([え]2-23)電人M 江戸川乱歩・少年探偵23 (ポプラ文庫クラシック え 2-23 少年探偵)

著者 :
制作 : 中島 かずき 
  • ポプラ社
3.44
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本棚登録 : 126
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591112410

作品紹介・あらすじ

遠藤教授の謎の発明品を巡って怪ロボット・電人Mと名探偵明智小五郎の激しい推理合戦が始まった。舞台となるのは東京の一角に出現した人工の月面世界。そこには驚くべき秘密が隠されていた!少年探偵団員と小林少年の活躍で電人Mを追い詰めるのだが…。

感想・レビュー・書評

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  • このあたりからすごくトリックが大掛かりになってきた

  • シリーズ第23弾。
    元大学教授の化学者・遠藤博士が発明した品を求め、日本政府や外国の要人が研究所を訪れます。電人Mもあの手この手を使って、遠藤博士の世界を滅ぼすほどの力を持つ大発明の秘密を手に入れようとします。

    冒頭から火星人が登場したり、人工月世界旅行の見世物といった男の子が喜びそうな要素がふんだんに詰まっていました。今回もポケット小僧がすばらしい活躍をしています。個人的には少年探偵団の副団長にしてあげたいくらいです。

    遠藤博士の発明には驚きでした。乱歩先生の平和を望む気持ちがひしひしと感じられる作品でした。

  • 遠藤教授の謎の発明品を巡って怪ロボット・電人Mと名探偵明智小五郎の激しい推理合戦が始まった。舞台となるのは東京の一角に出現した人工の月面世界。そこには驚くべき秘密が隠されていた!少年探偵団員と小林少年の活躍で電人Mを追い詰めるのだが…。
    【巻末エッセイ/中島かずき】

  • 仮面の恐怖王で得た500万円で、
    だいぶ装備を整えたのだなあl。

    二十面相はこういう形で世の中をびっくりさせつつ
    稼いだらいいのにと思ってしまうが。
    あと博士の発明がすごすぎた。

  • 火星人とか(笑)昔の人の想像のまんまにウケた。突拍子もない設定は子供向けならでは、かな。

  • 『月世界旅行をしましょう』という謎のビラをばらまく謎のタコ型宇宙人と電人M。序盤に出てくる月世界のテーマパークがステキ。乱歩の遊び心と幻想好きの発想が生かされてて良いです。こんなのが本当にあったら遊びに行きたい。
    後半、二十面相側の組織の裏側とか垣間見られて、毎回こんな大変なことしてたんか!と感心したり、アジトについての壮大な下準備などホント苦労してるんだなーと。
    アケチ1号という自家用車も登場し、ポケット小僧と小林君も大活躍です。

  • 1960年発表

  • 2010.07.後半 読破

    巻末エッセイ/中島かずき

  • 東京タワーにタコ型火星人。電人Mと名乗る鋼鉄ロボット。東京の一角に出現した人工の月面世界を舞台に、怪人二十面相の狙いは、遠藤博士の大発明。

    水爆や原爆より恐ろしい力を持つという大発明とは一体何なのか?

    「ひらけ、ゴマ」の音声認識も登場。


    (2010/4/16)

  • 少年探偵団の長島君、有田君、中村君が目撃した東京タワーに立つ火星人。各地に現れ「月世界へ行こう」というチラシをまき散らす火星人。同じチラシをまくロボット。明智探偵事務所にかかってきた電人Mからの挑戦の電話。小林少年が接触した電人Mの手下。遠藤博士の秘密の研究を狙う電人M。遠藤博士の息子・治郎君の誘拐事件。密室の研究室から消える電人Mと治郎君。遠藤博士の屋敷の前に止まるシボレーの追跡。ガレージに入ったシボレーから消えた電人M。遠藤博士の助手・木村の正体。捕えられた怪人二十面相。ガレージに隠された秘密を暴く明智小五郎。怪鳥に乗り脱出した怪人二十面相。再びガレージに侵入する小林少年とポケット小僧。
    怪人二十面相のアジトに侵入したポケット小僧。二十面相が率いる盗賊団。遠藤博士の発明した爆弾の秘密。

     2010年3月24日読了

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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