未来なんてわからないんだから。

  • 「こわれもの」「ひかりもの」に続くアンソロジー。
    五人の作家による、五人の中学生の「さがしもの」
    舞台は東京。小道具は空に浮かぶ白い飛行船。

  • 最後の偶然の話が好きだなぁ。サイコロで運命を決める。なんかドキドキワクワクする。何かに心が囚われたら、試してみようかなって思いました。4話目は少し難しい。何度も何度も読み返して、自分なりの答えを導き出すと面白いかもしれない。一話目は、なぜか最後うるっときました。青春だなって、綺麗だなって。友情だなって。懐かしさと、キラキラしたものが羨ましかったのかなんなのか。

    全てが繋がってる。
    その箇所を見つけると少し嬉しい。
    世界は、必ずどこかで繋がってるんだって、偶然は必然だって思わせてくれる一冊でした。ご馳走様。

  • やっぱり女の子が主人公の話の方が感情移入できるなぁ。
    ハンカチの木とアヴァロンを探してが、思春期の自意識と微妙な友人関係に揺れてて好き。
    特にアヴァロンなんて、ちょっとロマンチックじゃないか。

  • テーマは「さがしもの」
    主人公は中学生。
    どこかの街が舞台。

    5人の作家が以上の約束事で書いた小説。
    他の話ともちょっとずつ繋がりがあったりして、気づけると面白いかも。

  •  各章、一緒にドキドキしたり胸が痛くなったり、気分はちゃっかり同年代♪
     読むうちに「あぁ、そうか。こういうのもさがしものなんだろうなぁ」と思います。主人公達のちょっと背伸びした、斜めに構えたいような気持ちは、懐かしくてくすぐったい感覚でした。
     
     この五つのお話は、話の和が微妙に重なりあっていて、この場面は…この場所はという発見も面白いです。
     五話とも素敵なストーリだけれど、「いっちゃん」と「神様のさいころ」が
    お気に入りです。でも他の三話もとても良かった。
     読後はとてもいぃ~気分です。

  • 五人の作家があるテーマにもとずいて短編を書いたもの。

    ハンカチの木。
    一番共感できる作品。自分も中学から小説を書き始め、人に見られたくないという気持ちはよくわかる。当時を懐かしむ作品。

    いっちゃん。
    小説っぽいと思う。設定が実際にありそうだけどありえない。だからこそ読んでいて楽しい。

    アヴァロンを探して。
    経験済です。友人に漫画を借りたまま彼女は転校してしまい返せず。読みながらグサグサと何かが刺さった。

    夢のない眠り。
    第一印象は重い。光が少ないせいか、最後まで読んでも救われたかんじがしない。

    神様のサイコロ。
    続きが気になる話。なんか三角関係にならないかと期待してしまう。サイコロという小道具が好き。

  • 中学生が何かを探す話。
    そして見つけるかな・・・。

  • 短編だし色んな作家さんが集まっているし、楽しく読めた。全話通してある共通項目があったりもして…

  • 関東と関西でこんなに作風が違うのかと思った。個人的には『ひかりもの』のほうが好み。

    <収録作家>
    石崎 洋司,香谷美季,永井するみ,長崎夏海,花形みつる

  • 人気作家5人が送る、ショートストーリー。テーマは「さがしもの」。友だち同士の微妙な距離感が、ちょっとした出来事でゆらぐ時の、戸惑いとおそれと新鮮な驚きと。なんか、ちょっといいな、と思える結末が嬉しい物語が5つ。

  • 【あらすじ】
    ハンカチの木
    親友に内緒で童話を書いていた仁絵。なんとなく言いづらくて秘密にしていたのだが、それがきっかけで二人の関係が変わっていき…

    いっちゃん
    幼い頃スーパーマンだと憧れていたいっちゃんが、今は頼りない担任の先生。優等生の柚木にいつも助けられている情けなさにイライラするオレ。まったく異なった性格の3人の思いが交わって…

    アウ゛ァロンを探して
    小学生の時、ぽつんと自分の机に置かれていた一冊の漫画。この漫画に抑えられないほどの懐かしさを感じて、こっそりと自分のものにしてしまった私。それから何年かたって再び、持ち主がその漫画を探していることを知った私は…

    夢のない眠り
    毎日が死んでいる―複雑な家庭事情からの生まれた憎しみや、生きがいのない日々にそんなことを感じていたオレ。ある時、近所の小さな女の子ルナに買い物がしたいと言われ、一緒に出かけることに。ルナと話しているうちに、いろいろなことに気付かされていき…

    神様のさいころ
    みんな、とらわれてる。あたしも、とらわれてる。そう感じた遥は、豊と再会して窮屈だった世界が開けていくのを感じて…

    【感想】

  • 2010/01/08-2010/01/09

  • 「Fragile―こわれもの」に続き、
    「Twinkle―ひかりもの」と一緒に企画された本。

    YA作家による、中学生の主人公を描いた短編集。

  • 胸にしみこむような話ばっかりです・・・!

  • 天使の鍵っていいね。

  • みんないい話(*^ω^)

  • “みんな、とらわれてる。あたしも、とらわれてる。”

    永井するみさん→「ハンカチの木」
    花形みつるさん→「いっちゃん」
    香谷光季さん→「アヴァロンを探して」
    長崎夏海さん→「夢のない眠り」
    石崎洋司さん→「神様のさいころ」

    んー…普通。

    “飛行船はゆっくりと空を進んでいく。気圧や風をまったく無視して、飛行船自体の時間の流れと空間で。”

  • まず、表紙が好きなんだなぁ。新海誠さんの『秒速5センチメートル』を彷彿とさせるような雰囲気。花形さんの「いっちゃん」は先が気になるのよねぇ。柚木と斎藤が恋の予感…長崎さんと石崎さんのお話は微妙にリンクしてて、それを見つけるのが楽しかった。このアンソロジーシリーズ、ずっと続けていって欲しいな。

  • 面白かった!
    「いっちゃん」の話でニヤニヤ(マテ
    ラストの「神様のさいころ」では、運命とか偶然とか必然とかが取り上げられてて、
    考えさせられた。

  • テーマが「さがしもの」「主人公は中学生」「どこかの街が舞台」と、もうひとつ・・・。
    「もうひとつ・・・」のテーマは、なんとなく取って付けたみたいで『ひかりもの』の方が自然に読めた。
    香谷美季さんのが一番良かったかな。

  • YA向けアンソロジー。
    友情はええわあ。

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見つかるまで、終われない。迷いと発見と宝探しのような日々-ふしぎに連鎖する新感覚アンソロジー。

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