幸せな王子 (ポプラポケット文庫 426-1)

著者 : オスカー・ワイルド 天川佳代子

• ポプラ社 (2015年1月2日発売)

感想・レビュー・書評

[akmagliaさんの感想 · 2022年11月18日]

表題以外の話は知らなかった。童話とは言え、内容は難しめの内容で、小学校高学年以上向けです。

[nogiyunaさんの感想 · 2014年11月8日]

(2014-11-08L)

[Kecoさんの感想 · 2014年9月30日]

文字だけのオスカーワイルド。絵本じゃなく。
マンガ「本屋の森のあかり」で紹介されていた「漁師とその魂」が気になってしまって、読みました。

人魚と結ばれる為に魔女に影を切り離してもらった男の話。
切り離された影は年に１度男の元に戻ってきて
見聞を話す・・・というもの。

終わりが物悲しく美しいのが印象的でした。

村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の「僕」と「影」みたいだ・・・と興味を持ちました。

「影」ってやっぱりなんか文学的だな。切り離すと魂とか心が消滅するとか、影が死ぬと本体も死ぬとか、いくらでも面白いバリエーションがありそうで、なんか、・・・いい。

著者プロフィール

1854年アイルランド・ダブリンに生まれる。19世記末の耽美主義文学の代表的存在。詩人・小説家・劇作家として多彩な文筆活動で名声を得る。講演の名手としても知られ、社交界の花形であった。小説に『ドリアン＝グレーの肖像』戯曲に『サロメ』『ウィンダミア卿夫人の扇』回想記に『獄中記』などがある。1900年没。

「2022年 『オスカー・ワイルド ショートセレクション　幸せな王子』 で使われていた紹介文から引用しています。」