ビヨンド・エジソン

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著者 : 最相葉月
  • ポプラ社 (2009年9月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591111529

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ビヨンド・エジソンの感想・レビュー・書評

  • 「ロケットが無事打ち上げられたからといってほっとすることはなかったのですが、あのとき自分の中で嬉しい発見があったんです。最初の交信が無事終わったあと、ロケットが発射されて三時間以内だったと思いますが、窒素タンクを回収しに行ったんですね。整備塔の階段を一人でとんとんと上がっていった。するとさっきまでロケットがあった場所が空っぽになって焼け焦げている。
    そのとき、ああ、あいつは宇宙に行ったんだ、結局ぼくは子どものころからこれがやりたかったんだよなあ、と思ったんです」
    ―矢野創

  • 402.1、133ページまで

  • 理系博士のインタビュー集。特に首長竜の研究者の話はとても面白かった。

  • 現代の一流の科学者の研究の概要とその人がそれを志す切っ掛けが紹介されている。
    今の科学者がどんなことに疑問を持ち(もしくは人から示唆されて)、その結果今何を問題として扱っているのかはとても面白い。
    例えば、音声工学者が「なぜ今の音声認識技術は何万人のサンプルをとらないと質の良い音声認識ができないのか(人の子供はそんなことはないのに・・・)」に疑問を持ち、脳の認識の仕方の問題に行き着き、音韻性の学習障害・自閉症の問題に行き着く話などはとても興味深かった。
    (流体力学を専門にする物理学者が、恩師に「これからは形容詞がついた流体力学でないと発展しない(理想の流体でなく、より具体的な特徴をもった物質を扱え)」と言われ、結局いまは黄砂の研究をしている話も面白かった。)

     中味はそんなに専門的でないので好奇心を刺激する読み物としてお勧め。

  • 12人の科学者たちを取り上げ、彼らが科学者になったきっかけになった本や人との出会いを紹介しつつ、彼らの科学・研究への思いと取り組みの姿勢をまとめた本。

    思っていた以上に感銘を受けた。
    人が進路や目標を決めるとき、何か心に響くような出会い(それが本であれ人であれ事件であれ)をしているということが、背中のひと押しにつながるんだなということを実感した。

    昨年、奇跡の帰還を果たした惑星探査機「はやぶさ」に携わった人や、黄砂の研究に取り組む人、恐竜、ウィルス感染症、地震観測システム、アルツハイマー病など、様々な研究者が取り上げられているが、一番心に残ったのは音声工学者の峯松信明さん。自閉症の人の音声の認識について音声工学の面から仮説を立て、彼らの手助けができるシステムを作ろうと研究をされているそうだ。
    彼が会ったテンプル・グランディンさんの本は私も読んだことがあり、また最近オリバー・サックスの著作でも音楽の認識にまつわる本を読んだばかりでもあり、非常に興味深かった。

  •  今の子供たちはよくわからないが、昔は偉人伝って読んだ(読まされた?)ものだ。ああいうのを真に受けて科学者になってしまった人がいるのだろうかという疑問からこの本の企画は始まったらしい。12人の現役研究者に対するルポからは、私が読んできた科学にまつわる本にあった問題点がそれぞれ出てくるのが興味深かった。最近では内幕ばらし的な「外伝」が書かれたりもする中、例の斉藤美奈子氏の著作『紅一点論』と合わせて読むと尚面白い(?)
    (続きはブログで)http://syousanokioku.at.webry.info/201003/article_3.html

  • 科学者になりたい、幼い頃にそんな夢を持った人はけっこういると思う、ボクもそんな一人でした。本書は、12人の博士たちの最新の研究と、なぜ研究者になったのかを、彼らに影響を与えた書物を通して紹介している。博士達の研究範囲は実に様々、アフリカの熱帯病の治療薬の開発だったり、古生物学、地震予知、“はやぶさプロジェクト”とその一つ一つが面白かった。(ニパウイルスの治療薬の開発に援助してあげたら、きっと尊敬されるぞ日本政府)しかし、より興味深かったのが、博士達が研究者になり、テーマを見定め、その研究を続けて行く過程。女性ゆえの就職難、指導教官、予算、国家間の機密問題、多くの困難を克服して結果を出して行くのは、パチパチですね。こういう人たちがいる限り日本は大丈夫って思いたい。

  • アフリカ睡眠病のところが興味深かった。

  • あなたの印象に残った伝記はなんですか?この質問を通して12人の科学者の半生を掘り起こしていく。恥ずかしながら私はこの12人の誰の名前も知らなかった。いつもながら科学に対するこの人の目の付けどころには驚かされる。

  • 理系の様々な分野の研究者12人が紹介されています。彼等が影響を受けた伝記も一冊ずつ挙げられています。 素人が読むには面白いです。理系に進もうという中高生とその親にはいいと思います。なんだか歯切れの悪い感じがするのは作者も前書きと後書きで理由を述べています。経済の落ち込みは科学研究費の減少も誘うでしょう。18歳人口の減る中、大学も変わるでしょう。  理系の浪人生を抱える我が家は国立前期の発表を前に超沈滞ムード。この本読んだらますます落ち込んじゃった。

  • 12人の科学者を、その人にとっての「自分に影響を与えた1冊」と共に紹介したもの

    伝記を「私の1冊」にあげる人が多かったのが印象的。JAXAの、宇宙塵を持って帰ってくるプロジェクトさえ知らなかった体たらくなので、全員知らなかった。でも知らなくても、彼らの真摯な態度と、心底その研究を興味深いと思っていることは、充分伝わってくる。
    アンテナの張り方一つで、見逃すものが多いなと気付かされた。視野も好奇心も、広く持ちたい

  • たまには、こういう本も読んでみる。でもしかし、この本はハッキリ言って『ビヨンド・エジソン』という題名にかなり助けられている。いや100%助けられていると思う。だいたいその設定がまづわからん。ほとんど読み終わるころに、どうにもよくわからんので、もういちど作者の「はじめに」を読んでみると。なんと、現代の研究者の苦労話と、その研究者が昔読んだ偉人の伝記がセットになっておるのではないか。しかもかなぁり無理やり。だから、なんでこのはなしにとつぜんキューリー夫人が出てくるのさ、とかいくら読み返して考えても判らない。【結論】この本は『1001話をつくった人』にて舞い上がった作者が、次をださねば、とあせった結果、へんてこりんな企画(前出の偉人の伝記との組み合わせね)をみづから考え出してしまったのだな。なまじ、自分が少し科学が判る、と思い込んでるところが問題なんだろう。しかし、この手のつまらん本は読んでるとほんとに眠くなるなぁ。実は中身はさっぱりわからんかったのだ。ZZZ。****************************************ところで。正月早々、1月1日の分厚い新聞に、大変気になる記事が載っていたので書いておく。掲載は2010年1月1日付け朝日新聞の特集分冊「読む」の第5面。「一日15冊 義務感は禁物」小飼 弾:ブロガー書評を中心としたブログ「404 Blog Not Found」を手がける人らしいが、なんでも表題の通り、一日平均15冊の本を読むのだそうだ。そしてその感想ブログはその本の売り上げを左右する程の威力があるんだとさ。嘘だろうー!!!一時間に1冊読むとして15時間。これとて到底無理。どうやろうが文芸書をまともに読むと一時間では読めない!!!残りあと9時間で寝て、起きて、喰って、出して・・・後は本を選んで買う時間を引いたら、たぶんブログを書く時間は残らないだろう。住んでる場所は当然本屋さん。www 当然他の事は一切出来ないな。もしこの「一日平均15冊」が本当だとしたら、その中には少年ジャンプはもちろんのこと、一冊が15Pageくらいのミニコミ誌やコマーシャル・ペーパーも含んでのことだろう。もしかしたら新聞もその中に数えられているかも知れない。いや絶対含んでいる。義務感を感じないくらいで、一日15冊も読めるもんか。このしれものめ。成敗してくれる。ということで、みなさまお暇があればぜひこのおばかな新聞記事を読んでみてください。さて、わたしの方は、2010年は昨年と比べてちょっと辛口の読書ノートと☆の数、の路線で行ってみるかな。すまなかった。

  • 第一希望じゃないところに行ったときでも行ってみたら楽しかったやってみたら楽しかった行ってよかったやってよかったというものすごく前向きな姿勢に感動しました大変なことも多いと思うんだけど。

  • ものすごく面白かった良書なのだけど、あえて星四つにしたのは、ルビがふられていないから。
    こういう本こそ、中学生・小学生に読んで、好奇心をかき立ててもらいたいのに(そして文章自体はとても読みやすいのに)、習っていない漢字と熟語に阻まれてしまうのが勿体ない!

    雑誌のレビューで見かけたのと、表紙がクラフト・エヴィング商会だったのと、筆者のネームバリューのせいもあるけれど、チラ見した中に「小惑星探査衛星・はやぶさ」の名前があったので購入決定。12人の科学者へのインタビュー&「影響を受けた一冊の書物を上げてもらう」という構成がとっつきやすく面白い。

    個人的に一番面白く(興味をもって)読めたのは、第八章「空飛ぶ化学工場・黄砂を中国と日本で観測する」だった。ともすると厄介者扱いされる黄砂だけれど、人間の視点で自然を図ってはいけないんだ、ということを痛感。

  • 新聞以外に情報がなく、科学に触れることが少ないない私にとっては
    12人の日本人科学研究者インタビューと学術的な話は興味深かった
    研究者の真摯な姿勢と解き明かしたいという情熱をものすごく感じた。
    「無限の努力が必要・・・」心に響きました。。。

  • 最近理系が熱い。

  • ポプラ社のウェブに掲載されていたものに加筆して本に。ポプラ社だけあって、伝記を読む必要性を感じさせるものにするという意図はあったかもしれないけど、幼い頃に伝記を読むことって大切だなと感じる。

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