ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 102
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591114629

作品紹介・あらすじ

サニーサイドアップの目玉焼きが大好きな7歳の少女ルーシーとヘンダーソン先生。そしてセイウチのお話。奇妙で切ないファンタジーの世界で遊んでみませんか。でもいったい、なんでセイウチなんだ!?その答えは-。

感想・レビュー・書評

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  • ビートルズに不思議の国のアリス……好物の香りしかしませんっ!
    と手に取ったのだけど、んー、ちょっと残念。

    避暑地の高原で「ぼく」が出会ったのは一頭のセイウチ。彼がぼくに話してくれた、可愛いそばかすの女の子ルーシーのお話。
    ルーシーのお話の結末は冒頭に書かれていて、それは紛れもなく悲劇であるのだけど、アリス的ナンセンスな作風で、そこに進んでいるとわかっていても楽しい。
    ただ話が進むにつれ、メタ視点の作者の出張りがどんどん顕著になるので、そこに嫌気がさしたり飽きたりしてしまうのだ。

    なぜセイウチなのか、の謎(?)はビートルズ好きなら良い収まりどころ。
    最後のページの金子国義さんのイラストは嬉しかった。

  • タイトルと表紙に惹かれ、本を開いてみたら字が大きかったので読んでみた。
    「不思議の国のアリス」的なお話。ルーシーは井戸に落ちていくんだけど・・・
    で、結局現実世界に戻れたのかどうか???謎です。

  • 新しい意味の現代版おとぎ話ってかんじかしら。
    うーん、でも、そんなおとぎ話に悲しい裏があって、それがありありと分かっちゃって、冒険も摩訶不思議なだけだと…悲しくなるなぁ。。
    その裏の裏にある何かが読み取れないだけかもしれないけれど(笑)

  • サニーサイドアップの目玉焼きが大好きな7歳の少女ルーシーとヘンダーソン先生。
    そしてセイウチのお話。
    奇妙で切ないファンタジーの世界で遊んでみませんか。
    でもいったい、なんでセイウチなんだ!?
    その答えは―。
    (アマゾンより引用)

    分からん(;・д・)
    つまり井戸に落ちて死んだの??
    分からん(;・д・)

  • 親元を離れ、叔母の家に一人預けられた『ルーシー』。古い井戸の中を見たくなり桶に乗って降りて行くが、途中で落ちてしまったルーシーは、不思議な世界へ入り込んでしまう。


    書き手が、子どもの頃に会った『セイウチ』に聞いた話という設定。
    入り込む世界は、不思議の国のアリスを模写したもので、ちょっと面白みがなかった。
    何故に一般書の棚にあったのかと思っていたら、戻らないからなのかな、と。児童書は戻らなくちゃね。
    冒頭で示されてたのに、途中先生の方が・・・かと思ってしまった。

  • おとぎ話のようなものがたり。
    どことなく、不思議の国のアリスにも似たような感じもあります。
    浅倉卓弥って、いろんなジャンルの小説を書くんですね。この小説は、メルヘンチックな感じで、映像にしたら素晴らしいでしょう。

  • 評価に困る本ですね。子供向けのようでそうでもない。何を描きたかったのかわかりませんでした。

  • 途中二度寝た。
    アリスのよくわからない改造みたいなお話で、目新しくもなく、なんだかよくわからなかった。

  • ビートルズの同タイトル曲+不思議の国のアリスって感じのお話。

    児童本に分類されるのでしょうか。そのわりには斬れ味がいい所があるけど。「嘘をつくのは、政治家と小説家だけだ」とか。あぁ確かに(笑)ここは少し笑える。
    勿論、そんな堅い本じゃありません。所々、こんな妙な角度からのツッコミ?があるんです。私はそういう所がこの本の魅力だと思います。例え何かのオマージュだとしても作者が自分の引き出しからどんな言葉で私たちに投げつけてくるのか、楽しくないですか?

    ビートルズの同タイトル曲がカギなのかと調べてみましたが、とくにそれで謎がとけるわけでもなく…。ところで、どうしてセイウチなの?

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著者プロフィール

作家・翻訳家。東京大学文学部卒。レコード会社洋楽部ディレクター等を経て作家に。
著書に『四日間の奇蹟』、『君の名残を』(以上宝島社)、『黄蝶舞う』(PHP研究所)ほか、訳書に『安アパートのディスコクイーン─トレイシー・ソーン自伝』、『フェイス・イット─デボラ・ハリー自伝』(以上ele-king books)、マット・ヘイグ『ミッドナイト・ライブラリー』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、テイラー・ジェンキンス・リード『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』(左右社)など多数。

「2022年 『ボクのクソリプ奮闘記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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