トーキョー・クロスロード (teens’best selections) (teens’ best selections 18)

著者 :
  • ポプラ社
3.73
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本棚登録 : 245
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591105900

作品紹介・あらすじ

「別人に変装して、ダーツに当たった、山手線の駅で降りてみる」これが休日の栞の密かな趣味。そこで出会ったかつての同級生、耕也と、なぜか縁が切れなくて…。高校生の「今」を鮮やかに描く、フレッシュで切ない青春ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • あらすじを知って気になって、図書館で探してみたら児童書の棚にあって驚いた本。
    児童書というか、中高生くらいで読めたらいいなと思う内容でした。
    主人公の性格に共感できる。登場人物も一人ひとり、良いところも悪いところもあって好感が持てました。
    ラストはちょっときゅんとしました(´▽`*) 読後感が爽やかで面白かったですv

  • 恋かぁ。
    ひさびさにドキドキする物語を読んだ。キューンってなった。
    日暮里は大好きだ。巣鴨も行きたいと思ってたから、出てきて嬉しいな。

    麟太郎っていい名前。いい男。
    ツキの良さがよくわからなかったけど、ままならないのが恋だから。
    落ちていくのが恋だから。

    あと何回新しい自分に出会えて、発見をして、人を好きになれるかしら。

    • teacupさん
      恋って大事だよね。
      人を好きになると見える世界が変わるから。

      ただ、恋は認識した時には、手遅れなんだよね。
      恋って大事だよね。
      人を好きになると見える世界が変わるから。

      ただ、恋は認識した時には、手遅れなんだよね。
      2010/11/13
  • 日焼けした背中のひりひり感。

    友だちの彼氏を好きになるハナシはごまんとある。
    でもこんなに自分の背中がひりひりするような気持ちになるのはそうそうない。
    栞の耕也に抱く恋心は、
    他人が自分に抱くイメージ=きびきびとした頼りがいのある、
    にガードされてなかなか表に出られない。
    他人が作ったイメージに安住する安心感や、焦燥、葛藤は
    この季節特有なのだろう。

    あの日から、求めて得られないものならば、初めから求めなければいいのだと、
    ずっと思ってきたから。

    自分の求めているものにまっすぐ向き合った栞が眩しい。
    今年の坪田譲治文学賞受賞作です。

  • <TOKYO CROSS ROAD>
      
    イラストレーション/前田
    装丁/桑平里美

  • 絵を描くことはできない
    絵を観ることも得意じゃない
    それでも、こんな風に思えたらいいなあ
    切ないお話でした

  •  高校生の恋愛の話!

     どうやら10代向けの小説!
     ということで発行されている小説のシリーズだったようなんですが(こんなおばさんが読んじゃってごめんね!)

     なんかもう、久々に10代のピュアな恋愛話読んだよー!!
     めっちゃ楽しい!! 最高っ!
     好きだとか、嫌いだとかいう感情がメインで。
     お金が出てこないよ!!
     汚い大人じゃないんだよ……!

     もちろん、子供の目線からの大人のずるさってのはちょろっと出てくるのだけれど、それはまあ、そんな大きな出来事ではなく、子供なりに必死に自分の気持ちを守ろうとしているのが、最高でした!!

     なんか全然、感想になってないんだけど。
     高校生二人が、自分の気持ちがわからなくて迷走して、友達巻き込んで。
     でも結局、収まるところに収まる話でした!!(ざっっくり

     すごく面白かった!!
     もっとこういうの読みたい……。

  • 優等生の自分から少し離れるために、ちょっとだけ変装して山手線の降りたことのない駅で降りて散策し、降りた駅から帰る。

    そんなルールを作って現実逃避していた森下栞が何気なく写メを取った背中。それが中学の時転校して来て、卒業と同時にいなくなった同級生で、ファーストキスの相手、耕也だった。

    なんとなくつかず離れずの距離を保つ二人だが、栞は気づく。耕也に恋をしているのだと。

    でも耕也は栞の友達と付き合うようになってしまう。しかし、最後の最後で二人は心を通わせるようになる。

    2年先輩だけど休学して同級生になった貴子が、実は結婚して子供もいるなんて知ったときはびっくりしましたが、夫の俊一さんとの手作りの結婚式のシーンは泣けました。

  • 学生の頃に読んだことを覚えていて再読。つまらなくて最後まで読み切れなかった。文体も並以下でピンとこない。表紙には吸引力がある。'16,4,8 図書館

  • ダーツで決めた山手線の駅で降りて街を歩く。学校での自分とはちがう服装、ちがう髪型で。

    学校での栞、年上の同級生といる栞、アルバイト先での栞、耕也と街を歩いている栞、それぞれが少しずつ違っていて、そういう揺れているリアリティがよかった。

    ひとりの時間を大事にすごせる人っていいな。

    少し突きはなしたようなかたい文章が涼やかで、自分のことを少し外側から見ているような静けさがありました。好きな雰囲気です。

  • 全く記憶してない。 多分面白くなかったんだろう。

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著者プロフィール

熊本県に生まれ、東京に育つ。『フュージョン』でJBBY賞、『トーキョー・クロスロード』で坪田譲治文学賞を受賞。主な作品に『トーキョー・クロスロード』(第25回坪田穣治文学賞受賞)、『この川のむこうに君がいる』『with you』(ともに青少年読書感想文全国コンクール課題図書選出)、『石を抱くエイリアン』『南河国物語』『Mガールズ』ほか、「レガッタ! 」シリーズ、「ことづて屋」シリーズなどがある。

「2023年 『金曜日のあたしたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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