恋文の技術

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著者 : 森見登美彦
  • ポプラ社 (2009年3月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591108758

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恋文の技術の感想・レビュー・書評

  • それぞれに宛てた手紙による章立て。
    宛てた手紙故に返事の中身はわからないのだけど、そこが良い。こんな返事が来たからこんな返事を書いてるのだろうなという、空白があるからこその楽しみを感じる。
    小気味の良い書き味で、非常に読みやすく終わった後の満たされた気持ちが心地よい小説でした。
    最終章にある、「手紙を書く」楽しさはどういうことかという部分がすごく腑に落ちて、誰かに手紙を宛てたくなった。

  • 守田一郎の書いた手紙の文面のみが続いていく本。
    相手からの返事を想像するのが楽しい。

    何も考えたくない時に読むと笑ってすっきりできます。

  • 新鮮。
    地の文がなく、主人公が誰かに宛てた手紙のみで話が進んでいく。宛先によって同じ事象でも書くことが違うし、『あ、あのときのあれはこういうことだったのか』と、他の人に宛てた手紙で気づくこともある。わくわくしながら読めた。
    恋文の技術、そして文通の技術を回収して終わるあたり、構成がしっかりしてて好感。

  • 延々と手紙の文面。
    ばかばかしい内容が笑えた。

  • なんだろなぁ…

    くだらないといえば本当にその通り。
    内容がまるで無い、、
    他の本をたくさんリンクさせるのは良いんだけど、させすぎで、世界が狭すぎる気もする。

    しかし、言葉の選び方が絶妙!
    プロだから当たり前なんだろうけど、すごいなぁ〜とひたすら感心しました。

    手紙が書きたくなる!

    でもAmazonのレビューが良すぎて、森見ファンは酔ってる人が多いのかなぁ…?
    それとも自分がユーモアを楽しめない心のスレたやつなのかもしれません…。がっくし

  • 作中に出てくる和倉温泉も水族館も少し前に行ったばかりです。読んでから行けば良かったー!と悔しくなりました。笑
    森見さんの作品は聖地巡りしたくなる!

    自分も昔から文通をしてるからワクワクしながら読めました。手紙書きたくなった。

  • 笑える、という意味で面白い。人によってはくだらないと感じるのかもしれないが。なにかを得ようとして読む、というよりは単に楽しむ目的だけであったら、いいのかもしれない。

  • 最初から最後の最後までが、手紙で構成されていました。

    登場人物達の手紙のやりとりから、背景を立体的に読み取る感じです。

    『やぷー』から始まる手紙には吹き出しました。正直それまではダラダラ読んでいたものの、あれは持ってかれました。

  • とにかく阿呆である。どこまでも阿呆である。同時期にかなりの人と文通をしている。研究はどうした。研究は。しかし、独特の文体に惹かれてどんどん読めてしまう。阿呆の物語はどこにオチるのか。

  • 守田一郎は好きだ。彼の手紙は人柄丸出しで笑わせてもらった。
    でも絶対手紙を書くことが好きでちゃんと相手のことを考えてる。
    まみやくん宛の先生としての顔や小松崎くん宛の煩悩だらけのも…そして濃い文。
    森見先生と金曜倶楽部にもにやけつつ、ラストの素敵な伊吹さん宛の手紙はきっと伝わると思う。

  • これを読むと恋文の技術が向上して意中の相手を籠絡できるようになるかどうかはさておき、手紙を書いてみたくなります。これマジで。

    誰か文通しませんか?(笑)

    それにしても昔は小・中学生向けの雑誌(『小学6年生』など)なんかにペンパル募集のコーナーがあって、名前も住所も普通に載ってたような気が。今の時代からは考えられないけど。

    とりあえず風船に手紙を付けて飛ばそっかな。

  • 女性のちょっとした仕草や言葉に意図を読み過ぎるのが、恋する男の宿命である。考えすぎないほうがいい。
    ー 守田一郎


    人里離れた実験所に送り込まれた
    大学院生の守田は
    友人、先輩、教え子、妹などに
    大量の手紙を書き
    文通武者修行に打ち込む。
    全ては恋文技術上達の為に…
    全編守田一郎の手紙で構成。


    初,森見登美彦。
    面白かったー!

    おっぱい事件は冷やっとするね。
    伊吹さんへの失敗書簡集は最高!

  • また赤くて丸いぞ。そしてかわゆい。
    往復書簡ものか、と思いきや、守田くんの書く手紙だけで構成される珍しいつくり。例によって黒髪ショートを籠絡せんと頑張るダメちゃんの話であったが、お手紙とはなんぞ、という重いような軽いような考察となっており、何故に理系の大学院に行ったのか、と問いたくなる程度に文化的考察であったよ。
    森見登美彦先生が出てきて、まあ自分を先生扱いだわ、と思ったら、主役同様地に落としてきた。お友達含めダメちゃんの盛り合わせ状態でやっぱりいつも通りッ!

  • 守田一郎の手紙で構成されている、とにかく、笑える要素たっぷり。
    ピュアな守田くんがいいです。
    おっぱい連呼がまた笑えます。

  • 守田一郎氏が書いた手紙だけで構成された本。
    彼の失敗書簡集こそが最高。
    徹夜で書くラブレターって感じが素晴らしい。
    自分でちゃんと添削してるし。
    話としてもすごく面白くて良かった。
    この守田さんは良い人と言うか、一人の人の心情を丁寧に追っていけるのはすごいなって。
    手紙を読んでいるだけなのに、周りの人々の背景がちゃんと浮かび上がってくるし。
    間宮少年に向けた手紙とか良い先生過ぎる。

  • 阿保になれる幸せ。
    阿保で素敵な新地平。

  • 少しにやにやしながら読みすすめられ、読むうちに心があったかくなる感じがします。何度読んでも面白く、大好きです。森見さんの本のなかで、一番好きかもしれません。

  • 初めての森見登美彦。
    迷い人の大学院生、守田一郎が知人や家族などとの文通をすることで恋文とは何か、手紙を書くとはどういうことなのかを自覚していくお話。
    普段は回りくどくユーモラスに文を書く守田も、時には真剣味を感じさせたり、いつも怒る先輩や、守田をいじめることに快感を覚える女性に対しても、誰にでも良い所を見つける長所がある。
    どんな相手でも、すぐさまメロメロにするような技術を学べる本ではないけれども、読み終えると身近な人にでも手紙を書いてみようかと思わせる魅力がこの本にはある。

  • おもしろいなーと思いながら読み進め、途中中弛みしたけど、最後はうまいことまとめましたねってカンジかな

  • 森見氏の本の中でたぶん一番好き。読むととにかく手紙が書きたくなる。ひたすら守田一郎氏があらゆる人に手紙を書いているだけ……なんだけど、相手の手紙がなくとも内容が想像できるのが楽しい。失敗書簡集で爆笑したあとのラスト2章はぐっと来る。そうだ、手紙を書こう。

  • 全ての文章が守田一郎の書いた手紙で構成されているというもの。
    失敗書簡集には笑った笑った。電車の中では読めない!阿呆過ぎて。

    守田は阿呆なんだろうけど、憎めないなぁ。私も守田と文通したい。

  • 相変わらずの男子中学生が考えるような思考の主人公。
    久々に氏の本を読んでみて、つくづくくだらないと思いつつ、現代の作家では誰が好きと訊ねられれば、迷うことなく森見さんを選ぶだろう・・・
    独特の言い回しや回りくどさ、この世界観がとてつもなく魅力的だ。

    大塚先輩絶対王政への反抗、パソコンを奪い大塚先輩への要求のくだりは、最高に笑えた。
    他にはおっぱい事件における妹の一言、「お兄ちゃんには絶望しました」は、その後何度も出てくるが、場面が想像でき楽しかった。

    強いていえば、最期の大文字山の守田に対する大塚先輩のイタヅラが見てみたかった、というのは贅沢というものか。

  • やるじゃないですか守田さん
    物事の本質は言葉で表さなくていいんですよね
    日常の言葉にも愛が詰まってるんですよね。いやいや教訓を求めてはいけませんか。
    お得意の阿呆大学生かと思いきや
    最後!こんなにも美しく儚いものになるとは…

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恋文の技術の作品紹介

京都の大学から、遠く離れた実験所に飛ばされた男子大学院生が一人。無聊を慰めるべく、文通武者修行と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。手紙のうえで、友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れ-。

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