32歳ガン漂流エヴォリューション (ポプラ文庫)

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著者 : 奥山貴宏
  • ポプラ社 (2009年12月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591114520

32歳ガン漂流エヴォリューション (ポプラ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「 日記を書くということが精神的な安定を得る唯一の手段である気すらする。悲惨な状況も日記を書き続けることによって、単なる日常になってくれるような 」

    31歳ガン漂流を読んだのが、確かおよそ10年前。死を目前とした作者のハイセンスな生き様に強い衝撃を受けた。本著は、その続編。今まで、何故かこの本に、手が伸びなかった。

    カールハイドやトムヨーク。自分の青春と共に風化した当時の記憶。本は変わらない。本を通じて会話する、作者も一方的な表現を文章に残したまま、変わらない。

    ガンが脳に転移。ただでさえ辛い病気。医療機関に振り回される彼が切ない。医療機関や交通機関というのは、いつも不条理で、我々を困らせる。我々は誰しも、それらが時間にルーズなせいでストレスを感じているのだ。

    宣告されたか、そうじゃないかだけの違い。
    我々は誰しも、余命と共にあるのだ。

  • 前作も読みましたけれども、今作また最高でした!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    前作に引き続き、今作もまた自身の病状をそれほど悲壮感に陥ることなく綴っていきます…身体は大変な状態なのにそれほど読者に不安を煽るような書き方ではなく、むしろスッキリと、淡々と語るような著者の文章に僕の心は爆砕しました… ←は?? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    病気に冒されながらもPSPを買ったりバイクに乗ったりとそれなりに楽しんでいるご様子。

    ラストにはどうなってしまうのか…次巻に期待ですね…!! おしまい。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 前作からトーンかわらず。パームOSの話とかでてきてなつかしい。

  • 31歳ガン漂流の続編

    まずこのシリーズの方が
    人に見られることを意識した文体になってる
    なので注釈で頁下部が埋め尽くされることも無く
    あまり音楽や映画や書籍に詳しくなくてもとっかかりてきに読みやすい

    でも奥山節は健在
    末期がん患者なのにツーリングには行くし
    バレンタインデーにチョコレート貰った話にもなる
    (実はこのチョコレートの話で奥山さんって人は面白いなと思った)
    いまやメジャーなサービスになりつつある
    ネットスーパー初体験なんてこともしてくれるし
    宅配レンタルの初体験までしてくれてる
    好奇心の塊なんだろうなと思う
    読者だから楽しく読めるが
    この人の身近に居る人にとっちゃどえりゃ~こっちゃ
    なんだろうなマジで
    病人らしく大人しくしやがれって思うだろう
    実際私の周りで友達やら旦那やらがこんな末期がんライフを過ごしてたら
    説教するに違いない

  • 本人も仰っているが、前作よりも棘が取れた印象。
    現状を受け止めきれぬ苛立ちを消化し、先を見つめていらっしゃるのが、原因の一つなんだろう。
    自分の体と話し合いながら、日々を余すことなく生きている。
    元気な自分が言っていいことではないのだろうが、その生き様は清々しく、羨ましい。
    生きているという有難さ。
    ガンになって痛感したとの弁だが、やはり失って初めて分かるのが、幸せというものなんだろう。
    失わないように、精一杯生きていかねばと思う。

  • ようやく読了。

    おそらく、「ガン闘病記」というジャンルでなかったらこの人のものは読まなかっただろうなと思いながら読んだ。
    興味の対象が違いすぎて、彼がいいと思い、彼がこだわることにほとんど共感できないから。ファッションもコンピュータも音楽も食に対するこだわりも。
    ホスピスに対する感覚も、ちょっとよくわからなかった。たぶん情報量の少なさと、時代の違いなんだろうと思うが、あんなに苦しんで日常生活に支障がでてまで通院入院治療にこだわったのはなぜだったのかなあ。
    すべてが彼のライフスタイルだったんだろうか。東京でフリーライターで音楽やファッション関係の仕事をしていたら、ホスピスという手段は非現実的だったのだろうか。そのへんは彼が情報収集してない(その時間もなかっただろうが)ので不明である。

    そしてなにより、やはり若すぎたんだなあと思う。30歳ちょっとすぎたくらいで、本人的には「おっさん」だと思っていたみたいだが、今読んでみるととにかく「若い」。思い込みもたくさんあるし、いかにも若い人が思いそうな勘違いもたくさんある。

    この本の後半は、本人も書いているがかなり内容がおだやかになってきている。人からも言われたらしいが、「なりゆきを受容したのだ」という感じがする。
    第1作目はとにかくジタバタしてたし、怒りが充満してた。運命を呪うという感じもあったし八つ当たり的な怒りもたくさんあった。
    それがこのガンエヴォ後半になってくると、淡々とした描写になってくるのだ。やれることをやっておく、というか。

    たしかに異色の闘病記だな、と改めて思った。

    次は第3作「ラスト・イグジット」だ。

  • フリーライター奥山氏のガン闘病記第二段。
    相変わらずの独特の切り口、毒舌なんだけれども、本人も言うとおり、一作目よりは、落ち着いている、というか悟っている、という印象を受けた。一作目は、運命と戦ってやる、というカンジだったのだけど、今作は、運命を受け入れて、その中でどうやって自分や、世間とかと戦っていくか、という視点になっている気がする。相変わらず、なんというか、熱があって、ずんとくる。すごいいろいろ考えらせられます。当時、ブログで読めなかったのが、すごい残念。

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