猫の形をした幸福

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著者 : 小手鞠るい
  • ポプラ社 (2008年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591104934

猫の形をした幸福の感想・レビュー・書評

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  • 著者もきっと猫好きな人に違いない。
    猫にかぎらずペットの存在感って大きいんだろうなぁ。
    セキセイインコとか魚などの小さい生き物しか飼ったことがないので、ネコやイヌのイメージがつかみにくいのだけれど。
    喪失感の大きさに読んでいるこっちも参ってしまいそうだった。

  • 猫との楽しい生活まではよかったのですが、最後が悲しすぎてだめでした・・・。

  • 〈内容〉わたしが愛すべき、わたしに愛されるべき空洞が、あなたの心にはある。恋愛小説の名手がつづる、渾身の一作。ふたりと一匹の、魂の絆の物語。

  • 「夫婦の猫のいる生活」を書いた本。
    何でもない暮らしの中にある幸せに溢れていた。旅行に行ってそれを強く感じるイギリス旅行の所が良かった。

  • 小手鞠るいさんの猫をかすがいに手を携えて行きて行くバツイチ同士の日系アメリカ人男性と日本人女性の物語「猫の方形をした幸福」を読了。
     
     小手鞠るいさんの作品は「望月青果店」以来だ。恋愛小説の名手とされているが、本作はたしかに想像できないくらいしっかりとした会話が成り立っている(普通には愛し合えているというのだろうか)そういった夫婦のお話なのだが、それが実は一匹の猫がいる事で成り立っているところが面白い。
     
     猫を選ぶときから、病気のとき、ついに迎えることになる死の瞬間にいたるまで二人の猫に対する感じ方は大きく異なっている。だがふたりはその違い、例えば男女の感じ方の違い、日米の文化の紗から来る二人の考え方の違いなどなど下手をすると摩擦を起こしかねないような違いの数々を猫にたいするお互いを見つめることで少しずつ理解していく様子が心温まる。
     
     飼い主の二人は過去の経験からこころの片隅にすきま風が吹く空間を持っているのだが、その空間をお互いが持ち合わせている事を無言で了解しつつも無理にその空間を埋めようとせずに猫と一緒に淡々と過ごして行く事で少しずつ癒し合っているうらやましい二人だ。まあお話だからなんだだろうけれど。現実は厳しい!
     そんな「猫はかすがい」な二人の物語を読むBGMとして選んだのがManhattan Transferの"the Christmas Album".この四人どんな曲やっても凄い。https://www.youtube.com/watch?v=WouGmkkXp4Y

  • 猫のマキシモと、アメリカ育ちの朗らかな夫と過ごす女性の話。
    猫を通じて互いの育った文化の違いや性格の差を理解するというのが面白かったな~。
    どちらかというと夫婦の道というよりもマキシモの一生を軸に据えているので最後はマキシモは死んでしまうんだけど、その死後の二人の受け取り方の差がとてもよかった。息を引き取る間際に彼のそばに行けない夫と最後まで隣にいてあげたい主人公の対比が印象的でした。
    猫を飼ったことがある人にはおすすめです。

  • 回顧的な書き出しでエンディングを予感できたが、わかっていてもそのシーンでは胸を鷲掴みにされた。猫と暮らしたことがある作者だと感じた

  • 猫と暮らす幸せ、切なさ。猫を飼っていた人にはわかるこの独特の感情。猫との暮らしが幸せであればあるほど、その寿命がどうしたって自分よりも短い、いつかお別れをしなければならないことを頭の片隅で思い、切なく切なくなって。
    未知男と彩乃とマキシモの幸せな生活。幸せは何倍にもなるけど、悲しみは個人的なものでどんなに近しい人とも共有することはできないというのはわかる気がする。その後の喪失感。乗り越えようがないような。ラストは悲しくてどうしようもないけど、ストーリーのところどころちりばめられているその後のふたりの様子に少し救われる。
    この本を読んで改めて猫の魅力を思い出す。凛としていて気高く、でも信じられないくらいかわいらしくて、人間は自らすすんで猫のしもべになってしまうのよ。猫との生活いいなぁと思うけど、この本を読んで、やっぱりお別れのつらさを思い出すと無理かなぁと思う。
    猫を飼ったとこのある、猫好きの人には心震える一冊。

  • 出会いから夫婦になるまでと猫との生活と別れを描く。時系列をわかりやすく動かして語るので結末は予期できたのが良かったのか、死に別れる動物ものとしては読みやすい。たまに作者は猫をかったことあるのか?と思ったり、そうなんだ!と教えてもらうところもあったのでよくわからない。

  • 特段猫好きということはない。海外のオープンな雰囲気に憧れもない。ということで、さほど感情は動かされませんでした。愛猫家にとってはこういうのもありなんだろうなと思わせる一冊。

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