秒奪―交通管制システムに侵入せよ!

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著者 : 管野ひろし
  • ポプラ社 (2009年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591110645

秒奪―交通管制システムに侵入せよ!の感想・レビュー・書評

  • 冒頭で起きる現金強奪の場面がいい。
    臨場感たっぷりに、白昼堂々と衆人の前で行われる犯罪。
    戸惑う人たち。当事者でさえ、何が起きたのか自覚するまでに時を要する鮮やかな手口。
    ここからどう物語が動いていくのか。
    期待を持って読み進んだ。
    何故だろう。
    主人公・重松瑞希がどうしても好きになれなかった。
    まったく才能がないわけではないけれど、天才と呼ばれるほどのセンスを持っているわけでもない。
    家庭人としてはあまり適さず、他人への共感力も乏しい。
    過去を引きずり、親とは上手くコミュニケーションが取れずに疎遠になっている。
    仕事優先なのに、仕事にすべてを賭けているわけでもない。
    登場人物のすべてに、思い入れを持つことが出来なかった。
    でも、この物語はそれでいいのかもしれない。
    本当の主人公は、ある意味では人ではなく交通管制システムというものなのだから。
    とても詳しく交通管制システムについて描かれている。
    詳しすぎてまったく知識のないこちらとしては、途中でちょっと辟易してしまった。
    ただ、交通管制システムの重要性は伝わってきた。
    そして、そこに犯罪者の手が伸びれば大変な事態に陥るだろうということも理解できた。
    すべてが解決して終わっているわけではない。
    そこがいい。事件は解決しました。関係者はみな、それなりに報いを受けました。悪者は一掃されました。
    そんな安易な終わり方をしなかったことが、この物語らしいと思った。

  • 復習の方法がいいね。

    作品の紹介
    交通管制システムが操られ、大渋滞が引き起こされた。都市交通がパニックに陥ったとき、同時多発現金強奪事件が発生した。襲撃された現金輸送車は17台。強奪された現金は4億3800万円。最初の犯行は都庁通りで勃発した。これによって都庁通りが渋滞すると、新宿地区全体、および渋谷区北部にまで渋滞は引き起こされた。渋滞の最中、次々と現金輸送車が襲われた。しかし、犯人の真の狙いは現金強奪ではなかった…。

  • よくわかんなかった

  • 交通管制システムを扱った比較的珍しいテーマだったが、テンポもよく、そこそこに楽しめた。
    ただ自分が思っていたパニックものと微妙に違っていたので、評価に迷ってしまった。
    最後はうやむやになった部分も多く、ちょっと残念。

  • 設定がとにかく面白いです。

    都市部に渋滞が巻き起こる中、現金輸送車が次々襲撃される。
    計7台。4億円以上が強奪される。

    都市の信号機のコントロールを一挙に賄うシステムにトラブル発生か?
    バグか、意図的な進入か。

    いずれにしても、首都圏の信号機の不可解な動きによって作られた渋滞。
    短い期間によって、プロジェクトチームが、謎を解き明かす。

  • 帯の惹句に乗っかって購入。…読書リズムとの不一致か、何なのか…ポンポン出てくる登場人物が次々埋もれてしまった…。 心地良いハズの話の広がりも、「ん?なんだソッチにいくのか?なんで?」みたいな感じで疲れのもとに…。きっと面白いんだよ。きっと。たまたま今の自分には合わなかっただけだ。きっと。

  • 元々は04年に出版されていた作品を改訂、再構成
    したものの再発本。
    確かに事件を起す手口は異例だし、斬新で普段
    目にしていつつも特に意識していない信号というところは
    面白いです。その交通管制システムの概要も(専門的な
    用語が多いにせよ)面白く読める。
    どちらが先が分からないですがTOKYO BLACKOUT
    に近いパニック小説を思わせます。

    が、ストーリー全体が冒頭のインパクトとは別の方向へ
    序々に進んでいくと、スピード感と高揚感が失速していく。
    正義と悪の対峙の構造も最終的には何だか良く分からない
    うやむやなもので、読後のカタルシスは...残念ながら得られない。

    なんか...勿体ないなー。

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秒奪―交通管制システムに侵入せよ!の作品紹介

襲撃された現金輸送車は17台。強奪された現金は28億円。最初の犯行は都庁通りで勃発した。これによって都庁通りが渋滞すると、新宿区全体、東京23区、そして首都圏全域にまで渋滞は拡大していった。渋滞の最中、次々と現金輸送車が襲われた。しかし、犯人の真の狙いは現金強奪ではなかった…。

秒奪―交通管制システムに侵入せよ!はこんな本です

秒奪―交通管制システムに侵入せよ!の単行本

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