([た]1-6)うすうす知ってた Tanabe Seiko (ポプラ文庫)

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著者 : 田辺聖子
  • ポプラ社 (2009年8月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591111024

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([た]1-6)うすうす知ってた Tanabe Seiko (ポプラ文庫)の感想・レビュー・書評

  • お聖さんが書くお話には救われる気がする。

    妄想で満たされてしまい実際は奥手な姉がときめいた相手は妹の婚約者…

    うんざりしながらも見合い相手をなかなか断れず、飲み友達に淡い想いを抱く佐知子…

    互いに心惹かれながらも、義妹の見合い相手と距離を保つ佐代子…

    自分の女友達への夫の下心に気づきながら、彼女の夫に惹かれる美佐子…

    子宝には恵まれないものの10年以上仲良しで毎日じわりと幸せを感じるほど大好きな夫の秘密…

    奥手だったり慎重すぎておっとりと不器用な彼女たち。それでも自分が楽しかったらええやないの、どんな関係にもええとこあんねんで、と言ってくれるような…。

  • 別の短編集の再録なのかな?
    1つか2つ読んだことあるようなものが
    あったような。(気のせい?)

    「うすうす知ってた」は表題作のタイトルなんだけれど
    この短編集にでている作品全体的にこのタイトルに
    当てはまるのがすごい。
    自分の気持ちも、相手の気持ちも「うすうす知ってる」のに
    知らないふりをしている。手放しで幸せだとはいえない
    状況だけれど、目をつぶる。ちょっと切ないけどなんか
    よくわかるなぁ。悲観的になるよりずっと現実を見た対処。
    田辺聖子さんは引き続き読もうっと。まったく古くない。

  • 思うようにいいかない出来ごとも『こんな考えどう?!』と提案されているようで、立ち止まって考えたくなるような感じでしょうか。

  • クワタサンとマリが切ない。。

  • 女性の気持ちが描かれている短編。
    私が捻くれているせいか、読んでいてイライラした。

  • みんな主人公が何だかんだで明るいのがいいですねえ。関西弁が素敵。

  • おせいさんらしい読みやすさの中に、ちょと
    考えさせられる短編集。
    作者が言われるように、どの登場人物も完全な
    悪者はいないのが、救い。

  • うん、やっぱり田辺聖子はいいです。(#^.^#) (#^.^#)「あらまほし」という概念をそういえば私、お聖さんから教わったような気がします。何でも知っていること、思っていることを口に出して言えばいいっていうもんじゃないでしょ、ということも。この本じゃないけど、以前に「血ぃ出て実ぃ見えたある」という状態はかなわんなぁ、と書いておられたのがずっと頭に残っていて、うんうん、そうだよね、と、ある意味、私の人生の指南になっているような。この短編集の中に入っている5作の主人公たちは、みな、おっとりと人生を送っている女性たち。そのおっとりのせいで、幸せを逃しているようにも見えるけど、心の中は平穏で、自分が機嫌いいんだったらそれでいいんじゃないの、と思わせてくれるところが嬉しいです。恋愛小説は大人の童話、とあとがきのインタビューで言われていたのにも、うん、そうですよね、ありがとうございます、なんてね。(#^.^#)「グイチグイチ」が一番好きだったかな。夫婦で住んでいるマンションに偶然、学生時代の友だちが夫と引っ越してきて、どうも自分の夫はその友だちとかなり親しくなっているらしい、と思う主婦のお話。こんな風にまとめちゃうとすっごい修羅場の始まりか、と思うんだけど、主人公は主人公で友だちの夫に心惹かれるものがあり、ゆっくりした会話を楽しんで、うん、それもいいかな、みたいな。(彼に初めて会った時、「じりん、じりんと体の奥処が露したたる」なんて思っちゃうんだもの。)世間が狭くてなんか損しているみたいに見える主人公だけど、結構したたかに自分の生活を楽しんでいて、そんなところがとても好きです。言わんでもわかることは、言わんでもええんちゃう、というスタンス、キモチイイことしか私はしないんです、という、多くを捨てているように見えて実は一番贅沢なんじゃない、という生き方が、コツンと響いてきて、うん、そうだよね、と元気づけられた作品集でした。

  • ポプラ文庫の田辺聖子コレクションももう5冊め。タイトルは、これできますか!表題作『うすうす知ってた』は、華やかではないものの、私の数少ない田辺聖子歴のなかで「独身女性ものベスト5」に入る作品。「うすうす知ってた」につながる仕掛けは実に田辺さんらしく、なんだか梢さんのお姉さんマインドがよくわかってしまって…石橋を叩くだけ叩いて渡らないとか…うー、「人に言われんでも、そんなんわかってるから(笑)!」という感じが剛速球で飛んでくるー。この作品集は、男性がどうこうというよりも、女性の内面をピシッとついてくるラインナップですね。独身女性だったり、既婚女性だったり…おそらく、「そこは考えたほうがええやろー」という、微妙な間合いの関係から吐露される心情に、ちょっとドキッとしてしまう。ほかの作家さんの作品だったら、そこからやみくもにダーッと突っ走ってしまうんでしょうが、田辺さんの作品はその流れに乗っていかない。といって、ばっさり切ってしまうわけでもなく…そこでの心理描写が、女性につい、「そうそうそこ、わかってへんヒト、多いんやからー」とひとりごとを言わせてしまう。露骨じゃないから男性でも読めますが、読んだら絶対「わからんわー」って言われると思います(笑)。道具立てにはやはり、時代感が出ていますし、大阪弁の表現にも、今では使うかたがとても減ってしまった(と思う)ものが使われていたり…と色あせ感もないわけではないかな?と思うのですが、物語のコアである、心理描写は全然色あせていなくて、(ただ、女性の年齢は田辺さんの設定+8〜10歳くらいで今に釣り合うと思う)ついついページをめくってしまいます。女子力にきわめて乏しい私には、結構薬になる(笑)作品集で、この☆の数。

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