崖の国物語〈10〉滅びざる者たち (ポプラ・ウイング・ブックス)

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制作 : クリス リデル  Paul Stewart  Chris Ridell  唐沢 則幸 
  • ポプラ社 (2009年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (870ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591111390

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崖の国物語〈10〉滅びざる者たち (ポプラ・ウイング・ブックス)の感想・レビュー・書評

  • ようやく全てを読むことができました。
    すごくページ数も多いですが
    イラストもその分多いので
    ファンタジーが苦手でなければ大丈夫でしょう。

    ネイトを中心に広げられていく
    近代化がなされたものの、
    争乱の種がそこかしらに出てくる
    崖の国物語です。

    やがて、その戦いは不可避なものになり
    ネイトや、鉱山主の娘であるユードキシアも
    巻き込まれることとなります。

    ここで、通して出てくる「消えない存在」
    に決着が付くことになります。
    勘のよいあなたはわかることでしょう。
    そいつが全ての悪だということに。

    そして、ラストはそれぞれの解釈ができるはずです。
    そう、人も、万物も進歩をし続けるのですから。

  • 9巻までのトウィッグたちの時代から3世紀後の崖の国の物語。
    主人公である嵐晶石鉱夫で点灯夫のネイトは、鉱山監督官に殺されそうになり、かたし屋のスリップとともに『大開地』へと逃れた。高床工房で働き始めたネイトとスリップ。オオハグレグマのウィーラム、そして鉱山主の娘のユードキシアと知り合う。しかし高床工房の息子ブランクスフォードの陰謀により、スリップ達とともに『営巣地』へと逃れる。そして『大河の源』へ。そこには滅びざる者がいた・・・

    オオハグレグマって素晴らしい。言葉を発するのは3種類だけれど、体の動きも含めての会話なのでずっと複雑。
    300年後の世界だけれど、懐かしい名前がたくさん出てきます。また最初から読み返したくなる。この崖の国のシリーズは挿絵もたくさんが載っているので、この丁寧に描かれた絵がますます物語を盛り上げている。欠かせないものですね。全10巻完結です。

  • 良い終わりだったかな。クウィントとトウィッグがやっぱり好きです

  • 崖の国物語第10巻にして完結編~ネイト・クウォーターは嵐晶石の採掘場で石が飛び出さないように光を調節する点灯夫の少年で,生前の父は現場監督だった。現監督はネイトに辛く当たり,食堂での些細な諍いを口実にネイトを始末しようとしている。かたし屋のスリップと逃げ出す前に監督の部屋に潜り込むと父の遺品を手に入れ,大きな嵐晶船の船底で過ごし,降りる直前に木っ端合わせでいかさまを見抜き,元学者の博士に大金をもたらした。大開地では伯父に相手にされず,嵐晶石燃焼釜工場で信頼されつつ,千棒合戦の選手としても頭角を顕し,鉱山主の娘ユードキアやオオハグレグマのウィーラムと知り合うが,工場主の放蕩息子の策略に引っ掛かって,大開地にも居場所を失ってしまった。老空賊の船で逃げ出そうとするが,撃墜させられ,深森をオオハグレグマの知恵と力で森央台まで辿り着き,行方を断った鉱山主を見つけるため営巣地までやってくるが,ヌマノキと嵐晶石の取引に不満を持つ営巣地では,武力によって森央台に打撃を与えようとする過激派が幅を利かせ,病持ちの鉱山主を宮殿から奪おうとした兵隊の変装でネイトとユードキアは,森央湿地での戦闘に巻き込まれ,ユードキアは頭に銃弾を受けてしまう。第二世代の飛行機で棘の門から大河の源に至ったネイトはユードキアを救うために,片目のゴルダレイスが守護する源泉に近付き,毒の塗られた吹き矢で射掛けられるが突然出現したシュゴ鳥の興した風は絶対権力者を倒してしまった。源泉に近付くと白く輝く三人の人物が見え,嵐と共に姿を消す。夜の森は呪縛から解き放たれ,営巣地でも敗戦によって人々は解放され,大開地を牛耳ろうとした工場主の第一秘書は逮捕された。新しい時代に向けて空をすべての人に開放しようと話は盛り上がるが,博士の願いは崖を降りていって消息を絶った弟を捜すことだった。ネイトが掘り出した石が強力な推進力を生み,崖下を探る内に,300年前に失われた地上町は廃墟として発見されるが,浮遊石で浮かぶ神聖都市はピカピカのまま探検隊の前に現れる。それはパリタクスがモウリョウから生み出したゴウママネキが人々に幻想を見せているものだった。絶体絶命の危機にシュゴ鳥と共にクイント・トウィッグ・ルークが若い姿で出現し,ゴウママネキを握りつぶして雨がもたらされると,神聖都市の浮遊石も洗い清められ,浮力を取り戻す~いやいや,重い本だった・・・865ページ,全101章。半分も読めないうちに4週間が過ぎて,一度返して,図書館に戻るのを待ってもう一度読み始め,一月半ぐらい読むのに掛かったけど,書く人・描く人・訳す人は膨大な時間を費やしただろう。絶対悪も絶対善も存在しない物語を書いているのはイギリス人で1955年生まれ,それに絵を付けている人は南アフリカ出身。訳している人は1958年長崎生まれ。あらすじを書くっていっても難しい話だ。あとがきを先に読んでから読めば良かったが,教訓「あとがきは先に読め」。このシリーズの良い点は,不足しがちな読み手の想像力を挿絵が補ってくれる点だ。それは書き手にも云えるかも知れない。絵の伝える力は偉大だなあ。第一世代であるトウィッグや,空のオオカミと呼ばれたクイントや,その孫で自由の森を創ったルーク達の物語は嵐の中で消えていたり,深森に飛び立って終わっていたが,この最終巻でようやく決着が着いた。すっきりしましたね。でもこの本の主人公が妻となるであろう女性を残して新たな冒険に旅立ってしまうのは,どうなのだろう。利権や権威を争っての諍いはいつの世にも起きそうで,数世紀の後に過去を忘れて戦いが起きてしまうのだろう。いやあ,それにしても壮大な物語であったこと。同じイギリス産のファンタジーでも,映画化しやすかったハリー・ポッター・シリーズ(役者が老けていくのは別問題として・今年2010年と来年に第七話が公開... 続きを読む

  • よく意外だと言われるのですが、所謂ハイ・ファンタジーが好きです。
    この「崖の国物語」シリーズも高校一年生で一巻がでたときからずっと
    読んでいて、この十巻でいよいよ完結なので夢中で読みました。
    ちなみにこの本は軽く人を撲殺するだけの重みがあり(870ページだそう)、
    二の腕エクササイズにお奨めです。

    10巻の長編の完結なので、メインはこれまでの種明かしです。
    これまで3巻ずつ3人の主人公が出てきていたのですが、最終巻だけまた
    主人公が違い、扱いが悪くてちょっと可哀想(笑)
    8年も読んでいると感慨も深いのですが、面白いかといわれるとそこそこ。
    しかしさすがにぐっとくるものがありました。

    第1巻から足掛け8年(実際に10巻が出たのは去年の10月)、10巻を読んでいて
    気付いたのですが、1巻の内容なんてもう、結構忘れてる…
    また読み直すのか?!
    もし読み直したら、二の腕がすっきりするかもしれません…

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崖の国物語〈10〉滅びざる者たち (ポプラ・ウイング・ブックス)の作品紹介

神聖都市サンクタフラクスと旧地上町の崩壊から約三百年。嵐晶石鉱夫の孤児ネイトは、悪徳鉱山監督官の手をのがれて大開地へたどりついた。腕の立つ職人として働きはじめたやさき、嵐晶石鉱山をめぐる陰謀にまきこまれ、鉱山主の娘ユードキシアとともに営巣地へと旅立つ。嵐晶石。その「第三飛空世代」の画期的エネルギーは、すべての種族を文明化したはずだった。しかしその供給をめぐって、新たなる争いが平和を揺さぶり、人びとの心に生まれた闇が、あの「魔物」を呼びもどしてしまう。そのはざまで翻弄されつつ、ネイトが見出した崖の国の「秘密」とは-!?崖の国のすべてが明かされる、感動のシリーズ完結編。

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