([お]4-1)羽の音 (ポプラ文庫)

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著者 : 大島真寿美
  • ポプラ社 (2009年12月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591114513

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([お]4-1)羽の音 (ポプラ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 姉がいてよかった。妹がいてよかった。きっと、2人ですごした時間があったからこの先もたぶん大丈夫。
    一定の距離を保ったままの姉妹の関係って、うらやましい。すごく。
    ちょっと風変わりなヒトがでてくるけど、その変わり者の中に、自分と同じ何かを見つけてしまうんだな、いつも。
    お姉ちゃん、会えるといいね。長い長い初恋。

  • あー、ここ大事だよね。
    とか、そういうポイントがなかった。
    主人公の気持ちの変化とかも
    分かりづらかった。
    なにがどう繋がってるのかも、、、
    読みやすかったけど。

  • 離婚してそれぞれ新しい家庭を築いている両親から独立し、
    生まれ育った家で姉とふたりで暮らしている主人公。

    大学の推薦が決定したけれど学校をさぼるようになる。
    社会人の姉も会社をずる休みするように。

    何か大きな事件や出来事があるわけでなく、ただただ日常を踏み外した姉妹とそれをとりまく人々の日々が、1999年12月1日から次の年がくるまで、1日1日綴られていく。

    詩的で情緒的。
    気だるくて体に力が入らない感覚をずっと感じているような物語。

  • 姉妹のお話。危うい一本の糸みたいな感情表現が素敵。
    2012/5/11

  • するっと読める。

    自分の心の中であれこれ考えて考えて考えすぎて、ふとした瞬間に「あぁ、」って結論みたいなものを見つける瞬間。ってあるよね。

  • ある日突然、何をどうすればいいのか判らなくなって、何もかも投げ出したくなるってことありますよネ。この物語に登場する姉妹のように。
    姉妹は離婚した両親のどちらにもつかず、ふたりで一緒に暮らしています。あるとき高校生の妹は、学校に通うことが億劫になり、登校しなくなってしまうのですが、時を同じくして会社勤めをしていた姉も、出勤しなくなってしまいます。やがて勤めを辞めることになるのですが、同時に結婚間近であった男性との婚約も破棄してしまいます。
    人生をリセットして、一からやり直すことができればよいのですが、残念ながら世の中は、そんなに懐が深くありません。
    けど、何をどうすればよいのか判らなくなるということは、何かをどうにかしたいという気持ちの裏返しなのかもしれません。大切なのは、思い切って一歩踏み出すこと。先のことは誰にも判らないのですから。世の中の懐は狭いかもしれませんが、世界の懐は思いのほか深く、包容力に満ちているのかもしれませんものネッ。

  • ちょうど12月に一人旅をしようと思って、持って行った一冊だった。


    その時の自分の状況が、主人公の姉の心情に重なる所が多々あったからか……短いお話だったのだけど、ぬるい温度が心にまとわりつくような感じで、印象に残っている。


    それぞれに停滞して、平坦で、また、それぞれが始動していく感じが結構好きだ。

  • さーっと読んでしまった。
    普通に考えたら一大事ってことがサラッと書いてあって、

    他人からみたら何してるのって感じだけど、
    当の本人は何してるんだかとは思うことはあっても、どこか冷めてる。

    そういう脱力を経験したことある人にとっては
    なんかリアルかも。

  • 短い本であっという間に読んでしまった。
    姉妹のある12月の話で、今の季節の話なのに、
    あまり寒さを感じなかった。
    (菜生はめちゃくちゃ寒い思いをして、インフルエンザにかかったりもしたのに、思えば不思議)

    「羽の音」の「音」って、なんのことだろう?
    フニクリ・フニクラなら面白いな。
    惰性や安全地帯から飛び出したり、わがままになって見たりしてみることを、急かさずに薦めてくる感じ。

    たまに出てくる、すごくきれいな表現がよい。

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