地球のまん中 わたしの島 (ノベルズ・エクスプレス)

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著者 : 杉本りえ
制作 : toi8 
  • ポプラ社 (2009年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591109861

地球のまん中 わたしの島 (ノベルズ・エクスプレス)の感想・レビュー・書評

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  •  中2の灯子は、両親とともに、父の出身地・辰島に移住。辰島は、対岸の倉部港から約30キロ、高速船で45分のところにある周囲3キロほどの小さな島。小中学生は9人。灯子と同じ中2の竜太の父は漁師。
     石川県の漁師さんに取材しているようなので、どこの県とは書かれていなかったけれど、日本海側の海なのかな?最後は、大漁旗をなびかせた船団が海をゆく祭りのシーン、このあたり読んでいてとても良かった。

  • 子どもが南の島、リゾート地、田舎で自然と触れ合って問題解決したり、自己改革したりというのも一つの物語の類型なんだろうか。
    そういう話を割とよく見かける気がする。

    都市へ一時帰省の前にいそあそびの場面が(´・ω・`)異なる環境に適応するまでのあれこれがしっかり描かれている。

    バーベキューの場面が微笑ましい。青春してるなぁ...

    異文化との接触、島に馴染むまでの前半と
    2人の関係と観光客などの問題が絡まる後半。
    読んでて心地よかった。

  • 島の人にすぐ受け入れられてよかった。青春だな〜。

  • 大学生にもかかわらず、図書館の児童書コーナーをうろうろしていたら目にとまった一冊。
    中学2年生の主人公灯子は突如、「ペンションを始める」と言い出した家族とともに、父が生まれ育った島へと移住。そこで、唯一の同級生、漁師を目指しているという竜太と出会う。どこか素朴な島の人々や豊かな自然と戸惑いながらも接していくうち、彼女は彼らが「島」や「海」に対して抱いている強い思いや、自分自身の竜太への心情の小さな変化に気付いていく。
    島が観光客に踏み荒らされるのを快く思わない竜太と、商売柄観光客に頼らざるを得ない灯子の対立シーンが印象に残った。私の実家もとある観光地の近くにあるのだが、ポイ捨てをした人に注意をしたら「ここで買ったものを、どうしてここに捨ててはいけないのか」と逆に言い返されたという話を聞いたことがある。確かに観光地は観光客が来てナンボのものだが、では、その地に住む人々が心から観光客を歓迎しているのか、というとそれは分からないと思う。恐らく、大人はその問題をどこかで割り切って考えているのではないだろうか。しかし、その大人とは違い、まだまだ本音で言い合える少年少女たちがそれを考える様は、みずみずしくてよかった。
    児童文学には、意外とこういう話が多いから見逃せない。

  • 請求記号:F/スギ
    資料番号:020207114
    「農林水産業を営む人々の物語」③
    両親の都合で人口100人程の島に引っ越す事になった中学2年
    の灯子。同級生は漁師をめざす少年1人。
    “漁師の仕事はきついし危険な仕事だけど、命をかけて海の恵み
    の魚をとらせてもらう。これ以上素敵な仕事があるかい。”その少年
    の祖父の言葉、漁師の心意気が胸に沁みます。

  • 父親の実家がある辰島で、両親が民宿経営を始めるため、引っ越してきた灯子。
    本当は住みなれた町を離れるのが嫌だったし、小さな島での暮らしに不安を抱いていたが、
    島の人たちに歓迎され、なんとかやっていけそうな気がしてきた。

    たった一人の同級生の竜太は、島を思うばかりに、観光客をよく思っていないらしい。
    灯子に対しても、何だか壁をつくっているような態度だし、
    灯子の家が民宿だということが、気に入らないのかもしれない。
    島で生まれた子たちとは、まだ十分に馴染めない気持ちの灯子だった。
    でも、その竜太が、灯子に心を開かせるヒントをくれていた。

    自然とともに生きる漁師の厳しさや、誇り、島や海への愛情などが、
    浜辺に打ち寄せる波のように、心に染み込んできます。
    気持ちのいい読後感でした。

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地球のまん中 わたしの島 (ノベルズ・エクスプレス)の作品紹介

「お父さんの生まれた島に帰って、ペンションをはじめる-」両親のことばは灯子にとって晴天のへきれきだった。コンビニもなければファーストフードの店もない、人口百人ほどの島!そんなところで暮らすって、本気なの?同級生は、たったひとり。漁師をめざしている少年。なにかと灯子につっかかってくるのだが、なぜだか、まぶしい存在で-少女と少年と「島」の、キラキラした物語。

地球のまん中 わたしの島 (ノベルズ・エクスプレス)はこんな本です

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