([え]2-17)悪魔人形 江戸川乱歩・少年探偵17 (ポプラ文庫クラシック え 2-17 少年探偵)

著者 :
制作 : 松苗 あけみ 
  • ポプラ社
3.28
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本棚登録 : 148
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591110560

作品紹介・あらすじ

ふたりの少女・ルミとミドリは公園で不思議な老人と男の子に出会う。男の子は、精巧に作られた腹話術の人形だった。すっかり人形に魅せられたルミは、ミドリの止めるのも聞かず、老人の家へついていってしまう。ルミがそこで見た恐ろしいものとは…。

感想・レビュー・書評

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  • 人形使いのお話で女の子が主人公?小林少年も活躍しますが少女助手ことマユミさんが活躍しています。冒頭に被害者となるのも女の子です。
    そして小林少年は恒例といっていい女装…

  • シリーズ第17弾。人形悪魔(西洋悪魔)は、精巧に作られた人形で少女たちを騙し、大金や「ほのおの宝冠」を狙います。

    ルミちゃんが老人に騙される場面など、前半は本当にドキドキしながら読みました。でも小林少年、女装する必要があるのでしょうか?少女助手のマユミさんの危なっかしさに冷や冷やです。「ポケット小僧の言うことを聞きなよ!」「素人娘が探偵ごっこなんかしちゃダメだよ」と心の中で叫びながら読んでいました。
    地底のジャングルからはいつものパターンなので少し残念でした。
    怪しいと思っていた赤堀鉄州老人には本当に騙された!

  • 前半はオドロオドロしい展開で良かったのに、進一くんとマユミさんが出てきたあたりからコミカルな雰囲気に。
    そして最後のオチのハチャメチャぶり。
    もうなんでもあり。

    子供向け読み物のせいか、細かいとこを飛ばしていて読みやすいけれど、いま読むと少し物足りないと感じるのは自分が大人になってしまった証拠。
    子供の時に読みたかった。

  • ふたりの少女・ルミとミドリは公園で不思議な老人と男の子に出会う。男の子は、精巧に作られた腹話術の人形だった。すっかり人形に魅せられたルミは、ミドリの止めるのも聞かず、老人の家へついていってしまう。ルミがそこで見た恐ろしいものとは…。
    【解説マンガ/松苗あけみ】

  • 小学校の昼休み、友人と競い合って読んだなー。お決まりのドタバタしたエンディング、裏切らない展開に安心。心配なのは人形化していくと告白した紅子さんの事(^^)

  • 女装がすっかり板についてきた小林少年である。
    序盤のくだりが一番不気味だと思う。
    終盤は逆にちょっと楽しくなってくるが…。

  • 子供向けのくせに、読むと意外とこわい。
    子供の時読んだら夜トイレ行けなかったろうと思う。

  • 最後の数十ページは荒唐無稽が過ぎるような...書いてた方は楽しかったんだろうな.

  • すばらしい。小林君の女装(男の娘?)に、マユミさんの男装。そして新キャラ赤堀さんというロマンスグレー(?!)まで登場して活躍されるとは。
    人形趣味が炸裂しつつ、ラストはジャングルでの活劇と相変わらず盛りだくさんで良い感じでございました。
    あ、今回はちゃんと落とし穴出てきたよ。

  • 1957年発表

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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