復活の日―人類滅亡の危機との闘い (TEENS’ ENTERTAINMENT)

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  • ポプラ社 (2009年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591111376

復活の日―人類滅亡の危機との闘い (TEENS’ ENTERTAINMENT)の感想・レビュー・書評

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  • 単行本初出は1964年。
    現代向けに児童書版として翻案されたもの。
    それにしても、小松左京さんの想像力に脱帽。
    50年近く前に、ここまで未来を予測し得てるのは凄い。
    愚かな人間の産みだした病原菌兵器が、ある過失により
    人類を滅ぼしてしまうという怖い話。
    みるみる引き込まれ、ラストまで一気読みし感動をおぼえました。
    科学が正しく人間の未来に貢献することを願い、
    たとえ過ちを犯し危機に直面したとしても、人間は困難に立ち向かい
    必ず克服するという、小松さんの深い願いが込められています。

  • 1940年代に書かれた本を、現代にあわせて、ジュニア版として書き直した作品。
    細菌兵器の研究でできた最悪の新型ウイルスのパンデミックにより、人類は絶滅。たった1万人生き残った南極基地の人々が、人類の存亡に立ち向かう物語。

    本当に人間は愚かで、自分が生きている間に何事もなく平穏に過ごせるだろうか、などと思う。
    第二の滅亡の危機。
    絶望感。

    作者(小松左京)は人間の努力、希望、協力、あきらめない力への願いをこめてこの物語を書いたという。
    人間の理性と良心、優しさや賢さへの信頼が、この物語の深いところにあります。

    作者の願いが伝わるように…

  • 追悼ということで。原作もいずれ読みたい。

  • 2013年5月14日

    装丁/ZEN KAMABE
    装画/田代ほけきょ

  • 小松さんの復活の日を新井さんが現代の小中学生向けに“翻訳”したもの。大変読みやすく、また考えさせられる内容だった。原作は未読なので、機会があれば読んでみたい。

  • 読みやすかった。
    原作が気になるので、読んでみたい。
    設定は全く違うけど、人がいなくなった街の描写等から有川浩の「塩の町」が思い浮かんだ。

  • ちょっと原作読んでくる!
    久々に中身濃い小説読みました。小松先生すごい。
    評価と感想は、原作読んでから書かせていただこうと思います。
    原作を読もうと思わせてくださった、新井先生に感謝です。

  •  小松左京によるウィルスSFの傑作『復活の日』が、新井リュウジ氏の手によってジュブナイル『復活の日 人類滅亡の危機との闘い』として(タイトル通り)復活。新型インフルエンザが猛威をふるう今、多くの十代に読んで欲しい作品だ。

     2009年冬、イギリスの研究所から持ち出されスパイの手に落ちたウィルス「MM‐88」は、輸送していた飛行機の墜落によりアルプス山中にばらまかれてしまう。やがて春の到来と共に、正体不明のインフルエンザ、通称・悪魔風邪が世界中で猛威をふるい始めるが、人々はその恐ろしさにまだ気付いていなかった―。

     個人的な思い出を語る事を許してほしい。僕が小松左京の『復活の日』を読んだのは確か中学生の頃だったと思う。当時、小松SFにハマり始めていた僕だが、その頃既にそれらは絶版になっていて(何しろ『復活の日』が最初に出版されたのは1964年である)、確か僕が古本屋で手に入れたのは角川文庫版だった。
     いや、正直中学生の僕には難しかったのだ。でも、面白かった。人々が気付かないうちにウィルスの侵略が進んでいき、やがて驚くべきスピードで人類は破滅、文明は崩壊していく。その様が、完全には理解できてなかったかも知れないけど、圧倒的な迫力で読んでいる僕にも迫ってきた。一介の中学生でも、決して科学的知識が身についていなくても、物語の持つ引力は読者をがっちり掴んだのである。そして物語のラスト。『日本沈没』や『さよならジュピター』など、他の小松SFにも通じるテーマが描かれる。
     どんな危機に陥っても諦めず、危機に立ち向かう人類の姿。それは僕の脳裏に刻み込まれて、そしてこうして僕はSFの世界にどんどん漬かっていった。その後映画版の『復活の日』もビデオで観た。
     今やオシャレな世間の流行からは取り残された単なるSFマニアの会社員になってしまったけど、あの時期『復活の日』ならびに他の小松作品、その他のSFに出会えた事は何物にも代えがたい経験だったと思う。

     そして本書。著者の新井リュウジ氏はあとがきで、自分は現代向けに翻案しただけと言っているが、僕が中学生の頃に感じた感動は少しも色あせていない。インターネットやメールといった最新のトピックや変更が加えられており、また残酷な死の描写や、子孫を残すための性的な描写もだいぶ削られているが(本当はここらへんも重要な要素なんだけど、何しろジュブナイル版なので…)、基本的には原作のストーリーに忠実になぞられている。
     うかうかしているうちに破滅へと向かっていく人類。滅亡に瀕して新たな一歩を踏み出そうとする人々。そして絶望の中に少しでも状況を良くするために必死の努力を続けるたくさんの英雄たち。
     小松左京が信じていた、人類の叡智を結集すればどんな危機にも立ち向かえる、という信念を見事に受け継いだ作品になっている。

     前述、かつての僕がそうだったように、十代でも原典である小松版『復活の日』を読むことはできるだろう。しかし海外作品でもよくあるように、ある程度時間が経過した名作を今の人向けにリライトするという作業は、作品自体の魅力を次世代に残していくために非常に重要なものだ。
     ついでといっては何だがこの本を原作にこれも映画化してもらえないだろうか。

     表紙が若干内容のイメージと違うのが引っかかるものの、SFの入門編としてはとっつき易いだろう。このラストを希望ととるかどうかは読者次第だ。

     本書の主人公・吉住利夫は1983年生まれと設定されている。げ!俺より3つも年下だ! かつて小松版『復活の日』を読んだ時には吉住をすごいオジサンに感じたものだけど、時間の流れを感じさせるなあ…。

  • 小松氏の原作を読みたかったが、図書館ですぐ借りられる本書を選択。小中学生でも読めるようにしつつ、問題提起をしており、興味を持って読んだ。原作もぜひ読みたい。

  • うおおお。面白かった…。
    自然と涙が溢れました。何の涙なのか。
    世界平和を望みます。

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復活の日―人類滅亡の危機との闘い (TEENS’ ENTERTAINMENT)の作品紹介

二〇〇九年、ヨーロッパで流行しだした恐ろしい"悪魔風邪"は、脅威の感染力で瞬く間に世界中に広がり、やがて、人類は死滅してしまった。極寒の地、南極にいた約一万人を残して-。人類滅亡の恐怖と、立ち向かう勇気を描いた、壮大な物語。

復活の日―人類滅亡の危機との闘い (TEENS’ ENTERTAINMENT)はこんな本です

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