- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591111383
感想・レビュー・書評
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「おとなしい子-と思ったら、大まちがい!けしてあきらめない中学生5人、しぶとく、しなやかに、進め!日本児童文学者協会賞受賞作家のあたたかく爽快な最新YA小説。」
「神様の祝福」
◎「ヒーロー」
◎「いつかふたりで」
◎「ランチタイム」
「さつきさん」
無理して痛々しくて個性強いキャラクターにちょっととまどいを覚えつつ。ああ、でも中高時代を思い出し、私の頭の中も文章にしたらこんなかもしれないな。ちょっと変わり者やったあの子も。お調子者のあの子も、お嬢様やったあの子も。あのころの会話や行動を文章にしたら、キャラ強くてうそくさくなっちゃいそうだな、たしかに。
「いつかふたりで」のいとこ同士のふたりのやりとり、そして、「ランチタイム」の主人公のお母さんが素敵だ。
わたしには草野たきさんの本ちょっとテンション高くて物語に入り込めない。でも、中学生の感想を聞いてみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ヒーロー」「いつかふたりで」がお気に入り。
どの物語の主人公も芯の強さを感じさせてくれてよかったです。 -
ピュアフル・アンソロジーに掲載された作品に、加筆修正したもの。
「神様の祝福」・・・・・ピュアフル・アンソロジー『卒業。』
「ヒーロー」・・・・・・ピュアフル・アンソロジー『手紙。』
「いつかふたりで」・・・ピュアフル・アンソロジー『もうひとつの夏休み。』
「ランチタイム」 ・・・・ピュアフル・アンソロジー『放課後。』
「さつきさん」 ・・・・・ピュアフル・アンソロジー『片思い。』
女子中学生の日常を書いた物語(短編集)。
登場人物が少しずつ繋がっている。
大人でもない。児童でもない。
おとなの階段をのぼっている途中の女の子の気持ちが、どこか懐かしいお話ばかりでした。
自分にもそんな頃があったのかな…あったんだよね、きっと。 -
草野たきには以前から注目していた。講談社の児童文学新人賞を取っているからだ。
なるほど彼女は筆力があると思った。センスも高く、モチーフもおしゃれだ。ときどきはっとさせられる表現があるし、目の付け所がいい。才能ある作家だと思う。
この本は装丁もいいし、小川かなこの表紙絵も際立って素敵。児童書ではこれ以上のおしゃれな装丁はまずないだろう。さすがポプラ社。一般書とまったく忖度ない出来だ。
ただ、主人公の気持ちの流れなどに説明が多すぎる気がした。児童書とはいってもヤングアダルトのくくりであるし、もう少し省略しても構わないんじゃないかな。その辺、とっても惜しい。 -
中学生女子の日常を描いた短編集。それぞれ独立した話だけど、まるでリレーみたいに繋がってる1冊。どのお話の主人公もそれぞれに闘ってるという点で、微笑ましくまた応援したくなる。がんばれ、オンナノコは強いのだ^^
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女子中学生が主人公の短編集。それぞれの物語がほんのちょっとずつつながっている。
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5人の女子中学生の短編集。
ちょっとずつつながっている。 -
中学生のそれぞれの思い。
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5人の女のこたちの短編集。それぞれ悩みをかかえた子たちをちょっとくすっと笑えるかんじで描いている。あまりじーんとくる話とはちがった。
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中学生の女の子5人の短編集。
お話の最後にちらっと出てきたひとが次の話の主人公になってました。
ひとりめのこは、バドミントンと演劇を一生懸命やったのにあっさり用済みというか「別にいらないこ」扱いされて恋愛も空回りしながらシンガーソングライターになる話
河上さんはひとりグループに属さず道化を演じ、クラスの平和を守ろうとする話。いじめの末に3階から飛び降りた先生のエピソード(しかも「面白いもの見せてあげる」って‥!)は背筋が凍りました‥
千絵ちゃんはお母さんが仕事人間で、色々ガマンしてきたのが田舎のいとこへの長年のガマンと共に爆発する話
朋子ちゃんは田舎で大家族なのがいやでいやで、パリやロンドンや北欧に憧れてやまない。お母さんに対して自分がいやだと泣くところでお母さんが「家族や友達が自分を好きで仲良くしてくれてるのに、自分だけが自分となかよしになれないのはおかしい。自分を好きにならないと自分がかわいそう」って言ってました。
瑞穂ちゃんはいとこのたかしちゃん(30歳)の結婚騒動に巻き込まれて恋愛とは?とか大人のずるさ?とかについて傷つきながらも学んでいく話
ながなが書いちゃった。
みんな色んなこと考えてるんだよなぁ‥
周りのひとが何をどう考えて生きてるのかってわからないからなぁ‥
ちょっと気になる