([え]2-5)青銅の魔人 江戸川乱歩・少年探偵5 (ポプラ文庫クラシック え 2-5 少年探偵)

著者 :
制作 : あさのあつこ 
  • ポプラ社
3.59
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本棚登録 : 192
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591106235

作品紹介・あらすじ

真夜中の時計店を襲った時計泥棒は、青銅でできた機械人間だった!?月光に照らされたのは、三日月形に裂けた口をもつ金属の顔。からだの中からは、ギリギリという歯車の音が響く。名探偵明智小五郎に、小林少年が新しく結成した「チンピラ別働隊」が神出鬼没の魔人を追う。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第5弾。
    時計泥棒の正体は、機械人間だった。それだけで心を鷲掴みにされてしまうのに「ガックリガックリと歩き、からだの中からギリギリ、ギリギリと音を出す」のだから、少年少女が夢中で読んだのも当然である。コミカルな犯人をイメージするのも束の間、三日月形に裂けた口を持つ、人間とは思えない青銅の顔にビックリ。

    私も大人になってから当シリーズを知ったので、あさの あつこさんの解説に共感!
    皆さんの「小学生の頃に読んだ」「懐かしい」などの感想が羨ましいです。
    少年時代を取り戻したい気持ちで貪るように読みました。

  • 今までの流れが少し変わり、ドキドキワクワクの冒険物になったという印象でした。
    この作品から、戦後の作品だということで、それも影響しているのでしょうか。
    面白かったです。

  • 面白かった 2017年読了

  • 真夜中の時計店を襲った時計泥棒は、青銅でできた機械人間だった!?月光に照らされたのは、三日月形に裂けた口をもつ金属の顔。からだの中からは、ギリギリという歯車の音が響く。名探偵明智小五郎に、小林少年が新しく結成した「チンピラ別働隊」が神出鬼没の魔人を追う。
    【巻末エッセイ/あさのあつこ】

  • 銀座に現れた青銅の魔人。警察官や住人の追跡を受けるが消えてしまう。銀座の時計店で大量の懐中時計を奪った青銅の魔人。時計台の時計も盗難される。手塚昌一君が出会った青銅の魔人。手塚氏の所有する「皇帝の夜光時計」の盗難予告。明智小五郎に相談する手塚氏。戦争から復員したばかりの手塚氏。夜光時計の盗難。戦災孤児たちを集めて結成された少年探偵団のチンピラ別動隊の追跡。小林少年の追跡から煙突の上に追い詰められた魔人。警官隊の銃撃により落下破壊されてしまう。現場の混乱の中で何者かに誘拐された小林少年。魔人の手下の道化師。青銅の魔人にされた小林少年と昌一くん、妹の雪子ちゃん。脱出しようとして水攻めにあう小林少年たち。手塚氏を襲い誘拐した魔人。二日間行方不明だった明智小五郎の登場。手塚氏の屋敷の庭の古井戸に隠された通路。手塚氏の救出。明智小五郎の推理。

  • この魔人スーツを着て四つん這いで歩くのは、
    結構間抜けな気がする。

  • いい大人がマジメに読めばツッコミどころ満載だけど,そこを微笑ましくスルーして感慨に浸るのがこの復刻版シリーズの読み方.

  • 毎回色々な怪人が登場しますね。
    まぁこれ以上はネタバレになるのでいえませんが。

  • おとうさんを頑張った二十面相に敢闘賞。魔人の気味悪さがいい空気を醸し出してました!ザブングルの彼に似てるなと思ったのは内緒です。

  • 懐中時計をごっそり盗んでいき、たちまち姿を消してしまう青銅の魔人。「チンピラ別働隊」発足の経緯とか、明智探偵が敵の企みを暴露していく時のものすごいドヤ顔とか、語りたくなるポイントがいろいろありますが、なにはともあれ歯車&時計萌えですね。
    前作から戦争をはさんで舞台は戦後になり、「あの人」も復帰でこれから続刊が楽しみです。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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