([え]2-12)灰色の巨人 江戸川乱歩・少年探偵12 (ポプラ文庫クラシック え 2-12 少年探偵)

著者 :
制作 : 杉江 松恋 
  • ポプラ社
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本棚登録 : 117
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591109625

作品紹介・あらすじ

東京のデパートの宝石展で、「志摩の女王」という真珠の宝塔が盗み出された。盗み出した泥棒は、アドバルーンで大空へと逃げてゆく。そして今度は、「灰色の巨人」と名乗る怪人が、「にじの宝冠」を盗み出す。次々と起こる怪事件に少年探偵団が挑む。

感想・レビュー・書評

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  • 装画 武部本一郎
    挿画 中村英夫

    装画すら柳瀬氏でなくなったと思ったら、解説曰く連載雑誌が変わったとのこと。なるほどね

  • シリーズ第12弾。
    東京の有名デパートの宝石展覧会で「志摩の女王」が盗まれた。「灰色の巨人」と名乗る怪人が次に狙ったのは、少年探偵団員の父親が所有する「にじの宝冠」だった。
    長ぐつの女王さま、一寸法師、巨人などの怪しい人たちの登場や、灰色の巨ゾウや大グマがちょっぴり暴れて、幼心をくすぐります。
    毎度のことなので「灰色の巨人」は怪人二十面相に間違いないと思っていましたが、まさかそうきたか!
    怪人二十面相は同じパターンの逃げ方だから、そりゃあ明智探偵に読み切られて捕まるわな!捕まりたくなければ、逃げ方を変えなきゃ!

  • 東京のデパートの宝石展で、「志摩の女王」という真珠の宝塔が盗み出された。盗み出した泥棒は、アドバルーンで大空へと逃げてゆく。そして今度は、「灰色の巨人」と名乗る怪人が、「にじの宝冠」を盗み出す。次々と起こる怪事件に少年探偵団が挑む。
    【解説/杉江松恋】

  • みんな明智に見せるためにやったんだろ?って明智が二十面相に言う…

  • デパートのアドバルーンで逃げる怪盗、中盤のサーカス描写などケレン味いっぱい。

  • 風船人形のトリックがお約束になってきた。
    ここまでの数冊で同じ方法で逃走しているあたり、
    二十面相は青銅の魔人でよっぽど味を占めたにちがいない。

    後書きで知ったが、小林少年の成人後を書いた
    パロディ小説「中年探偵団」なるものがあるらしい。
    これはぜひ読まねばなるまい。

  • 「灰色の巨人」の意味を知った時。。。ヤラレタ!と思ってしまった。

  • 宇宙怪人とか鉄塔王国とか、最近はあまり怪盗らしい活動をしてなかった四十面相ですが、今回はちゃんと宝石泥棒をしてます。
    それと、当社比2割増しぐらいで少年探偵団が活躍してます。
    「明智は、じぶんがやれば、なんでもないのですが、こういうときに、小林君や少年団員たちに、じゅうぶん、てがらをたてさせてやろうとかんがえていたのです。」
    ……明智、褒めて部下を育てる先輩みたいな対応だな!

  • 1955年発表

  • 2010.04.04読破

    解説/杉江松恋

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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