- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591112069
作品紹介・あらすじ
華やかに見えるファッション誌の世界。その裏側には女のプライドがせめぎ合い、ゴシップがあふれていた。厳しい現場の中で、自分の居場所を見失っていた世里。しかし、彼女の前に現れた中学生・太一との出会いによって、少しずつ自分らしさを取り戻していく-。
感想・レビュー・書評
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女子の憧れマノロ。タイトルで飛びついて借りちゃった。主人公と編集長の設定は『プラダを着た悪魔』を髣髴とさせる。内容は実にさらっと読めるので2時間も掛からないくらいで読破。同じマノロでも編集長とあずさでは履く人の性格が靴にも表れていた気がする。私も靴の手入れをしっかりしようと思わされた。足元を見られないためにもね。ヒールの高さはプライドの高さ…か。私にもマノロブラニクは早すぎる。こんな素敵な靴が履きこなせる素敵な大人の女性になりたい。とりあえず一番怖いのは誰より詩織さんだと思う。2011/131
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なんか仕事にやる気がでる本。
中学生の男の子とのやりとりが新鮮。 -
女性誌の編集者が主人公
中学生の男に勘違いされて
男のお父さんの死の真相を追う
中盤くらいから話は読めてくるが
楽しく読めます(話は暗いが) -
初めて作者。
色々書いてて傾向がよくわからない方というイメージだったのですが、とりあえず柴田よしきさんと同じ引き出しに入れておく事にしました。
ミステリーものと女子ものを書くということで。
前半和製『プラダを着た悪魔』で後半サスペンス。
プラダ~みたいなのを読みたい人は後半が気に入らないし、ミステリー好きは前半が長いと感じるし、両方好きな人は辛うじて及第点かなぁ。
でも二度美味しいとも言いがたいような。
単行本の表紙は、黄色地に赤系統のチラシをパンチした屑と英字新聞を使ってハイヒールをモザイクで作ってあってすごく可愛いのですが、文庫本は普通の漫画イラスト表紙(全く印象に残らない)に。
装幀 / オフィスキントン
装画 / 引地 渉
初出 / 『asta*』2008年4月号~2009年2月号、加筆修正。 -
自分もファッションの中で服に一番お金をかけてるから、ハイブランドの靴に憧れる気持ちはちょっと分かる。いいものを長く使う、という喜びはあると思うし。まあ私の靴はハイブランドではなく、ダイアナだけど…。
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配置場所:摂枚普通図書
請求記号:913.6||N
資料ID:50900871
★鑑賞ポイント★
ポップでおしゃれ。
パンチ屑で可愛くできるなんて、この手があったか!(でも大変そうだ)
ちなみに「マノロブラニク」は、"靴のロールスロイス" "靴の王様" などと呼ばれるイギリスの高級靴ブランドです。 -
自分磨きに興味が無い新人編集者vsやり手美人編集長…というと、映画にもなった「プラダを着た悪魔」を思い出します。タイトルに靴のブランドである「マノロブラニク」を持ってくるあたりは、そういう意図があったのだろうと推測します。まあ、タイトルは編集者が勝手に付けたり変えたりするそうだから、これもそうかもね。けれど、タイトルなんかどうでもいい。やはり「永井するみ」、ただでは転ばない。ちゃんとひねってあります。ヤングアダルト向けに少しわかりやす過ぎであざとい展開だったかもしれないけれど、まあこんなもん。最初はとっつきにくいけれど、起承転結の「承」まで来たら一気に進みます。
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女性が好きそうなミステリー。
途中までほんわかした恋愛ものかと楽しく読んでおりましたが、いつの間にやらミステリー。
中学生の太一くんと編集の世里の関係性に癒されながら読むミステリーは、殺伐とした世界ではなく、読んでいて楽しくなるものでした。そして二人の今後も気になるので、ミステリーにこだわることなくでも、二人の今後を読んでみたいと思いました。
続き、あるのかな。 -
2016.2.15 読了
新人の女性編集者、世里(より)。
翻訳に携わりたかったのに、
女性ファッション誌に配属。
仕事も なかなかピンと来ず、
企画も ボツになったりの日々。
前向きに頑張ってゆく成長物語と、
そこに 突然 現れた 中2男子。
ミステリーも 絡む話になるのですが、
途中から オチが見え隠れ。。。。
ちょっと 物足りなかったかな。。。
マノロブラニクていう ブランド
ほんとに あるんですね。。。(^_^;