([こ]1-3)愛しの猫プリン (ポプラ文庫)

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著者 : 小手鞠るい
  • ポプラ社 (2009年10月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591111956

([こ]1-3)愛しの猫プリン (ポプラ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 最近読んだアンソロジーで名前を知り、他にも何か読んでみようと思った作家。しかしwikipediaを見たところ、どうやら恋愛小説が多いらしい…私は恋愛小説が苦手です。そういえば件のアンソロジー『本をめぐる物語』に収録されていた小手鞠るいの作品「ページの角の折れた本」に登場する男性は恋愛小説がダメという設定でした。そういう人、少なくないのでは。
    で、wikipedia。恋愛小説の他に、猫を題材にした本も多いとあります。大の猫好きなんだとか。私も猫を飼っていますから、こちらなら楽しく読めそう、と借りてきたのが本作。
    失敗しました。これ、エッセイですね。よく確認もせずに「猫!」と脊髄反射で選んでしまったのです。私はノンフィクションにも興味がありません。私にとって読書=小説です。なのにエッセイ。でもせっかく借りてきたので読みました。
    結論から言えば、とても面白かったです。作者の慣れない海外での暮らしと、家族の一員である猫についてを、バランスよく描いている一冊でした。きっと、猫のことにあまり触れなくても、渡米、言葉の壁、差別、たくさんの出会い…と、たくさん書けることはあるはずで、けれどそれは重たく苦しいテーマになりがちでしょう。それを、あくまで愛しい家族の一員、ノルウェージャンフォレストキャットのプリンを中心に描くことで、とても微笑ましく優しい文章になっています。作中で小手鞠さんは、猫についての英語の本を読破したり、町の人と会話できるようになったりと、大好きな猫をきっかけに異国での暮らしに少しずつ馴染むことができたと仰います。私もこの本を、猫をきっかけに読んでみようと思い、そこからアメリカという国の人々や文化、そこでアジア人として生活することの一端を垣間見て、興味を持つことができました。何かを知ろうとか、新しいことをはじめようと思った時には、好きなことから視野や関係を広げてゆくのが近道なのだろうと思います。
    猫に関する描写は「あるある!」と思うこともあれば「それはどうなの…?」と心配になることまで。たとえば前者は、プリンが大変なグルメで気に入らない餌はどんなに空腹であろうと口にしないシーン。後者はプリン以外の猫についても含みますが、猫に人の食べ物を与えたり野外を自由に歩かせたりするところ。もちろん、日本とは手に入る餌の種類や街の環境の違いがあるはずですから一概に悪いとは言えないのでしょうけれど、完全室内飼育を選択している人間からすると不安な表現もありました。とは言えプリンは14歳まで生きたそうですから全く野暮な心配です。
    そうそう、作中にはやはり猫を描いた本がいくつか登場します。紹介の仕方がとても上手で興味を惹かれます。そちらも併せて読んでみたいと思いました。

  • こちらもイヌVSネコ文庫対決!のコーナーで展開を考えたんですが。。
    これは、やめちゃいました。

    いやー私、ノルディックな生活に憧れるんですがー、

    ひとつ、、プリンちゃん(猫)の写真が2枚しかないということ。。。

    それが『コーナー展開』的に考えて、うーん、、、これではイヌには勝てぬ。

    という結論に・・・・・・・


    しっかし、これは4回くらい泣きました。

    小手鞠さんがプリンちゃんに作ってあげるゴハン美味しそうでしたね~

    そして私もアメリカのひとに自己紹介せなアカンときは

    「キャットラバー!」て言うてみたいもんです。

  • エッセイなら,笑える様なエッセイが好きだったけど,こういう真面目というか,何気ない日常(それも愛猫との日常)を綴ったエッセイも悪くないかも。ただし,作者さんの小説が大好きな場合に限ってだけど。

  • 著者はアメリカ在住の小説家。渡米当初の不安な時期にネコと暮らした日々の体験を綴ったもの。

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