チェリー(ポプラ文庫) (ポプラ文庫 の 1-1)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591115480

感想・レビュー・書評

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  • ショータくんのモリーへの愛がすごい。中学生からそう思えるってなかなかです。
    普通をどうしても選びがちな私では、多分周りの人々と同じ反応しそうです。

    モリーのパイとかヨーグルトチェリーとか食べてみたいです。絶対美味しい・・丸ごと買いたい。

    読んでる間、あそこで病院にすぐ行っていたら治ったのではと思ったり、でも70代じゃ遅かれ早かれかなとか思うところはありますが、ショータくんがこの出会いでとてもそのへんの大人よりも大人になって。。読んでよかったです。

  • 素敵な童話。最後2ページは泣けるなぁ。
    老婆と少年の恋愛って内容を聞くいて、なんとなくセンセイの鞄の逆バージョンかーみたいに思ってたら全然違った。
    ただ、こうした話を純粋な心で受け止められない部分もあって、そう思ってしまう自分が少し切なくなる。映画のハロルドとモードが見たい。

  • 恋愛のような、そうでないような。
    誰かを大事に想うこと、終わらない関係、自分らしく生きること。
    温かくなれます。

  • ちょっと変わってるおばあさんモリーと少年の話。
    心が温かくなる純愛の小説。
    チェリーパイが食べたくなる!

  • モリーの作ったチェリーパイが食べたくなる。

  • 風景がイメージできやすい本。

    ありえない話だけどよい

  • 帰国子女であるために日本の学生生活に馴染めず、心を閉ざすようになった中学生の少年が、ひょんなことから夏休みを利用して再び渡米することに・・・。そこはサクランボを特産品とするのどかな田舎町。しばらくの間、これまたひょんなことから、伯父さんの元妻の母親であるアメリカ人の老婦人と暮らすことになるのです。奇抜な格好で風変わりな生活をしているこの小さな老婦人は、近所でも変わり者として扱われているようですが、実は彼女の天真爛漫な行動や言動は、純真無垢で少女のようにあどけない、とても素直な性格の表れなのでした。少年はしだいに彼女の魅力に取りつかれ、彼女を知れば知るほど、心が癒されていくのを感じるのでした。
    誰かのために何かをしてあげられる(それも、あまり意識しないで)ってことは、自らを幸福に導くことなのかもしれませんネ。最後はあたたかい涙がホロッとこぼれ落ちる、とても良いお話でした。

  • さいごのさいご、秘密の暗号。

    書評の藤田香織さんも気になる。小説家??

著者プロフィール

作家、イラストレーター。ニューヨーク在住。98年「パンの鳴る海、緋の舞う空」で小説すばる新人賞受賞。主な著書に『フラグラーの海上鉄道』『宇宙でいちばんあかるい屋根』『カチューシャ』『世界のはてのレゲエ・バー』『おどりば金魚』『チェリー』『犬のうなじ』『ぴしゃんちゃん』『鴨とぶ空の、プレスリー』『海鳴屋楽団、空をいく』『つまのつもり』など。

「2016年 『虹の巣 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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