(P[ま]1-3)雨にもまけず粗茶一服<下> (ポプラ文庫ピュアフル)

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著者 : 松村栄子
  • ポプラ社 (2010年2月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591114247

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(P[ま]1-3)雨にもまけず粗茶一服<下> (ポプラ文庫ピュアフル)の感想・レビュー・書評

  • 積んではいたものの、中々手が出せないでいた松村さんの最新作。
    エンターテイメント(娯楽)とうたっているが、どちらかというと喜劇(コメディ)に近い。役者がいて役をこなし、役者と出来事を通じて救いがもたらされる。読んで楽しいというよりは、読んでともに洗われる感じだ。
    松村さんのスタイルとも言える、「世をすねた」独特の人物。語りは率直なのに軽くなく、深く突き刺さることば。気晴らしだと思ったら、逆に痛い目を見る。あるいは、ことばに響かない。
    長編作品ということもあって、人物や事件がとても多く、いったいどこへ向かっていくのかはらはらしてしまったが、まるで茶会で趣の異なる道具や場・人が共鳴してひとつの茶を紡ぎだすように、てんでばらばらな人や出来事が溶けあってことばの中で生きている。
    松村さんにとっての茶はなんだろうか…たぶん浄化ではないだろうか。
    逃げ出しても、眠りに落ちたとしても、現実は何一つ変わらない、傷だらけのまま。それでもこの一杯の茶だけは。
    昔がどうであったか、これから成功するのか失敗するのか、過去は思い出で未来はただのシルエットにすぎない。それでもそれらを結ぶ今だけは。

  • おもしろかった。
    遊馬が、嫌がって逃げていた茶道に戻っていくところがよかった。
    周りの登場人物も、それぞれ個性があって魅力的。

  • 前半はどうにもノレなかったが、後半は話が進むからイイ。この本に限らずどうにも童話的な語りが苦手なのだけれど、そこを差し引いても楽しかった。

    関東の小さな茶道の家元に生まれた長男遊馬は、大学受験をすっぽかし音楽に明け暮れ、前髪なんて青い。親を怒らせ厳しいお寺へ修行に出される前に家出するのだが、居候先が彼にとっての鬼門、茶道の本元京都のそれも畳屋だ。そして成り行きで茶が趣味の人々と交流する羽目になり、茶道に対する反発を覚えながらも定例のような茶の集まりに参加する遊馬だった。

    茶道の知識なんてゼロと思いきや、身体で覚えてる遊馬。名前や由来は知らずとも、自然にこなせてしまうのが、読んでいてどこか愉快で笑えるんだよなあ。しっかり身についてるじゃないか、と。心地いい。
    そんな彼は恋をしたり、大人びた弟の自立する様子をうかがったり、そんなこんなで自分の歩む道を見つけていく。成長物語なんだけど、自分を見つめ直していく段階で遊馬らしさが損なわれていなくてナチュラルで、すっと入ってくる。そして何よりもラスト…! あれはもう思い出すだけで笑えてしまう。そしてタイトルに込められた意味に気付いて、ふふふ、と思う。

  • 最後の尻切れとんぼ感は否めないが…

    全体的には好き。

  • 途中で挫折。下巻になり主人公の甘さはなくなったけど、身勝手だし面白さがなし

  • 京都などを舞台とした作品です。

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