ハブテトル ハブテトラン

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著者 : 中島京子
  • ポプラ社 (2008年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591107126

ハブテトル ハブテトランの感想・レビュー・書評

  • とても楽しいご当地本が発行された。ストーリーもさることながら、下駄の町松永を中心に福山尾道界隈のスポットを紹介してあるのがうれしい。

    近くに住んでいてもたとえば松永の下駄づくりの現状などはほとんど知らない。そういうこともきちんと伝えてくれる。

    あぶと観音にはまだ行ったことがない。
    ルナのプリントップはぜひ食べに行きたい。

  • めちゃ良かったです。
    でも、途中で「これ、小路 幸也?」と、表紙を確かめたり・・・

    あとで色んなことが気になるのですが、まぁ、いい感じの余韻です・・・!

  • さわやか~
    1シーズンの間に、悩みながらもぐんと成長していく小学生の姿と、それを温かく見守る周囲の大人たち。そして瀬戸内の素朴な風景。

    「ルナ」のプリントップと尾道「からさわ」のアイスクリーム、食べてみたい!

  • 学校で自分が自分でなくなる少年が、田舎の学校で自分を取り戻す。地方に行けば今であろう情景が思いうかびほのぼのとした気持ちになれる本でした。

  • 不登校を扱う本はかなりあると思う。
    だから、本書のように上手くいくばかりではないだろうけど、自転車で冒険旅行したことが彼の自信になったのはわかる気がする。
    「小さいおうち」が好きだから、期待を裏切らないお話でした。

  • 子どもに読ませたくなった。自分にもダイスケのように感受性豊かな時期があった事を思い出した。

  • うぬぅ。

    松永駅にちょっくら行けない距離で激烈に悔しい。
    ゲタリン行きたい。
    言葉に浸りたい。
    しまなみ海道走りたい。

    テンポが気持ちいいお話だったなー。


    妹の子供んとこも、学級委員に注意させるらしい。
    言うコト聞く訳ないじゃん。
    真面目な子が馬鹿を見る世の中じゃ。

  • 登校拒否になってしまった小学生男子
    2学期だけ四国の小学校で過ごす事になった
    恋などもして一回り大きくなった

    ハブテトル=すねている、むくれている
    方言ってやっぱりいいね。読んでいても人の温かさが伝わってくる。児童文学的な感じでとても読み易かった。会話のやりとりが面白かった。

  •  僕の二学期田舎日記
     田舎生活になる原因は重かったけど、ダイスケ自身はそんなに重く感じてないような感じで、そこに田舎の暖かさが合わさってライトにスラスラ読めた。
     チャリ冒険が一番の山場、そして甘酸っぱい切なさ。
     色々な出来事があった割にあまり掘り下げてない印象はあった。
     田舎の女の子(名前は失念)の想いとか、ウメ姉ちゃんの結婚がどうなったのかとか、いいとこで東京に戻ってしまったので良くも悪くもモヤった(´・ω・`)

  • 第一回広島本大賞受賞作
    「ハブテトル」とは備後弁で「すねている」という意味。
    母の故郷・広島県松永の小学校に、2学期だけ通うことになった小学5年生の大輔。
    破天荒な大人や友達と暮らすうち、大輔は「あること」に決着をつけようと、自転車で瀬戸大橋を渡ることにする。
    著者唯一の児童文学

  • 小学5年生の男の子が、東京でギスギスしてたのに、2学期だけ広島へ転校すると、あっさりキラキラしていくお話。素直でさわやかで、スカッとする。でもすごくリアリティに溢れていて、わたしもまわりのひとやものに、支えられているんだなぁとあらためて思った。

  • 懐かしい感じ。地元だから

  • 本と目が合って、手にとった作品。主人公の小5男児は、オバハンが頑張り想像して生み出した虚像だなあ、と思った。なぜかというと、私が頭の中で考えている少年像と酷似しているから。本当の小5男児とはこんなんじゃないよなあ、と思いながら読んだ。かといって、つまらない話しじゃないんだけれど。むしろ爽やかで、楽しかった。また中島京子作品を読みたいと思う。

  • 真面目で素直な小学五年生の少年の成長物語。ちょうど長女と同じ年なので、東京の学校の描写がいちいち頷ける。「子どもらしい子ども」というか、年相応に素直に育った子どもが生き辛くなっている気がするのはなぜだろう。彼は広島の大自然や祖父母とその友人を始めとする周囲の人たちに温かく迎えられて、ゆっくりと心を休ませることができた。広島の学校の担任は東京のそれとは対照的な人で、こういう先生はいいし、こういう先生がいられる学校はいいと思う。子どものうちは学校が生活の大半を占めてしまうから気づきにくいけれど、学校は全てじゃない。他に居場所があることの大切さを改めて感じた。

  • ティーン向きの本だったけど、中島さんが好きなので読む。
    まず題名、なんだろうと思ったら
    「むくれてる、むくれていない」という備後弁らしい。

    学校に行けなくなった小学5年生のダイスケ君が
    お母さんの故郷の学校に行くことになり・・・ってお話。

    それだけきくと、重い内容って思うけど
    ダイスケ君自身がさっぱりと自分を分析してて
    全然重くなく、あっけらかーんとした話だった。

    瀬戸内海の魚や郷土料理などがとてもおいしそうだった。
    文章も簡単であっという間に読了。後味も良かった。

  • 「冠婚葬祭」の「最後の祭り」と通じる田舎のよさを描いた、一人スタンドバイミー。
    ティーンズ向きと思いますが、これは私は好きな話でした!

  • +++
    広島県・松永を舞台に、はずむような備後弁でつづられた物語。
    +++

    タイトルは呪文かなにかかと思ったら、【「ハブテトル」とは備後弁で「すねている、むくれている」という意味。「ハブテトラン」は否定形。】とのことである。
    東京の小学校で居心地の悪い思いをし、ストレスから体調を崩したダイスケは、二学期をママの両親が住む松永で過ごすことになる。その二学期の物語である。やわらかで大らかな備後弁が松永の年中行事や級友たちとのやりとりすべてを包み込んで、読者をものんびりとした気持ちにしてくれる。辛いものを抱えたダイスケだが、松永の暮らしに否応なく巻き込まれていくうちに、少しずつ自分を取り戻し、強くもなったように見える。三学期、東京に戻ってからのことは描かれていないが、きっと一学期よりも上手くやれることだろう。備後弁のリズムと懸命に漕ぐ自転車が切る風が心地好い一冊である。

  •  私は感情移入して読むタイプである。

     だから、度を越したダークな話や救いのない小説は無意識のうちに避けてしまう。逆に、感情に訴えかけてくるような小説やわくわくドキドキする小説には登場人物の隣に立っているような気分で読みいってしまう。

     そのルールに従えば、本書ものめり込むように読み進めていたのだろうが、どうにもいつもと感触が違った違った。
     ページの中に入ってその世界を肌で感じるというよりも劇場でスクリーン越しに見ているような気分だった。かといって、他人事のように傍観しているのではなく、知らず知らず拳を握り、「そうだ」「頑張れ」と無意識に口にしているのである。

     それはおそらく、第三者的かつ説明的な描写を一切排他したストーリーの描き方のせいだろう。徹底的に小学五年生に寄り添った描き方は見事で、読んでいる側にはわからない苦労があっただろう。

     知ったようなことを回りくどく書いているが、最終的な着地点は「とっても素敵だった」の一言に集約される。

     特に終わり方は非常に秀逸だと感じる。
     平凡で平凡な終わり方なのだけれど、すごく風情のある「らしい」幕引きだった。中島さんの他の著書も読みたくなった一冊だった。

  • 美味しそうな食べ物がたくさん出てきます。プリントップは実在するのでしょうか?気になるところですね。他の料理は瀬戸内海の海の幸を用いたものでとても美味しそうです。こんなところが実家だったら良いと思えてきますね。人情に溢れたやりとりに暖かいものを感じます。こんな町だから、お母さんも息子を送り出したのでしょうね。ダイスケ君、良かったね。私もいつの日か、瀬戸内海の上を自転車で走りたい!

  • 随分前に読了、忘れてた。学童向けながら、備後弁の軽妙さがテンポをつくるご当地本。NHK「てっぱん」 見てる人にもお奨め。二重の楽しさあり。

  • ばりばり方言でちょっと苦手。

  • 直木賞受賞後に読みました。小学校の課題図書を読んだような気になりました。広島のご当地本ということでそっちの人には受けるかもしれませんが、ぜんぜんおもしろくありませんでした。

  • なんて、素敵!
    直木賞受賞以前に読みたかったな。
    今は直木賞作家だもん、当然だよね、
    なんてついつい思ってしまう。

    東京の小学校での日々に疲れた僕
    母方の祖父母の暮らす「松永」出2学期を過ごすことになって…

    都会育ちの僕にとって、松永での日常はいわば冒険。
    そんな冒険を繰り返して行く成長物語なのだけれど
    そこはやっぱり語りのうまさ。

    くすくす笑わせながら、ぐいぐいと物語世界に引っ張ってくれる。
    ああ、久しぶりに瀬戸内海を眺めたくなってしまう。
    備後弁の温かさも大事なポイントの一つ。

  • 夏休みに読むのにぴったりじゃないか!!

    方言の数々に、学生の頃の寮を思い出した。
    「ハブテトル」のように、その方言じゃないと雰囲気出ない、
    みたいな言葉ってあるね。

    夏休みに、親の実家に行って、子どもだからすぐなじんで、
    方言がうつっちゃったりする、
    あの懐かしい感覚。

    自転車で、苦い思い出の女の子のところに行ってみたり、
    人助けに尽力して、お年寄りを動かしてみたり、
    これって、NHKあたりでいい感じにドラマ化してほしい感じ。

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