([え]2-23)電人M 江戸川乱歩・少年探偵23 (ポプラ文庫クラシック え 2-23 少年探偵)
- ポプラ社 (2009年11月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591112410
作品紹介・あらすじ
遠藤教授の謎の発明品を巡って怪ロボット・電人Mと名探偵明智小五郎の激しい推理合戦が始まった。舞台となるのは東京の一角に出現した人工の月面世界。そこには驚くべき秘密が隠されていた!少年探偵団員と小林少年の活躍で電人Mを追い詰めるのだが…。
感想・レビュー・書評
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このあたりからすごくトリックが大掛かりになってきた
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シリーズ第23弾。
元大学教授の化学者・遠藤博士が発明した品を求め、日本政府や外国の要人が研究所を訪れます。電人Mもあの手この手を使って、遠藤博士の世界を滅ぼすほどの力を持つ大発明の秘密を手に入れようとします。
冒頭から火星人が登場したり、人工月世界旅行の見世物といった男の子が喜びそうな要素がふんだんに詰まっていました。今回もポケット小僧がすばらしい活躍をしています。個人的には少年探偵団の副団長にしてあげたいくらいです。
遠藤博士の発明には驚きでした。乱歩先生の平和を望む気持ちがひしひしと感じられる作品でした。 -
遠藤教授の謎の発明品を巡って怪ロボット・電人Mと名探偵明智小五郎の激しい推理合戦が始まった。舞台となるのは東京の一角に出現した人工の月面世界。そこには驚くべき秘密が隠されていた!少年探偵団員と小林少年の活躍で電人Mを追い詰めるのだが…。
【巻末エッセイ/中島かずき】 -
仮面の恐怖王で得た500万円で、
だいぶ装備を整えたのだなあl。
二十面相はこういう形で世の中をびっくりさせつつ
稼いだらいいのにと思ってしまうが。
あと博士の発明がすごすぎた。 -
火星人とか(笑)昔の人の想像のまんまにウケた。突拍子もない設定は子供向けならでは、かな。
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『月世界旅行をしましょう』という謎のビラをばらまく謎のタコ型宇宙人と電人M。序盤に出てくる月世界のテーマパークがステキ。乱歩の遊び心と幻想好きの発想が生かされてて良いです。こんなのが本当にあったら遊びに行きたい。
後半、二十面相側の組織の裏側とか垣間見られて、毎回こんな大変なことしてたんか!と感心したり、アジトについての壮大な下準備などホント苦労してるんだなーと。
アケチ1号という自家用車も登場し、ポケット小僧と小林君も大活躍です。 -
1960年発表
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2010.07.後半 読破
巻末エッセイ/中島かずき -
東京タワーにタコ型火星人。電人Mと名乗る鋼鉄ロボット。東京の一角に出現した人工の月面世界を舞台に、怪人二十面相の狙いは、遠藤博士の大発明。
水爆や原爆より恐ろしい力を持つという大発明とは一体何なのか?
「ひらけ、ゴマ」の音声認識も登場。
(2010/4/16)