([え]2-24)二十面相の呪い 江戸川乱歩・少年探偵24 (ポプラ文庫クラシック え 2-24 少年探偵)

著者 :
制作 : 近藤 史恵 
  • ポプラ社
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本棚登録 : 123
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591112427

作品紹介・あらすじ

古代研究所の博士が、世界にたった一つしかないといわれるエジプトの巻き物を手に入れた。しかし、その直後に、閉めきった研究所の一室から、ひとりの大学生が消える。密室の謎解きに乗りだす明智探偵。そして、部屋では異変が起こり始める!「黄金の虎」を同時収録。

感想・レビュー・書評

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  • 二本立て、
    「黄金の虎」は魔法博士こと雲井良太、明智先生のお墨付きの人と少年団があそぶ異色譚。いや二十面相だろ、とおもうが笑

  • シリーズ第24弾。
    本書は『二十面相の呪い』と『黄金の虎』の2本立て!

    『二十面相の呪い』は、古代エジプトの経文が書かれた巻物と真珠のゾウを狙う二十面相と、明智探偵の知恵比べの話です。いつも同じ手口で逃げられてしまう間抜けな警官たち。二十面相が手錠抜けの名人だってことくらい、警察内で共有しておこうよ。過去にも護送車を襲撃させて逃亡する奥の手を使っていますが、二十面相らしくないなぁと感じます。

    『黄金の虎』は、『妖怪博士』の鍾乳洞の場面と似ているところがありますが、魔法博士と少年たちの知恵比べは面白かったです。

  • 古代研究所の博士が、世界にたった一つしかないといわれるエジプトの巻き物を手に入れた。しかし、その直後に、閉めきった研究所の一室から、ひとりの大学生が消える。密室の謎解きに乗りだす明智探偵。そして、部屋では異変が起こり始める!「黄金の虎」を同時収録。
    【巻末エッセイ/近藤史恵】

  • 『二十面相の呪い』
    松波博士が手に入れたエジプトの教典。松波博士の研究室に入った大学生が消失した謎。松波博士の目の前で研究室内にいる大学生と話した赤井。夜中に研究室で見張りをする小林少年に襲いかかる怪異。赤井の正体。松波博士の家から盗まれたエジプトの教典。隣の家の西村少年が目撃したテーブルの上に浮き上がる手。透明人間が狙う恩田氏の真珠の象。地下の金庫に真珠の象をしまう恩田氏と山口青年。女中に変装して恩田家に侵入した小林少年の推理。

    『黄金の虎』
    ロボットの格好をした怪しい人間が洋館に侵入するのを目撃した小林少年とノロちゃん。洋館から聞こえた少女の悲鳴。魔法博士の挑戦。魔法博士から渡された黄金の虎の像を魔法博士が盗みだし二ヶ月いないに取り返せば少年探偵団の勝利。少年探偵団の団員・井上君の家に保管される黄金の虎。井上君に化けた少年に盗み出された黄金の虎。鍾乳洞の追跡。魔法博士からの再挑戦。金庫に保管されたと見せられた黄金の虎。

  • 味方と思っていた人たちがどんどん二十面相にかわっていくので、おどろきのれんぞくでした。とくにびっくりした所は松波はかせが二人いた場面です。二十面相のしかけたわなも少し勉強になりました。

  • 中編「黄金の虎」と合わせた二編を収録。
    こっちに出てくるのは良い人の方の魔法博士。
    実は二十面相でも全然驚かないが。

  • 2つめ。。。最後まで正体が二十面相なのでは?と思った。いや、そうに違いない!!

  • 『二十面相の呪い』表題作以外に『黄金の虎』も収録。

    『二十面相の呪い』いつもの通りの二十面相。明智先生も活躍されてポケット小僧も出てくるよ。あの宙を浮く手首のトリックにはちょっと驚愕。

    『黄金の虎』 これ、フットレルの某名作短編の翻案っぽい気が?魔法博士が妙に良い奴だったり、少年探偵団の活躍が、過去作のどこかで見たことのあるシーン連発(鍾乳洞の辺りとか)で、何とも不思議な作品。

  • 【収録作品】

    二十面相の呪い(1960年発表)
    黄金の虎(1955年発表)

  • 2010.08.01 読破

    巻末エッセイ/近藤史恵

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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