([え]2-5)青銅の魔人 江戸川乱歩・少年探偵5 (ポプラ文庫クラシック え 2-5 少年探偵)
- ポプラ社 (2008年11月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591106235
作品紹介・あらすじ
真夜中の時計店を襲った時計泥棒は、青銅でできた機械人間だった!?月光に照らされたのは、三日月形に裂けた口をもつ金属の顔。からだの中からは、ギリギリという歯車の音が響く。名探偵明智小五郎に、小林少年が新しく結成した「チンピラ別働隊」が神出鬼没の魔人を追う。
感想・レビュー・書評
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シリーズ第5弾。
時計泥棒の正体は、機械人間だった。それだけで心を鷲掴みにされてしまうのに「ガックリガックリと歩き、からだの中からギリギリ、ギリギリと音を出す」のだから、少年少女が夢中で読んだのも当然である。コミカルな犯人をイメージするのも束の間、三日月形に裂けた口を持つ、人間とは思えない青銅の顔にビックリ。
私も大人になってから当シリーズを知ったので、あさの あつこさんの解説に共感!
皆さんの「小学生の頃に読んだ」「懐かしい」などの感想が羨ましいです。
少年時代を取り戻したい気持ちで貪るように読みました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今までの流れが少し変わり、ドキドキワクワクの冒険物になったという印象でした。
この作品から、戦後の作品だということで、それも影響しているのでしょうか。
面白かったです。 -
面白かった 2017年読了
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真夜中の時計店を襲った時計泥棒は、青銅でできた機械人間だった!?月光に照らされたのは、三日月形に裂けた口をもつ金属の顔。からだの中からは、ギリギリという歯車の音が響く。名探偵明智小五郎に、小林少年が新しく結成した「チンピラ別働隊」が神出鬼没の魔人を追う。
【巻末エッセイ/あさのあつこ】 -
この魔人スーツを着て四つん這いで歩くのは、
結構間抜けな気がする。 -
いい大人がマジメに読めばツッコミどころ満載だけど,そこを微笑ましくスルーして感慨に浸るのがこの復刻版シリーズの読み方.
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毎回色々な怪人が登場しますね。
まぁこれ以上はネタバレになるのでいえませんが。 -
おとうさんを頑張った二十面相に敢闘賞。魔人の気味悪さがいい空気を醸し出してました!ザブングルの彼に似てるなと思ったのは内緒です。
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懐中時計をごっそり盗んでいき、たちまち姿を消してしまう青銅の魔人。「チンピラ別働隊」発足の経緯とか、明智探偵が敵の企みを暴露していく時のものすごいドヤ顔とか、語りたくなるポイントがいろいろありますが、なにはともあれ歯車&時計萌えですね。
前作から戦争をはさんで舞台は戦後になり、「あの人」も復帰でこれから続刊が楽しみです。