トラム、光をまき散らしながら (teens’best selections)

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著者 : 名木田恵子
  • ポプラ社 (2009年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591111819

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トラム、光をまき散らしながら (teens’best selections)の感想・レビュー・書評

  • 久々に、名木田さんの児童書を。

    亡くなった双子の姉マリアンナの名前を背負うマリアンナエリ、中学2年生。
    母親のタエコは子供のようによく泣き、支えるのはマリアンナエリの方。幼いころから、奇妙な名前に強いコンプレックスを感じて友達を作ることができず、いつもひとりだった。
    ある夜トラムに乗っていたとき、マリアンナと呼ばれる少女と出会う。初めて悩みを打ち明け、心を通わせることのできた友達。胸を躍らせるマリアンナエリだったが…。

    タエコは全く母親になりきれていない母親なんだけれど、大人になった今は、子供のころに思っていたほど、大人というのは大人ではないということはよくわかり、タエコの子供のようなまっすぐさがいいなとも思う。
    とはいえ、子供だって1人の独立した存在なんだから、そして一生使い続けるものなんだから、自分の思いを込めるだけではなくて、せめて1人分の名前にしてほしかったよね。
    マリアンナエリが、名前でこんなに延々と悩み続けていること、タエコには伝わっていないことがもどかしくもありつつ、タエコの純粋すぎる期待と想いを跳ねつけられない気持ちもわかって、いつもながらにその葛藤が胸に迫ってくるのでした。

    最後はようやく見えてきた未来への温かな光に向けて、マリアンナエリとマリアンナが笑顔でかけていくさまが見えるようで、とても爽やかでした。

  • 片親の母がつけたキラキラネームに悩む娘。
    『本屋さんのダイアナ』だなあと思いつつ読み進めると・・・、おお、こうきたか。
    今や、ボーイミーツガールも一筋縄ではいかないのだなあ。
    意外な題材を組み込みつつ、明るく爽やかなのは名木田作品らしい。

  • 都電荒川線に乗りたくなった。夜の香りがするような小説。マリアンナと麻理杏奈絵里の今後が気になる。

  • 都電荒川線を舞台に
    名前にコンプレックスを持つ少女とふしぎな女の子が友情をはぐくむ話

    スカイエマさんのマリアンナがかっこよすぎる

    男の子とわかってどきどきをがまんしなければならないのが切ない
    やさしくてかわいい男の子だけど、男の子として見ちゃいけないなんてな~。。。。。

  • 思った以上に良作でした。
    YA向けの作品ですが、しっかりした構成で軽い感じがありません。
    マリアンナエリとマリアンナのやり取りにキュンキュンします。
    終わり方もよかったなと思います。

  • マリアンナエリ、好きな響きになりました。スカイエマさん直々にこの話好きなんです。と言ってくださって読んだらホントに素敵な話でした!この感覚はひさしぶりです。色々な意味で特別な本になりました*

  • 麻理杏奈絵里という名前の主人公がトラム(都電)でマリアンナと呼ばれている子に出会って友達になるお話。
    とても良かったです。
    トラムと同じくキラキラ光るお話でした!

  • 親に捨てられる不安。でも親は親なりに子供を大切にしている。新しいお父さんと幸せになってほしい。

  • こんな感覚久しぶり。なんかスッキリした。児童書だからなのか、ことばの表現がとてもやわらかくてわかりやすいです。トラムの振動、光のあたたかさ、ふたりの呼吸まで想像できる。すごい。読んでいてすごくどきどきした。ラストは曖昧かつ巧妙に描かれていて、エリとマリアンナが今後どういう関係になるのかと想像させられて、気持ちいい余韻に浸れる。とりあえず、マリアンナにはほんとびっくりさせられました…!作者のあとがきも印象的で、あたたかくて、よかったです。

  • 最後の方は衝撃的な事実もありましたが、ハラハラドキドキで
    とても面白かったです。
    マリアンナエリとマリアンナの感動のお話です。

  • マリアンアエリとマリアンナの胸が痛くなる話。いい子たちだなぁ。中学生に読ませたいよ。

  • マリアンナエリという長い名前にコンプレックスを持っている14歳の少女が、マリアンナと呼ばれていた少女に親近感を抱いて近づいた。
    彼女はマリアンナエリが、初めて心を開くことができる親友になったが、現実の姿は、わからないままだった。
    自分勝手な母親から早く離れたかったマリアンナエリは、マリアンナとの関わりから、母親の愛情に気付いてゆく。

    マリアンナの本当の姿を知ってからの、マリアンナエリの気持ちが切ないです。

  •  図書館でうっかり手にとって、その日の内に読んでしまった本。しかし、見覚えのある作家名だと思っていたらふーことユーレイシリーズの方でしたか。懐かしい。
     ふーことユーレイシリーズとはまた違った、現代の子どもたちの現実の一部を描いている。マリアンナのカミングアウトは、予想は出来たがけっこう衝撃。マリアンナエリとマリアンナ、厳しい事情を抱える2人は、泣きそうになりながらも一緒にいようとする。2人の子どもなりの真剣さに、読者は切実に2人の幸せを願わずにはいられない。途中は切ないが、最後には思いがけないほど心があたたかくなる作品。

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